「素晴らしいライブシーンと困惑するストーリーとのギャップに苦しめられた作品」

※この記事はあくまでもいち個人の意見ではありますが、批判的な内容が多いため不快になりそうな方は読むことをオススメしません。

1年以上前の作品なのでネタバレ配慮しません。


ブログ開設によって、これまで溜まっていた周囲と共有したい映画がたくさんある。

本日はその中でも早めに記事を書きたい!と思っていた「竜とそばかすの姫」を今さらながら語っていくことにする。

鑑賞したのは2021年7/22。この作品を記事にするにあたって、映画チケットコレクションフォルダーを見返していると、当時私は7/22に「竜とそばかすの姫」を観たその翌日に2回目「ブラック・ウィドウ(字幕)」を鑑賞しに行っていた。

違和感のあるその組み合わせに、当時の自分の心境を思い返してみたところ「そう言えばあまりに『竜とそばかすの姫』が酷くて口直しの為に、当時1番魅了された『ブラック・ウィドウ』を再度観に行った」ことを思い出した、、、。


(映画.comの評価は⭐3.1(9/20時点))





目次

1.あらすじ

2.個人の感想その①

 「細田守って女知らんだろ」

3.個人の感想その②

 「終盤の展開ほんとにアレで良いの?」

4.個人の感想その③

 「ライブシーンが最高だった!」

5.費用対効果

6.まとめ





1.あらすじ(を書くとしたらこんなん)】

高知県の田舎に住む女子高生すず(17歳)。彼女は幼い頃に母を事故で亡くし、父と2人で暮らしているがあまり関係はよろしくない。幼い頃から母とその周りの歌唱団とともに歌うことが大好きだったすず。しかし母亡き後、事故のトラウマによって現実世界で歌を歌うことが出来なくなってしまう。そんなある日、すずは友達からの誘いによって世界で50億人以上が集う仮想世界『U(ユー)』に自身の歌を発信するようになる。すずのアバターとして『U』の仮想世界に登場した「ベル」は自作の歌を発信していくうちに、その歌唱力で一躍『U』の中で大人気の歌姫に君臨する。トラウマによって歌えなくなったすずではあったが、何故か仮想世界では歌うことができた。そんな彼女の前に、『U』の世界で「荒くれ者」「脅威の対象」等と恐れられている「竜」というアバターが現れる。すず(ベル)はそんな竜の正体に迫ろうとするが、、、。

(入道雲の作画めっちゃ良かった~)





2.個人の感想その①

「細田守って女知らんだろ」

ずっ~と前から、特に「オオカミこどもの雨と雪」の時から思ってたんだけどさぁ、、、

細田守って知らんだろ。

というか細田守の描く「女」って「男や周囲の人間にとって都合の良いアクターであり、純粋無垢なモノ」という印象が強いし、そう感じるんだよね。

まあでも、細田映画の系統だとあえて「そういう女キャラ」を配置した方がストーリー上で動かしやすいんだろうと考えることで納得した。

それにしても、やはり「すず」が純粋無垢で「毒」が無さすぎて観ていて気持ち悪かった。

この「すず」って、「女を知ってる男が描いた女」じゃなくて「女を知らない男が知ったかぶって描いた女であり、かつそれを観客に強要してくる」っていうのが伝わってきて…なんか好きになれないんだよなー、、、。

でも「純粋無垢な優しいすずちゃん」にしないと竜がライブに乱入した場面で、「竜の事が気になる!背中に傷!?なんだか悲しそう!助けてあげなくちゃ!!」って今後の物語の展開を進めることが出来なくなるから、ストーリー上しょうがないんだけどね、、、。

でも細田守が描く「女」は現実世界に1割といないし、女性への理不尽な理想を詰め込んで産まれた「細田レディー(笑)」が世の中の女性像の基準になるのは嫌だなぁ~、、、。

(高知県に住む女子高生すず)
(仮想世界『U』でのすず「歌姫ベル」)





3.個人の感想その②

「終盤の展開ほんとにアレで良いの?」

この作品で寛容に観ても2つだけ、どうしても納得できない部分があった。

「すずがU(ユー)で正体さらすところ」

令和のSNSは「身分隠して匿名で何でも発言・発信できる」のが特徴だ。しかし、終盤ですずが仮想世界『U』で自分の正体をさらけ出すことで人々から称賛されて、竜の正体にもたどり着ける!!みたいな(笑)。

令和のSNSを仮想世界Uとして描いているのであれば、アバターの正体を晒さなくてもいいように完結させなきゃダメでしょ、、、。

顔出し無しで活動してる歌手や演出なんていくらでもいるんだからさ…。アバターの正体をさらけ出さないと仮想世界での自分は受け入れられないかのように描かれてるのが嫌だわ、、。正体を隠して理想の自分像で好きなように活動できるのがUの良いところだろうに、最後は結局「現実世界の自分をさらけ出しちゃお!」みたいな(笑)。

考え方が古いし、令和色を描きたいなら正体隠したままで終わりで良いじゃん。て思ったね。

「虐待されてる少年を助けるところ」

女子高生のすずを高知から東京まで1人で行かせて良いの?小旅行じゃないんだよ?クソやべぇ虐待親父から2人の少年を守らないといけないんだよ?周りの大人もそれ知ってるじゃん。

すずは、格闘技や護身術習ってる設定でもない普通の17歳の少女だよ?これがハーレクインならむしろヤバ親父の身の方が心配になるけどお前ハーレクインじゃないだろ???

『イノセンツ』じゃないんだからバンバン大人を頼った方が良いんちゃう?

(イノセンツの感想も近々書くよニコニコ)





4.個人の感想その③

「ライブシーンが最高だった!」

本当にライブシーン観れただけで映画館の鑑賞料金の元が取れた気がした!ライブ中の画面はまさに、高級ホテルのスイートルームであり、高級リゾートのビーチであり、格式高い王宮の庭のようだった!!笑

本当にそれくらい豪華美しく感動的だった。

そう言えば、U(ユー)の世界のアバターたちのデザインてディズニーのキャラクターデザインを手掛けているスタッフ陣ときいたから、それを念頭に置くと確かにディズニー味のあるキャラデザだったな~て思った。






5.費用対効果

鑑賞料金¥2,000に対して費用対効果は、、、


¥1,400


この内、¥1,200くらいは序盤のベルのライブシーンと、終盤のすずのUでの歌唱シーンに対してです。残りは、作品全体の作画に対して…。





6.まとめ

わざわざ「美女と野獣」をパクリにいってるのによくこんなふざけた脚本書けたな~…と感心した。流石だわ…本当に…。

ストーリーに違和感ありすぎてまとめる気にならない。ライブシーンは映画館でこそ観る価値ある。これだけ口悪く批評しちゃったから、叩かれてブログ追放されるんちゃうか?って不安、、、。笑

もしかしたらこの記事消すかもしれん…💦

その時は細田監督のせいにするしかないな!!