ウルトラマンレオ 第8話 | ロロモ文庫

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必殺! 怪獣仕掛人

東京ビル街にベキラが現れ、ただちに出動するMAC。「厳重なMACの警戒網をくぐり抜けて忍び込んできたヤツだ。用心してかかろう」「なに、任しておいてください。この特殊レーザーガンで仕留めてやりますよ」「攻撃の指揮は俺が取る。張り切るのがいいが、勝手な真似はするなよ」

怪獣の眼をレーザーガンで狙えとゲンに命令する青島。「今だ」「青島隊員。あれは」「避難命令が出て、この地区には誰もいないはずだぞ。しかし、怪獣をほっといてみすみす大きな被害を出させるわけにはいかない。おおとり、眼を撃つんだ」「あの人を助けます。避難し終わったら攻撃してください」「待て。勝手なことは許さん」脱出装置でパラシュートを使って脱出し、逃げ遅れた人を避難させ、ペギラをMACガンで撃つゲン。姿を消すペギラ。そうかと呟くゲン。(怪獣の弱点は背中だったんだ)

お前の行動は明らかに命令違反だとゲンに言う青島。「お前は日頃からスタンドプレーが目立つからな」「そんな」「じゃあなぜ命令を無視した。チームワークを乱すような奴とは一緒に戦えん」「……」「お前が余計なことをしなきゃ、マッキー2号も落とされずにすんだんだ」「しかし怪獣の弱点を見つけることができました」「怪我の功名でな。しかし怪獣だって馬鹿じゃない。一度見つかった弱点をそう何度も俺たちにさらすかな」

一週間ばかり勤務を離れろとゲンに言うダン。「隊長」「冷静に自分の行動を反省するんだ」「謹慎しろと言うんですか」「そうだ」「隊長。怪獣の弱点を知ってるのは僕だけです。棒がいない間に怪獣が出たらどうするんですか」「ゲン。自分がいなければMACは何もできんと言うお前のその考えが他の隊員に神経に触っているのがわからんのか」「しかし実際の問題として、あの怪獣を倒せるのは僕だけです」「友情やチームワークのことも考えろ」「なれ合いのチームワークや友情に何の価値があるんですか」「馬鹿野郎。思い上がるのもいい加減にしろ」「隊長。友情やチームワークのために戦ってるんじゃありません。戦っている間に自然と湧いて来るのがチームワークや友情ではないでしょうか」「しかしお前は怪獣とは戦えん」「何故でしょうか」「俺と一緒に来い」

俺の背中を攻撃してみろとゲンに言うダン。「青島の言った通り、おそらく怪獣は二度と背中を見せない」「……」「さあ、どう攻撃するんだ」ゲンの攻撃を杖でブロックするダン。「隊長」「秩父の山奥に我心山という山がある。その山の中に白雲庵にという寺があって十貫という坊さんがいる」「隊長」「一週間の謹慎、確かに言い渡したぞ」

十貫に怪獣にどうやったら勝てるかと聞くゲン。岩壁を使って、空中回転して川を越える十貫。(これだ。これができれば怪獣に勝てる)川を越えられず川の中に落ちるゲン。「十貫さん」「雑念を捨てて、肩から力を抜いてやってみなされ」「はい」特訓の結果、川を越えられるようになるゲン。

再び現れ大暴れするペギラ。バイクで駆け付け、倒れている青島を抱き起すゲン。「大丈夫ですか」「おおとり、俺も命令違反して怪獣の背後に回り込もうとして、失敗したよ」「バイクに乗って逃げてください」「お前は」「奴の背後に回り込みます」ウルトラマンレオに変身するゲン。山肌を使ってペギラの背後に回り込み、ペギラを斃すウルトラマンレオ。

青島も命令違反だと言うダン。「青島は五日間勤務につくことを禁じる」「すいません」「隊長」「ゲン、お前は謹慎期間が五日間のこってるな」「はい」「スポーツクラブから矢の催促だ。早く返してくれって。五日間行ってこい」「はい」「青島は脚の怪我を治せ。ゆっくり温泉でもつかってな」「ありがとうございます」