腸は第二の脳 私的見解 その1 | 一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

一緒に歩いていこう、またそう言える日まで ~自死遺族の日記~

反復性うつ病と診断されていただーさん。
闘病5年の末、2017年9月突然私を残し逝ってしまいました。

《一緒に歩いていこう》

これはだーさんと私の闘病ブログのタイトルでした。
今はだーさんの死と自分の生に向き合うブログです。

だーさんは、うつ病を発症する前に何度も急性の胃腸炎に罹りました。
消化器内科に行った時は一応対処療法はしてもらったものの、お医者さんからは『心因性』であるから精神科に行った方が良いと言われたという経緯があります。

腸は第二の脳(セカンドブレイン)と言われています。

うつ病になると、『セロトニン』という言葉が頻繁に出てくるのですが、そもそもセロトニンという物質はトリプトファンという必須アミノ酸とビタミンB6で合成されて出来る物質です。

このセロトニンは、脳で約5%生成され、残り約95%は腸内で生成されてるという研究発表がありました。

てことは、うつ病の人の治療薬である抗うつ剤というのも脳にある5%に満たないセロトニンを必死に守る為のお薬なわけですね。

殆どは腸内で作られるわけですから、一番大事なのは腸内環境ってことなのです。


一般的にセロトニンを増やすには
「太陽光に当たる」
「規則正しい生活」
「適度な運動」

と言われていますが、簡単に考えるなら

健常者がちょっと気落ちしてるなぁ~しんどいな~っていう時のセロトニンを5とするなら、それを10にするのは結構容易いかもしれない。
それなりに太陽を浴びる事も出来るし、規則正しい生活も出来るし、適度な運動も出来る。

しかし、うつの人のセロトニンが1しかないとすれば、それを5にしてやっと健常者の気落ちしてるな~しんどいな~レベルに追いつくってことになるわけです。

だから、うつの症状が重い人に、太陽に当たれだの規則正しい運動をしろだの適度な運動をしろだの言うのは酷なわけです。

あくまでも素人の考え方ですけどね。

じゃあ、うつの人でもなんとかセロトニンを増やす方法がないかってことになると一番出来る事は食生活。
それは腸内環境を整えるってことになるわけですね。

しかし、これがまた簡単そうで難しいものなのであります。