作:雁屋哲、画:花咲アキラ「美味しんぼ(446)」 | ロロモ文庫

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黒いマスコミ王(1)

極亜テレビに金上社長が東西新聞社の大株主になったと語る大原。「ボケのきている叔父から株を買ったのだ」「極亜テレビは低俗な俗悪番組が大衆受けして、視聴率はうなぎ登りです」「金上は自分の野心を遂げるためにはどんなことでもするという評判だ」「そんな社長が経営に参加したら東西新聞社はおしまいだ」「ぬう」東西新聞社に乗り込んだ金上の顔に二日酔いで我慢できず嘔吐する山岡。「ぬう。おのれ」

岡星に行く山岡たち。「山岡さんのために究極の二日酔い食を用意しました」「スープね。何も具は入ってないわ。ほとんど透明」「おお、冷たいスープだ。実にすっきりした味だ」「この酸っぱさが胃を気持ちよくさせるね」「これは韓国の大根と白菜の水キムチです」「大根と白菜とワケギに塩を混ぜると、野菜から水が出ます。それに梨を混ぜて、水と塩を足して、そのまま漬けておきます。すると野菜が発酵してすっきりした味のスープが出来上がります」「これほど二日酔いに効くスープはない」

次に温かいスープを作る岡星。「この香りは朝鮮人参。ということはサムゲタン」「そうです。鶏肉の中身をきれいにして、餅米、ニンニクをつめて、水を張った鍋に入れ、高麗人参とナツメを加えてゆっくり煮ます」「これで二日酔いはぶっとぶ」そこに現れる金上。「ぬうう。おのれ」