猿の軍団 第2話 | ロロモ

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魔境へ!脱出
署長のゲバーに訴える和子。「お願いです。子供たちだけでいいから食べ物をください」「ダメだ。その代わりお前たちにいい知らせを持ってきた。お前たちは明日の朝、処刑する」「え。だってさっきは二日後に」「うるさい。ここのボスは俺だ。三匹ともこの俺が撃ち殺してやる。はははは」

真夜中、号泣する次郎とユリカにどうしたと聞く看守のヒヒンガ。「先生が死んじゃったよ」「なに。死んだ」牢獄に入るヒヒンガ。「女、大丈夫か」ヒヒンガの隙をつき、牢獄から脱走する和子たち。ヒヒンガをあの世に送り、激怒するゲバー。「たかが女と子供を。いいか、必ず捕まえろ」「はっ」「逃がしてみろ。貴様ら一人一人銃殺だ。裸の猿を殺すのはこの俺だ。必ずこの俺の手で」

民家に逃げ込む和子たち。「誰もいないよ」「でも猿の家かもしれないわ」「テレビがあるわ」「つけてみよう」「あ、人形劇だ」「私たち、人間の国に帰ってきたのね」「このうちは人間のうちなんだ」画面が変わり、臨時ニュースを告げる猿のアナウンサー。「番組の途中ですが緊急事態が発生しましたので、お知らせします。本日未明、赤沢地区署の留置所より、三匹の裸の猿が脱走しました。東南方向に逃げた模様なので、付近の方々は十分注意してください」そこに家に戻って来る主婦の猿。「きゃあ、裸の猿だ。皆来て」集まる猿たち。裏口から逃げる和子たち。

山の中に逃げる和子たち。追うのをやめる猿たち。「どうしたんだろう、あいつら」「変だわ」「怖がってるみたい」「何かわけがあるのよ。とにかく奥に逃げましょう」三匹は緑山に入ったとゴビーに報告するゲバー。「長官、必ず私が」「裸の猿が緑山のあの境の奥に入ったらどういうことになるか。軍団の出動を要請する」「待ってください。あの境までにあいつらは私が」「うるさい。軍団を呼ぶのだ」

山の中に入る和子たち。「先生、怖い」「ユリカちゃん、大丈夫かい」「やっぱりどこまで行っても人間なんかいないんだわ」「そうだよ、先生。猿ばかりだ」「あきらめちゃいけないわ。きっとどこかに人間がいるはずよ」「どこに?」「そう遠くないところよ。だって猿たちがあんなに人間を憎んでいるんですもの。きっといるはずよ」「だけど、どうしてあいつら襲わなくなったんだろう」「この山には猿たちが嫌いな物がいるのかもしれないわ」

戦闘隊長に命令するゴビー。「いいか。あの三匹はどんなことがあっても必ず捕まえろ」「しかし警官たちはあの山に入りたくないと」馬鹿者と怒鳴るゲバー。「あの裸の猿が境の奥に入ったら大変なことになるんだ。急げ」「はっ、出発」様々な罠をかいくぐり、山の中に入っていく和子たちにライフルを突きつける男。