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ろろんの避難所ぶろぐ

ドラゴンクエスト10

目覚めし冒険者の広場で、写真枚数制限のため
やむを得ず写真削除となった日誌をこちらへ移動しています。


姫としばしばがお城を出て、しばらく時間が経過します。

それでは3人の会話の続きを聞いてみましょう。





「お二人は、しばしばが姫様に歴史を教えているのは

  ご存じですよね?」


「ええ。この間どうしたらポテト様のように、

  姫様を勉強に集中させることができるのか、と

  ひどく悩んでおられましたわ」


「あぁ、それはこの間ポテト殿から教えていただきましたが・・・、

  ごほっ、ごほっ!」


「風邪だということをお忘れなく・・・」


「キータ様、横になってくださいませ」


「わかりました・・・。ええと、ポテト殿の話ですが」


「いえ、嫌な予感とは?」


「ええ、私も気になりますわ」


「コホン。話を戻しましょう。ヒトコトで言ってしまえば、

  しばしば、あいつは姫様に自分のいい所を見せたいのかと」




キータの言った事に、2人は目を点にしました。




「はぁ」


「ど、どういうことでしょうw」


「先ほどろろね殿は、歌を詠むため出かけたのでは、と

  そう言いましたよね」


「ええ。しばしば様の詠まれる歌はとても綺麗で、

  城の者にも人気なのですよ^^」


「姫さんの前で、恰好つけて歌を詠むのですか。

  それぐらいなら、何も問題ないような・・・」


「確かに姫様も、あいつの詠む歌には興味を持たれるでしょう。

  でも、きっと別の形を取ると思います」


「別の形ですか」


「いい所であり、悪いところでもあるわけですが、

  真っ直ぐすぎるのですよ、あいつは」


「真っ直ぐとは?あ、ろろねさん、キータさんの

  頭を冷やすてぬぐいを・・・」


「ささ、キータ様」


「かたじけない。うぅ、ごほっごほっ!」




大きく全身を震わせながら咳をするキータ。

解熱剤で少しは楽になったのかもしれませんが、

本格的に風邪の症状が出始めたようです。




「キータさん、無理をしてはいけません」


「いえ、話すぐらいなら問題ありませんので。

  あいつは姫様に、単純にチカラを見せたいのではと

  そう思いましてね・・・」


「チカラ・・・ですか」


「ええ。2人はご存知ないと思いますが、

  あいつは私と並ぶ強さの持ち主なんですよ」




キータの言葉に、再度目を点にして

見つめ合うろろねとオレンジ。









★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★









「し、しばしばぁ・・・」











「姫様、コイツがアトラスです」


「こ、怖いよぉ・・・」


「大丈夫ですよ、俺がついていますから^^」


「それに私、今日は刀持ってきてないよ?」


「俺が姫様には指一本触れさせませんから。

  御安心ください」


「わ、わかったぁ。でも何で上着脱いだの?」


「^^」





★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★




「キータ様、それはどういうことです?!」


「しばしばさんが、刀を持っているところを

  私は見たことがありませんが・・・」


「おっしゃる通りです、オレンジ様。

  私も1度も見たことがありませんわ」


「あいつは刀なんて使いません。しかし、武器は常に

  持っているのです」


「それは一体どういうことでしょう?」






キータのその言葉に、はっと気づいたように

オレンジが口を開きます。





「・・・体術、ですね」


「オレンジ殿、察しがいいですね。あいつの武器は、

  体そのものです。技もさることながら、

  そのチカラは圧倒的で、他に類を見ません」




そう言い終えると、キータは立ち上がります。




「キータさん、今起きては・・・」


「ええ、しかし嫌な予感ほど当たるものです。

  それにあいつは、暴れ始めると手が付けられなく

  なってしまうので・・・」


「し、しかしキータ様!私にはしばしば様のような方が

  そのような体術などするようには・・・」






キータは立ったまま天井を見つめ、

ろろねの問いに答えました。





「ろろね殿」






「あいつは戦いが始まると、鬼になるのですよ」




キータは視線をろろねに移します。

キータの目は、普段彼が見せるものとは違い、

鋭く、そして嘘をついているようには見えませんでした。



ろろねはゴクリと唾を飲みます。



「キ、キータさん。ろろねさんを驚かせては・・・。

  しかし、鬼のように凶暴になるのですか」




「オレンジ殿、違います」

  


















「あいつは鬼そのものになるのです」




続く☆


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