変身忍者嵐 第39話 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

あゝ嵐!死す!!

変身を解く月の輪。やっぱり思ったとおりだと呻いて倒れる骸骨丸。「あなたは」「ハヤテさん?ハヤテさんが二人いる」「俺はハヤテと双子の兄、フユテだ」「俺に兄さんがいたのか」「うん。悪魔道人を追って懐かしい日本の地を踏んだ。双子の俺達は一方が傷つけば、一方は傷つく宿命なのだ」「なるほど。不思議な者でござるのう」「兄さん。これからは晴れて兄弟として悪と戦おう」「もちろんだ」「まず地獄谷に行って、あの姉妹を救い出さねば」

はははと笑い起き上がる骸骨丸。「貴様。死ななかったのか」「バカめ。この骸骨丸は不死身の忍者。まんまと俺の言葉を真に受けて正体を見せたな、月の輪。いや、ハヤテの兄フユテ。正体がわかれば恐るに足らず。下忍ども、こやつらを捕まえろ」「ハヤテ。ここは俺に任せて地獄谷に行け」「わかった。兄さん」「ハヤテ。天の巻を持って行け」

月の輪に変身するフユテ。骸骨丸に刀を突きつける月の輪。「骸骨丸。今度は二度と生き返らせんぞ」「月の輪。俺を殺してもいいのかな」「なんだと」「俺を殺すと魔神斎様の秘密がわからなくなるぞ」「魔神斎の秘密だと?」「どうだ。取引をせんか。俺を見逃すかわりに魔神斎の秘密を教えてやる」「わかった。命は助ける。言え、魔神斎の秘密を」

裏切り者とうめく悪魔道人。「骸骨丸。貴様の不死身の魂は消え、地獄の業火で燃え尽くしてやる」地獄の業火で燃えつきる骸骨丸。お前も死ぬ運命だと月の輪に言う悪魔道人。「ハヤテを殺せば貴様も死ぬ運命。見ているがいい。今までの恨み、晴らしてやる」俺達の姉弟の秘密が知られたと呟く月の輪。「行こう。地獄谷へ」

ハヤテの前に現れる魔神斎。「カゲリとツユハの姉妹はどこだ」「その前に天の巻を渡せ。姉妹は返してやる」「受け取れ、魔神斎」「これで悪魔道人の持つ地の巻とともに二巻揃った」「魔神斎。姉妹は」「噴火口の底を見るがよい」「お。あんなところに縛られて」「ハヤテ。降りて助けに行け」

噴火口の底に縄を使って降りるハヤテ。その縄を焼く魔神斎。カゲリとツユハを自由にするハヤテ。勝ち誇る魔神斎。「ハヤテ。どうやってその中から出る」「魔神斎。騙したな」「騙しはせぬ。姉妹は返すと言った。しかし連れて行けとは言わなかった。姉妹もろとも鉄をも溶かす溶岩で死んでしまえ」地割れを起こす魔神斎。変身忍者嵐に変身するハヤテ。空駆けの術でカゲリとツユハをかかえて舞い上がる嵐。雷を嵐に浴びせる魔神斎。なんとかカゲリとツユハを噴火口から脱出させるが、噴火口の中に落ちる嵐。そこに現れる月の輪。「弟の命が燃え尽きようとしている。しかし双子の俺の生命力と一つになれば」噴火口に飛び込み、嵐と一体化する月の輪。「兄上」「弟よ」パワーアップした嵐のガンビームを受けて爆死する悪魔道人と魔神斎。

タツマキに天地二巻を取り戻したと言う嵐。「これで万々歳でござりますの。西洋怪人は全滅しました」そこに現れる銀色の円盤。「悪は滅びぬ。魔神斎のカラクリ人形は私が使って動かし、悪魔道人すらも私の命令で動いたにすぎない。我はサタン。大魔王サタン。サタンが住む妖怪城を根城に日本を手に入れてやる。はははは」

天地二巻は必ず伊賀の里に届けるとハヤテに言うタツマキ。「頼むぞ。ツムジ、いいか。タツマキの言うことをよく聞いて立派な大人になるんだぞ」「ハヤテさん。きっとまた会えるね」「そんな顔をするな。会えるとも。大魔王サタンを倒したら、伊賀の国に会いに行く」「ほんとだよ」「その日を首を長くして待っております。では、ごめん」「ツムジ、元気でな」