スペクトルマン 第4話 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

ラー 地球人をさぐる

ラーに命令するゴリ。「せっかくゼロンに新幹線を襲わせてるのに、スペクトルマンは貴様に釘付けではないか。そこで女を放り出すのだ」やむなく理恵を解放するラー。ゼロンと戦い、ゼロンを斃すスペクトルマン。

ミドロンとゼロンはよくやったとラーに言うゴリ。「お前達の死によって地球征服の第一歩が記された。あのサイボーグ野郎をこの基地に来る道を塞ぐこともできた。ラーよ、お前もよく働いた。しかしその軽率さは十分反省しなくてはならない」「博士、私はあの女が好き」「まだ言っておるのか。我々の尊い使命を忘れるな。我々の作戦は今や新しい段階に入ったと考えてよかろう。まず地球を知るには地球人を知らなければならん。ラー、地球人をさらえ。絶対に殺すな。大事な資料だ」

相次ぐ人間蒸発が発生し、もしかしたらゴリの仕業ではと呟く蒲生。(人間の姿の時の僕は無力だ。だから僕を探しているのかもしれない)これから精密な人間の分析にかかるとラーに言うゴリ。「お前は人間の生活を観察してくるんだ。そして使命はもう一つ。スペクトルマンはきっと人間に化けているに違いない、彼を見つけ出し、破壊するんだ」

神隠しの犯人は宇宙を追放されたゴリだと倉田たちに話す蒲生。「SFの読みすぎだね」「マンガのネタにはなるんじゃないの」「いいえ。考えられることだわ。私をさらおうとしたのもゴリラみたいな男だったし」「さすが、理恵さん。あなたをさらおうとしたのはゴリの部下のラーです」「へえ、そうなの」

ヒッピーの格好で新宿の雑踏を歩くラー。(誰も俺のことを注意しない。それにこんなに沢山人がいては、どいつがスペクトルマンかさっぱりわからん)イライラして無差別殺人を繰り返すラー。こいつをほっとくと大変なことになると言う蒲生に、我々の仕事はわかってるのかと聞く加賀。「わかってます。我々は公害Gメンです。でも殺人も公害でしょう」「一応筋は通ってるけど、殺人は警察の仕事だ」

ネビュラ71にこのまま放っておくと、地球は混乱状態になると言う蒲生。「ただちに変身してラーを倒したいのですが」「待ツノダ、スペクトルマン。敵ハオ前ヲヤッツケヨウトシテイル。今ハ変身シテハナラナイ」ううむと呻る蒲生。(僕の身替わりに何も知らない地球人が死んでいく、一体どうしたらいいんだ)

呟くラー。(サンドイッチを食べる女子学生たち。楽しそうに一家団欒を楽しむ親子たち。ゴーゴー喫茶で踊る若者たち。なんと楽しそうなんだ。これが人間の生活か)蒲生に指令を出すネビュラ71遊星。「変身セヨ。変身セヨ。ラーハ酒ヲ飲ンデ凶暴化シタ。ラーヲ倒セ」「了解」

スペクトルマンに変身する蒲生。「ラーよ、なぜ地球人を殺す」「地球人は俺を仲間外れにした」戦いを放棄して逃げるラー。口ほどにもない奴だと嘆くゴリ。「逃げきれんと基地が発見されるかもしれん。ようし、行け」猿人に改造した人間にスペクトルマンを襲われるゴリ。スペクトルマンが猿人と戦う隙に秘密基地まで逃走するラー。スペクトルマンに倒された猿人は元の人間に戻るのであった。