ウルトラマンA 第2話 | ロロモ文庫

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大超獣を越えてゆけ!

地中から巨大な銀の卵が現れたと報告を受けて調査に向かうが、銀の卵を発見できず基地に戻る北斗と南。ジェット気流に乗っている金の卵をTACアローからミサイルで撃墜するが、その金の卵が羽田沖でジェット機と正面衝突したと聞いて動揺する北斗。「山中隊員。信じてください。俺は確かに撃墜したんです」「北斗。下手な言い訳をするな。200名もの人命が失われたんだぞ」北斗を責めるのをやめろと山中を叱咤する竜。「私もあの時、オシログラフから光点が落ちるのを確認した」あれは宇宙生物の卵かもしれないと言う兵器研究開発員の梶。「じゃあ、超獣の卵」「さあ、そこまではどうかな」「とにかく、あれを東京に入れてはまずい。出動する」

攻撃を受けた瞬間に消える金の卵。「そうか、北斗もこれに誤魔化されたんだ」東京の高層ビルの屋上に着陸する金の卵。血気にはやって金の卵を狙撃する北斗にやめろと叱咤する竜。「やらしてください。自分のミスは自分で取り戻したいんです」「偉そうなことを言うな。相手は宇宙物体だ。こんな攻撃でどうにでもなるものでない」

地中から銀の卵を浮上させ、金の卵と融合させるヤプール。猪突猛進するのは真の勇気ではないと北斗を諭す竜。「たった一つ、親から譲り受けた命だ。もっと大切にしろ」「隊長」あの物体は超獣カメレキングの卵だと思われると竜に報告する梶。「実はこのエジプトの古書に金銀まだらの卵のことが乗ってたんです」「アトランティスを襲う超獣カメレキング」「カメレキングはアトランティスを滅ぼしたと書いてあります」「しかし、古代の生物がどうして今頃」「謎の大陸アトランティスは海底に没した。しかしもし侵略者がアトランティスと同じ状況を再現しようとしたらどうでしょう」

その可能性はあると呟く山中。「これを見てください。物体の中を放射線で撮影したものです。一分間隔で撮ったんですが、物凄いスピードである生物が形作られています」叩き潰すなら今のうちだなと呟く竜。新兵器のビッグレーザーファイブ5の機能を説明する梶。「レーザー銃の威力を50倍に改造したものです。卵の中身を焼くには一番適していると思われます」

ビッグレーザーファイブ5で卵を狙撃する山中。レーザーのエネルギーを吸収して孵化して大暴れするカメレキング。「夕子」「星司さん」ウルトラリングを合わせてウルトラマンAに変身する北斗と南。ウルトラマンAはカメレキングを斃すのであった。