アイシールド21に学ぶアメフト 第7回 ポジションを知る!ディフェンス CB編 | アメフト交差点

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国内の春のシーズンも盛り上がっておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
NFLファンとしては一番話題の無い時期ですゆえ、箸休めとして学生や社会人の国内の試合観戦に訪れるのもオススメですよー!

さて、第2回から第6回ではオフェンスのポジションをアイシールドに習って紹介してきました。


・ アイシールド21に学ぶアメフト 第2回 ポジションを知る! オフェンス RB編 
・ アイシールド21に学ぶアメフト 第3回 ポジションを知る!オフェンス QB編
・ アイシールド21に学ぶアメフト 第4回 ポジションを知る!オフェンス WR編
・ アイシールド21に学ぶアメフト 第5回 ポジションを知る!オフェンス TE編
アイシールド21に学ぶアメフト 第6回 ポジションを知る!オフェンス OL編

今日からはいよいよディフェンス編!
ちょっとアメフトにはまってくるとだんだん守備の良さも分かってくるところなので、こちらも是非参考にして頂けたらなと思います。
まずは守備の中で一番とっつきやすいんじゃないかと思うポジションの
コーナーバック(CB)から紹介していきます(´ω`*)

ディフェンス(守備)編
CB(コーナーバック)

アイシールド21でいえば、一休(神龍寺ナーガ#33)や鷹(帝国アレキサンダース#10)などがつとめています。
相手のWR(ワイドレシーバー)らをカバーして、
主にパス攻撃を止める役割を担っている ポジションです。


まあ言ってしまえば説明はこれだけでも十分なくらいなのですが←
ちょっといろいろ見ていきましょう(笑)



では、今回もWikipediaの アメリカンフットボールのポジション から引っ張ってきた図でCBのプレー開始時の位置を確認してみることにします!


色が変わっていて、「CB」と書かれているのがコーナーバックのポジション。
同じく色が変わっていて最後列にいる『SS(ストロングセイフティ)』、『FS(フリーセイフティ)』とあわせて、
守備の後方のカバーを任されるということで DB(ディフェンスバック) と呼ばれることもあります。

この図式ではCBが2人しかいませんが、相手がパス攻撃を仕掛けてくるだろうと想定した場合はLB(ラインバッカ―)など他のポジションの人数を減らして3人、4人とCBが入ることもあります。

この場合、3人目のCBをニッケルバック、4人目のCBをダイムバックと呼びますがまぁややこしいと思うのでその辺は無視しといてもらって大丈夫ですwww


CBはですね、相手のレシーバーをぴったりカバーするためにまずスピードが必要とされます。
そのうえ、パスが飛んできた場合はレシーバーとの競り合いになることが予想されるため瞬発力、反射神経の良さも大事になってきます。
そして、一休みたいにバック走でもある程度相手をカバーでるのであれば、QB(クォーターバック)の視線も見ながらパスの飛んでくる位置を先読みすることもできるので、非常に意義があるかと思われます。

アイシールド21:第20巻174話「SKY DRAGON」
で一休が見せたような完璧なマンツーマンカバーをされてしまえば、パスを投げれない状況がうまれます。

また、守備としては余裕があれば相手のパスを奪い取ることもできるので、キャッチ能力もあるほうがいいでしょう。
相手のパスを奪い取ること INT:インターセプト と言います!)
こちらもアイシールド第20巻で一休によるインターセプトのシーンがあるので、是非参考にしてみて下さい!
インターセプトした場合、INTした選手がそこで手のひらと足のひらが地面についてなくてプレーが終わっていないと判断されれば、そこからリターンしてボールを運ぶこともできます。
インターセプトリターンタッチダウンで、守備が得点を決めることも可能である、ということです!


…とまぁ説明しては見たものの、実際の映像で見て頂いたほうが分かると思うので動画をつけておきます(笑)
(QB#5が投げたパスを、CB#23が奪い取ってリターンTD!)




そしてですね、コーナーバックのカバーというのには、大きく分けると
マンツーマンカバー と ゾーンカバー の2種類があります。


マンツーマンカバーというのは文字通り相手のレシーバーと1対1で、レシーバーにぴったりとはりついてカバーをするやり方になります。

もう一つの
ゾーンカバーというのは、守備の選手たちを分担してそれぞれのカバーする領域=ゾーンを決めておいて、自分のゾーンに飛んでくるパスをカットしたり奪い取ったりして相手にパスを決めさせないやり方になります。


アイシールドにおいてはほぼマンツーマンカバーが行われていますね。
そしてこのマンツーマンカバーがずば抜けてうまいCBのことを

「シャットダウンコーナー(バック)」と呼びます!
もはやその選手のいる側には投げれない、投げてしまえばINTされてしまう危険性が非常に高いうえにパスが通る可能性は極めて低い、と攻撃側が判断してそもそもその選手のいるサイドには投げないという、ものすごい影響力を持つ高い能力を持った選手です。

NFL(プロフットボール)では、ダレル・リービスというコーナーバックがいるのですが、彼はシャットダウンコーナーとしてNFLナンバー1と呼ばれるだけでなくそのあまりのパス守備の範囲の広さから、リービスのいるサイドでは島のようにパスのカバーが張り巡らされている
=
リービスアイランドだ!!と呼ばれるくらいのコーナーバックなのですwww
彼のハイライト映像はこちら↓






(当時ニューヨーク・ジェッツ所属#24、今季はニューイングランド・ペイトリオッツ所属)


他にも
リチャード・シャーマン(シアトル・シーホークス#25)パトリック・ピーターソン(アリゾナ・カーディナルス#21)など、素晴らしいカバー能力を持ったCBがNFLにはいるので、攻撃視点だけではなく守備視点での「パス」の見方をしてみるのも面白いので、是非彼らに注目して今年の秋はNFLの試合を観てみて頂きたいと思います!
(秋になったらまた放送予定をUPしますが、NHK-BSなどでも試合の放送があるので是非気軽に見て頂きたいです。)

アイシールド21が好きな方には、NFLにはリアル一休・リアル鷹がいる!!と思って頂いていいでしょう。

(鷹みたいに「空を飛べる」みたいなファンタジーチックなことはさすがにありえませんがww、彼らの守備範囲はほんとに空飛んでカバーしてるんじゃないかってくらい広いです。)
人間離れした選手がNFLにはいっぱいいるので、ホントにマンガみたいな展開もあって面白いです!


☆おまけ☆
NFL JAPAN.COM フォト より!


相手のパスをINTするリチャード・シャーマン

アリゾナ・カーディナルスのパトリック・ピーターソン