ウルトラマンA 第11話 | ロロモ文庫

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超獣は10人の女?

TACの第3レーダー基地を襲い、TACアローからの攻撃を受けて、姿を消すユニタング。麻痺状態となった第3レーダー基地にTACパンサーでダイオードSPDを届けることとなった北斗と南。「これがあればレーダーは修復できる」「わかりました」「シークレットロードナンバー3を行け」「はい」

シークレットロードナンバー3が通行止めとなっていたため、TACパンサーを一般道に走らせるが、急に飛び出してきた大東女子大サイクリング部主将のアヤの自転車とTACパンサーをぶつけてしまう北斗。「君、大丈夫か」「ええ」「南隊員、君はダイオードを届けてくれ。俺はこの人を病院に運ぶ」「わかりました」衝突のショックで、ダイオードが割れてしまったことに気づく南。

ダイオードSPDが使い物にならなくなったと聞いて、弱ったなあと呟く梶。「たった一つしかない部品ですから」まさかあんなところを飛び出してくるとはと呟く北斗に、女子大生に気を取られたんじゃないのかと言う山中。「お前、見とれてたんじゃないのか」「違いますよ、なあ、南隊員」「ええ。やむを得ない状態でした」

シークレットロードナンバー3の修理箇所はないそうですと竜に報告する美川。「そんな。修理中との標識が」誰かが策謀したのかもと呟く竜。「あるいはヤプール人の仕業かも。第3レーダー基地。第2レーダー基地。そして本部のメインレーダー。TACの目の機能はこの三か所の触覚から成り立っている。北斗たちを迂回させた犯人は第3レーダー基地を襲ったものと同じだ。つまり基地の機能回復阻止を狙ったに違いない。奴らはきっと第2レーダー基地も襲ってくるに違いない。山中、今野、吉村、南。君達は空から警戒してくれ。北斗は地上パトロールだ」

パトロール中にアヤを見舞いに行くが、私は退院するというアヤに驚く北斗。「キャンプでみんなが待ってますから」「無理ですよ、そんなの」「リーダーの私がいないと困るって言うものですら」(不思議だ。あれほどの打撲傷を負いながら何でもない)「キャンプ地はどこですか」「吾妻湖畔です」(偶然だろうか。吾妻湖にはTAC第2レーダー基地がある)「アヤさん、送りますよ」「ありがとう」(どうやら、彼女たちの内情を詳しく探る必要がある。化けの皮を剥がしてみせるぜ、お嬢さん)

本部の美川に連絡する北斗。「今、吾妻湖にいるんですけど、アヤさんたちのキャンプがとても楽しそうなんで参加します。よろしく」「北斗隊員、何を言うんです」美川の報告を聞いて、北斗は情けない奴だと憤慨する山中。「よし、俺が行って、首根っこを掴んでも連れ戻してくる」「待ってください。北斗隊員がキャンプに残っているのは何か目的があってのことだと思います」「だったらそれをなぜ言えないんだ」「言えない事情があったからだと思います」「そうかな」「しばらく時間をください。何か連絡があると思います」南隊員の言うとおりかもしれないと呟く竜。「しばらく待ってやろう」

真夜中になり、女子大生たちがいなくなってユニタングが現れるのを見て、やっぱりと呟く北斗に、見たわねと言うアヤ。「見た。まさかお前達が超獣とは知らなかったよ」「私たちは夜明けとともにあのレーダー基地を襲うわ。そして次は本部よ」そうはいかないという北斗の耳の後ろに含み針を撃ち込むアヤ。

第2レーダー基地が超獣に襲われたと受けて出動する竜たちの前にアヤたちと一緒に自転車に乗って現れる北斗。「北斗、何してるんだ」「よう、これはTACの皆さん。どうしたんです、こんな朝早くから」「ふざけるな。第2レーダー基地が超獣に襲われたんだぞ」「超獣?TACも大変ですねえ」「北斗」「とにかくねえ、TACにうんざりしたんですよ。朝から晩まで、超獣超獣。せっかく一度きりしかない青春。もっと自由に楽しく暮らしましょうよ」「貴様、とっとと消え失せろ」

アヤたちとともに去っていく北斗。考え込む南。(星司さんのあの目は何かを訴えていた。星司さんの言っていることは自分の意志じゃない。誰かに言わされていたんだわ)「隊長。私に北斗さんを追わせてください。きっと連れ戻してまいります)バイクで北斗たちの後を追う南。はははと笑いながら南のバイクを自転車で襲い、南の周りを自転車で走る女子大生たち。ぐったりと倒れる南。女子大生たちにTAC本部に迎えと命令するアヤ。合体してユニタングとなる女子大生。目覚めて北斗の耳の後ろの針を取る南。「夕子」「星司さん」ウルトラマンAになる北斗と南。ツノとなってユニタングの頭部に付着するアヤ。そしてウルトラマンAはユニタングを斃すのであった。