ウルトラマンタロウ 第39話 | ロロモ文庫

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ウルトラ父子餅つき大作戦!

めぐまれない施設の子供たちに餅をプレゼントしようと餅つきをする光太郎たち。「あ、怪獣だ」空から現れ、東京中の餅を食い荒らす怪獣。「本部。怪獣は逃げた。現在位置を知らせろ」「副隊長。レーダーでは怪獣の姿がキャッチできません」「そんな馬鹿な」あの怪獣は月から来たという荒垣。「月なら地球と同じ元素でできているから、宇宙怪獣の反応のないことの説明がつく」「なるほど」

光太郎の前に現れる南夕子。「あなた、ウルトラマンタロウでしょ?」「はい」「怪獣のことでお話があります。私は前にウルトラマンエースとして働いていました」「お兄さんに聞いたことがあります。月の方だと」「あなたが地球のために一生懸命働いているのを、私、月から頼もしく見てました」「いやあ、僕なんかまだまだ」「今度はうちのモチロンがバカなことをしてすいません」「じゃあ、あの怪獣は月の」「はい。でも半分は地球の怪獣と言ってもいいんですよ」「どうして」

説明する夕子。「月の表面にある黒い影。あれは実は私たちの海なんですが、地球の人はウサギが餅をついていると長い間信じてました。お月見にはお団子まで供えて。その気持ちが月に届いて、モチロンになったのです」「なるほど」「でもモチロンは地球の餅が食べたくなったのです」「それで地球に。でももう十分食べたはずですよ」「すいません。いろいろご迷惑をかけて。私にはモチロンがどこにいるかわかります。私が帰るように説得します。すいませんがあなたに地球の引力の外までモチロンを運んでほしいの」「わかりました」「私がモチロンのところまで案内します。あなたはその姿で。モチロンがウルトラマンタロウの姿を見て、暴れるといけませんから」

夕子の説得に応じないモチロン。「俺はもっと餅が食べたいんだ」「仕方ない。腕ずくで月に運ぼう」ウルトラマンタロウに変身する光太郎。俺が死んだら月の影がなくなるとウルトラマンタロウに警告するモチロン。「そうすると地球の人間は餅つきができなくなってしまうぞ」「うむ」そこに現れるウルトラの父。「モチロン。いい加減にして月に帰れ」「わかりました」夕子とウルトラの父とともにモチロンは月に帰るのであった。