2024年7月21日夏の甲子園地区予選ベスト10(1) | ロロモ文庫

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10位は大阪大会4回戦の早稲田摂陵対信太で、早稲田摂陵が初回14得点で大勝し、ベスト16入りを決めました。初回、いきなり猛打爆発。1本塁打を含む10安打のかため打ちで、14得点を奪い、2回以降は無得点に抑えられましたが、信太を4得点に抑え、ベスト16入り。3番・中堅の妻鳥悟己主将は「つなぐ意識で打席に入った。今大会、みんなでいつか打線爆発したいと話していた」とコメント。早稲田摂陵は来年4月、校名が「早稲田大阪」と変わり、妻島は「先輩がたの思いも背負ってベストを尽くす。ベスト8をかけた試合から別の大会になる」と気合を入れ直したわけです。

9位は大阪大会4回戦の大商大堺対大体大浪商で、春夏通じて初の甲子園出場を狙う大商大堺が、出場32回&優勝4回の古豪・大体大浪商を6対1で下しました。2回、先発の国方羚汰投手が犠飛を浴び、1点の先取点を献上しましたが、直後の3回、1死三塁から相手投手の暴投ですぐさま同点に追き、4回、2死満塁から9番国方が左中間に走者一掃の適時三塁打。自らのバットで勝ち越し打を放ち、流れを引き寄せた、直後の4回裏の投球では3者連続三振をマーク。打撃陣は9回に2点を追加。この回国方も右中間にこの日2本目となる三塁打を放つなど、背番号11が投打で躍動し、チームを5回戦進出に導いたわけです。

8位は奈良大会3回戦の郡山対西大和学園で、春季奈良大会3位の郡山が西大和学園を8対4で下し、3年ぶりの8強入りを決めました。背番号7をつける4番打者の南方健汰外野手が投手として先発して5回まで投げて西大和打線を2安打1失点に抑え、打撃でも1回1死二、三塁で一ゴロを放って三塁走者をかえして先制点を生むと、3点リードの四回には1死一、二塁では中前に安打を放って満塁にチャンスを広げ、その後の中島央睦内野手の適時打につなげました。 「自分がゲームの流れを決めるのですごく緊張した。先生が「ストップ」というまで自分はできる精いっぱいのことをやろうと思って投げた。自分の武器の強いボールを投げ切れるようにしたい。目標は甲子園。自分たちができることをやって一戦一戦頑張る」と南方はコメント。郡山は甲子園出場は選抜大会に6回、夏は6回出ている伝統校ですが、最後の甲子園出場は2000年の選抜大会までさかのぼり、夏の出場は1998年以来26年遠ざかっているわけです。

7位は千葉大会5回戦の市船橋対専大松戸で、昨夏の甲子園で16強入りし、今春の県大会を制した専大松戸が1対5で敗れ、連覇はなりませんでした。二回に1点の先制を許し、三回にさらに1点を加えられ、打線も相手投手の工藤将祐を打ち崩せず、七回2死満塁の好機も押し出しによる1点にとどまり、八回に3点を入れられ、突き放されました。専大松戸は昨年、春夏連続で甲子園に出場。春は8強入りし、夏は3回戦に進出。昨秋の県大会は準優勝し、関東大会では初戦で常総学院に敗れ、今春の県大会では決勝で、直前の選抜大会で4強入りした中央学院を8対4で破って優勝していたわけです。

6位は京都大会4回戦の京都国際対塔南・開建で、今春センバツに出場し、春の近畿王者に輝いた京都国際が4対3で勝利し、準々決勝進出を決めました。2点を先制されて迎えた4回、2死から振り逃げ、四球、死球で満塁とすると、7番長谷川颯外野手が左中間を割る走者一掃の適時二塁打。6回には奥井颯大捕手の右中間を割る適時三塁打で追加点を挙げた、8回に先発の中崎琉生投手が与えた四球に2暴投が絡み1点差に迫られたものの、そのまま逃げ切りました。中崎は「ワイルドピッチは、自分が力んで普段通りにできなかった。でも先制された後は「野手が取り返す」、8回は奥井に「ここで冷静に。気持ちやぞ」と言ってもらった」とコメントしたわけです。

5位は東東京大会5回戦の関東第一対成立学園で、今春センバツに出場した関東第一の4番高橋徹平内野手が高校通算60号をマークし、チームを7回コールド勝利を導きました。  4点リードの六回2死一、二塁。「ここまでチャンスをつぶしてしまっていたので、4番として主将として1本打ちたいなと思っていました」2ボールからの直球を捉え、左中間へ節目の3ラン。「狙ってはなくて、つなごうという思いでした。納得のいくホームランがやっと出た。うれしいです」センバツでは開幕試合で初戦敗退だっただけに「春はふがいない結果になってしまったので、甲子園に行ってホームランを打ちたい」と高橋は最後の夏でリベンジを誓ったわけです。

4位は鹿児島大会準々決勝の神村学園対鹿屋中央で、昨夏の甲子園4強で今春センバツ出場の神村学園が、12安打8得点で4強入りを一番乗りで決めました。2回に1点を先制し、3回に3点を追加。4回は1死満塁で岩下吏玖内野手の中前適時打などこの回打者一巡の猛攻で4得点。序盤から打線がつながり、鹿屋中央との昨夏決勝カードを7回コールドで圧勝。投げては先発したエース左腕、今村拓未が7回3安打無失点の好投。立ち上がりからテンポ良く投げ込み、3回以降は毎回の10奪三振をマーク。背番号1の快投に、小田大介監督は「センバツ以降はコンディション不良で全然状態が上がらなかった。3カ月間は時間を与え、それなりの準備をしてくれた結果がこの結果につながっている。あと2試合頑張ってもらいたい」とコメントしたわけです。

3位は宮城大会準決勝の仙台育英対古川学園で、古川学園は2対5で仙台育英に敗れ、初の決勝進出を逃しました。先発は元楽天投手・木谷寿巳の長男・真斗で、今大会は背番号1をつけて全4試合に先発し、準々決勝までは計8イニングを無失点に抑えていましたが、この日は2回に3安打を浴びて4失点。3回の打席で代打を送られて降板したわけです。

2位は広島大会4回戦の広陵対市立呉で、4季連続甲子園出場を目指す広陵が初戦から3戦完封勝利で4対0で準々決勝に駒を進めました。今大会初先発となったエース・高尾は初回に2安打で1死二、三塁のピンチを背負うも、後続を連続三振に仕留めて無失点で立ち上がり、その裏に打線が2死満塁の好機を迎え、2年生の世古口が右翼フェンス直撃の走者一掃先制3点適時三塁打。世古口は一次登録ではメンバー外でしたが、3年生の推薦があり、背番号20で最終メンバー入り。仲井哲之監督は「3年生で話し合わせたら、普通は3年生を選ぶところですけど、「世古口の思い切りを買いたい」という意見を言ってきた。本人も非常に粋に感じて、頑張っていますよね」とコメント。高尾は二回以降、盤石の投球で、六回途中2安打無失点、7奪三振の力投。「真っすぐは走っていたので、真っすぐ中心の配球でしっかり押せて行けたので良かった」2番手の左腕・山口も3回1/3を1安打無失点の好投。「真っすぐで勝負できたので良かった。高尾に任せきりにならずに自分たちでも勝って、甲子園に行きたい」これで広陵は今大会初戦の大竹戦から3戦連続完封勝利。2年生の堀田を加えた3投手のリレーに中井監督は「それなりの仕事はしてくれるし、この暑い中で戦うには3人が3回ずつ思い切り投げて、3点以内に抑えて、4点以上とって勝つのが理想ですかね」とコメントしたわけです。

1位は南北海道大会決勝の札幌日大対立命館慶祥で、札幌日大が6対4で立命館慶祥を下し、初の夏の甲子園出場を決めました。札幌日大は、初回4番窪田洋祐の左前適時打で先制。2回は小熊梓龍の左犠飛、4回は帯川拳誓の中前適時打で加点し、5回には、押し出し四球などで3点を追加。投げては最速143キロのエース左腕・小熊が立命館慶祥打線を相手に粘りの投球でリードを守り抜きました。札幌日大は2002年にセンバツ初出場を果たしましたが、夏はこれまで3度決勝に進んだものの、いずれも準優勝。森本琢朗監督は「これだけ多くの人に応援していただいて、喜んでくれている姿を見ることができて本当にうれしいです。試合に出ている選手を含めた部員たち、メンバーに入っていない3年生、そしてチームをサポートしてくださっているスタッフ、学校関係者、応援してくださる力のおかげです」を感謝。菊地飛亜多主将は「自分たちのやるべきことをしようという中で、しっかりやり切った部分と、まだできていない部分もあったので、これからの練習でしっかり詰め切って、目標である日本一を勝ち取りたい」とコメントしたわけです。