ウルトラマンタロウ 第37話 | ロロモ文庫

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怪獣よ故郷へ帰れ!

怪獣出現の知らせを受けて出動するZAT。「付近に別荘がある。谷底に追い込むんだ」攻撃を受けて谷底に追い込まれるヘルツを見つめる光太郎たち。「どうも何か勝手が違うな」「しかし副隊長。怪獣はあくまで怪獣です。いつまた暴れ出さないという保証はありません。攻撃しましょう」「問題はこいつがいかなる怪獣でいかなる目的を持って、この地球にやってきたかです」「北島さん、やっぱり宇宙怪獣ですか」「それは確かだ。本部の計器に隕石と同じ反応があったからな。しかし宇宙のどこから来たのか」「北島さん。それがわかれば対策のたてようがありますか」「それはもちろんだ」「じゃあ行ってきます」「東、どうする気だ」「宇宙のどこから来たのか確かめてきます」

光太郎がナイフで切り取ったヘルツの肉片を本部に持ち帰って分析する北島。ヘルツの様子を窺う光太郎たちに、あの怪獣を早くやっつけてくださいと言うめぐみ。「あれは大変悪い怪獣です。一刻も早く殺して」「お嬢さん、我々はあの怪獣を調査中なんです」「そんなことは調べるまでもありません」「お嬢さん、あの怪獣に何か」「別荘にいるおじいさんが殺されたんです。早く退治してください」

西田の遺体に泣きすがるめぐみ。「おじいさんは山が好きで、夏が終わっても一人この別荘に残っていたんです」「本当にお気の毒な事でした。怪獣出現によるショック死のようですね」「早くやっつけてください。お願いします」荒垣に連絡する北島。「怪獣の正体がわかりました。銀河系AG4Z地点にあるメドゥーサ星座に住む怪獣です」「地球に来た原因は?」「メドゥーサ星座に電磁波の大混乱があります。何か争いがあったのかもしれません」「了解。さらに研究を続けてくれ。森山隊員」「はい」「こちらに来てきれ。君に付き添ってほしい少女がいる」「了解」

森山にどうしてZATはただちに行動を起こさないのと聞くめぐみ。「今、本部で怪獣のことを調査中です。本当に悪い怪獣でない限り、ZATは攻撃しません」「あの怪獣はおじいさんを殺しました。悪い怪獣です」「お気持ちはよくわかります。でもショック死ですから、直接殺されたわけでは」「同じことです。怪獣が現れなければ、おじいさんは死ななかったはずです。森山さん、あなた一人で怪獣をやっつけて」「私はZATの一員です。勝手な真似はできません」「そこをなんとかしてほしいの。森山さん、お願いします」森山の首を絞めるめぐみ。「あ、何をするんです」「結局は言いなりになるのよ」

スワローに乗り込み、ヘルツを攻撃する森山。めぐみがいなくなってることに気づく光太郎たち。「副隊長、めぐみさんがいません」スカイホエールを走行不能にする森山。「森山君、正気になってくれ」「邪魔する奴はみんな殺す」ウルトラマンタロウに変身する光太郎。巨大化するメドゥーサ星人。「わしはヘルツを追い出して、メドゥーサ星座をわが物としようとしたのだ。ヘルツはZATの力を借りてやっつけた。ウルトラマンタロウ、お前もやっつけてやる」メドゥーサ星人を斃すウルトラマンタロウ。喜ぶヘルツ。

気を失っている森山を目覚めさせる荒垣。「副隊長、私は」「君はメドゥーサ星人に乗っ取られていたんだ。でももう大丈夫。ウルトラマンタロウがメドゥーサ星人をやっつけた」「そですか」安心するが、めぐみを見て顔色を変える森山。「副隊長」「ZATのみなさま、ありがとう」「いや、あなたは」「あそこの別荘におじいさんがいるんです。怪獣が出たと聞いてお見舞いに来ました」「じゃあ、あなたは本物の」「え」西田さんは生きていますと言う光太郎。「西田さんはメドゥーサ星人に仮死状態にされていたんです」西田の無事を喜ぶめぐみ。そしてヘルツはZATの手によって宇宙空間に戻されるのであった。