作:雁屋哲、画:花咲アキラ「美味しんぼ(682)」 | ロロモ文庫

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寝不足の理由

遊美のおっぱいの飲みが悪くて夜泣きするから寝不足になる山岡に竹筒入りの水羊羹を出す岡星。「今日はちょっと工夫をしました。よく熟した柿に寒天を入れて柿羊羹を作ってみました。柔らかさと舌触りは水羊羹によく似ていますが、香りと味わいは柿だけの持つあでやかさです。小さな錐をお付けしました。その錐で竹の節の穴をあけて召し上がって下さい」

これは大変だと呟く富井。「力いっぱい吸わないと出てこない」「吸うんじゃありません。穴から吹いてください。そうしたら中身がお皿の上に出てきます」「ぬ、水羊羹のように瑞々しくてあでやかな味わいだ。すっきりしてるが柿の持つ大人の後味がじっくり広がる」「副部長、吸うんじゃない」「これが少しずつ出て来るのが面白い」「ぬう、もしかするとこれが」

遊美は吸う力が弱いと栗田にいう山岡。「それなのに市販の画一的な哺乳瓶の乳首じゃ、穴が小さすぎて吸うのに疲れて全部飲めない。それですぐ腹が減るから夜泣きする。乳首に爪楊枝の先で小さな穴をいくつか開けてやったら、ちょうどよい具合になって、ずんずんと一気に飲めるようになった」「飲んでくれると私の安心したのか、母乳の出もよくなって、すべてがうまく回転するようになったわ」