作:雁屋哲、画:花咲アキラ「美味しんぼ(567)」 | ロロモ文庫

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東西新聞の危機(2)

保有している東西新聞の株をゴドラムに譲渡する金上。「あいつ、自分ひとりでは東西新聞に対抗できないので、メディア乗っ取り王の力を借りることにした」「ゴドラムはアメリカ式に30%の株式を振りかざして徹底的に攻めて来る」ゴドラムに失礼なことをしたのでお前はクビだと山岡に言う大原。

海原雄山の赤絵大皿を買ったが、それは故宮博物館所蔵に明代の模倣品とわかったので海原は国際的詐欺野郎だと糾弾するゴドラム。「ぬう、これは金上の企みだ。金上は雄山の赤絵大皿の偽物を使ってゴドラムとつるんで東西新聞社をつぶし、俺もつぶし、雄山も潰す気だ。陶芸に関する認識が低い上、訴訟社会であるアメリカなら裁判に持っていけて、偽物つくりという汚名を雄山に着せることができる」「じゃあ海原さんを助けて」「ぬう。俺はあいつを助けるつもりはない。雄山なんか勝手に滅びろ」

大豆を煮る栗田。「ぬう。全然煮えてないのとぐちゃぐちゃ煮えているのが混ざっている。だからまずい」「豆殻で豆を煮るということわざがあるわ。豆も豆殻ももとは同じ豆の枝に育ったもの。それが別れて豆を煮るために豆殻が燃やされる。このことわざは兄弟は相争うことを諌めて言うことわざよ」「俺と雄山は親子だぞ」「屁理屈は言わないの」「とにかくまずい煮豆は勘弁しろ」「じゃあ海原さんを助けて」「ぬう。とりあえずゴドラムと金上をやっつけるか」