電撃!!ストラダ5 第1話 | ロロモ文庫

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地獄部隊をやっつけろ!

東京で国際警察機構の幹部だけを狙う連続殺人事件が相次ぎ、殉職した堀田の息子の貫介の前に現れる殿村。「あんたが殿村刑事か」「ああ」「そうか。よくも親父の葬儀におめおめとこれたもんだな。親父を見殺しにするような男に花なんかあげられちゃ、親父がかわいそうだ。帰ってくれ」「これ、堀田さんが息を引き取る前にあんたに渡してくれって」「……」「じゃあ失礼する」父の拳銃を見つめる貫介。

ミスターアスモディに計画通りの国際警察機構の幹部を抹殺したと報告する東京ナンバー1。「よろしい、これで国際警察機構は壊滅したも同然だ。ただちに作戦X2号に取り掛かる」「承知しました」

ジュピターに次の作戦を予知したと連絡するアンドロメダ。「了解。よし、ストラダ5の出動か」集合するストラダ5。「はじめまして、ペガサス。私がアンドロメダよ」「俺がアポロだ」「ルナだ」「オリオンだ」「殿村さん、あんたもストラダ5のメンバーだったのか。こいつは面白くなってきたぜ」「さあ、私と一緒に来て、本部に案内するわ」

諸君たちが戦う相手はミスターアスモディ率いる国際犯罪シンジケート・ビッグノヴァと語るジュピター。「奴らはまず日本を狙い、本庁の幹部たちを殺害した」「俺の親父はビッグノヴァに」「そして奴らは新たにアルメリコのガリレイ大使を誘拐せんとしている。ガリレイ大使は国際的に重要な人物だ。万一誘拐されたら我が国の信用は著しく傷つけられる」「でもチーフ、なぜ次のビッグノヴァの計画がわかったんですか」「このアンドロメダのテレパシーが予知した」「テレパシー?」

「彼女は生まれつき未来を予知する能力を持っている。我々の捜査にとっても大きな武器だ。じゃあさっそく任務についてもらおう。アポロとルナ、君たち二人はアンドロメダのテレパシーをもとにやつらのアジトを見つけ、叩き潰せ。オリオン、君はペガサスと二人で大使の身辺を守るんだ」「え、こいつと二人で?チーフ、僕はごめんです」「ペガサス、私の命令は絶対だ。口答えは許さん」「……」「諸君は国際警察の捜査官の中から特別に選ばれたメンバーだ。敵を倒すためなら、どんな手段をとっても構わないが、諸君の身に万一のことがあっても一切責任は負わない。ストラダ5,出動」

アルメリコ大使館の屋上に着陸したヘリコプターに拉致されるガリレイ。そのヘリコプターに飛びつくペガサス。廃自動車置き場の地下にあるビッグノヴァの基地に着陸するヘリコプター。東京ナンバー1になぜ大使を誘拐したと聞くペガサス。「日本の信用をめちゃくちゃにした上で、10億ドルの身代金をいただき、日本征服の活動資金にするわけ」「……」「さあ、今度はあなたが自分の正体を明かす番よ」「誰が言うもんか」「じゃあ仕方がないわ」拷問を受けるペガサス。「東京ナンバー1、こいつショック死してます」

廃自動車置き場に行くオリオンたち。どうやらこの基地の役目は終わったようねと呟く東京ナンバー1。「大使を至急山岳地帯に移すように」ガリレイの乗った車を追うが、ガリレイを人質に取られて手が出せないオリオンたち。そこに現れ、ガリレイを奪うペガサス。「貴様、生きていたのか」「あいにくだったな。指輪から麻酔薬を注射して死んだふりをしていたのさ」「畜生」「よし、あとはあの女を締め上げてビッグノヴァの全貌を聞き出すだけだ」作戦を失敗したという東京ナンバー1を射殺するミスターアスモディ。「任務に失敗したものは死刑。これが組織の掟だ」大爆発する基地。オリオンにこれからも一緒に戦おうというペガサス。「但し、親父のことは別だぜ」「いいとも」