2021年8月5日東京五輪ベスト10 | ロロモ文庫

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10位は自転車で、男子スプリント3回戦で昨年の世界選手権男子ケイリン銀メダリスト・脇本雄太は世界記録保持者のニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ)に破れ、「五輪という大舞台でここまで勝ち上がれるとは思っていなかった。世界の壁は高かった。僕の戦いは終わっていない。のケイリンに向けてしっかり頑張りたい」と日本発祥の種目ケイリンでの金メダル獲得へ気持ちを切り替えたわけです。

9位はスケートボードで、ハーフパイプでは、ソチ、平昌と2大会連続で銀メダルを獲得するなど、スノーボーダーとして知られる平野歩夢は男子パーク予選で予選で敗退。夏冬出場は、日本勢男子としては、陸上短距離とボブスレーの青戸慎司以来2人目の出場となった平野は「楽しく自分の滑りができて終われたので、悔いなく、この場に立たせてくれた環境や、周りの人たちにありがたいなって思いが一番。この後もすぐスノーボードに切り替えて、そっちもそっちで。ずっとスノーボードから離れている期間もあるので、周りのレベルも高いし、半年でどこまでやれるか。これもまたチャレンジ。終わっても終わってない挑戦の流れでもあるのかな」とコメントしたわけです。

8位は陸上で、男子400メートルリレー予選で日本(多田修平、山県亮太、桐生祥秀、小池祐貴)は1組3着の38秒16で2000年シドニー大会以降、6大会連続での決勝進出。山県は「1本目走り、楽になった。安全バトンだった。決勝では一丸になってベストレースしたい」とコメント。個人種目では辛酸をなめ、今メンバーのうち、多田、山県、小池の3選手は100メートルに出走し、いずれも予選敗退。出場者が全員初戦で姿を消すのは、1976年モントリオール大会以来45年ぶりの屈辱で、小池は「結果がこれだったのは実力かなと思う。まだリレーがあるので、終わってみたら楽しかったと言える大会にしたい」とコメントしていたわけです。

7位はスポーツクライミングで、予選2位で男子決勝に進んでいた2019年世界選手権王者の楢崎智亜は、1種目の「スピード」で2位発進し、2種目の「ボルタリング」でも総合2位をキープしましたが、最終種目の「リード」は6位で、総合4位でメダルならず。「反省点がたくさんある大会だった。残念です。どの選手も強かったし、いい勉強になった。五輪のチャンスは4年に1回しかない。その難しさはあった。(予選から中1日だったが)体よりも気持ちの面が難しかった。コンバインドは速さや巧さ、持久力などいろいろなものを競う競技。その魅力や壁に対する姿勢なども見てほしい」と楢崎はコメントしたわけです。

6位はボクシングで男子フライ級の田中亮明は準決勝で2019年世界選手権5位のカルロ・パーラム(フィリピン)に判定負けで銅メダルを獲得。弟は3階級制覇の世界王者の恒成である田中は「自分が目立った成績出せてなくて、弟の七光で目立たせてもらっていた」と話していましたが、オリンピックでは従来のカウンター狙いから積極的に前に出る戦法にシフトチェンジして銅メダルを獲得したわけです。

5位は陸上で、男子20キロ競歩で、山西利和が銅メダルを獲得。京大出身者の五輪メダル獲得は1936年ベルリン五輪三段跳び金の金の田島直人、同銀の原田正人以来、85年ぶり。山西は「目標としていた金メダルを取れなかったので、これまでの取り組みや準備に至らない部分、足りない部分があったのだと思う。後ろを払って逃げ切るイメージだったが、自分の余力がなくなりすぎていた。延期の期間も含め、ここで金を取るためにずっとやってきた。競歩種目は金を取るためにやってきたので、私個人としても、日本競歩チームとしても金をとれなかったのは本当に残念な部分です」とコメントしたわけです。

4位は空手で、女子形で世界ランク2位の清水希容は世界ランク1位のサンドラ・サンチェス(スペイン)に敗れ銀メダル。空手は次回の2024年パリ五輪では除外されることが決まっているため、現時点では最初で最後の五輪実施となる可能性があり、清水は「すごくしんどかったので、ここで勝ちたかったですけれど。くやしいです」とコメントしたわけです。

3位は陸上で、男子20キロ競歩で池田向希が同種目での日本人初の銀メダルを獲得。大学入学当初は、マネジャーを兼務をしていた苦労人で、高校2年のときに長距離から競歩へと転向したときから、競歩の強豪・東洋大に入ることを志しました。「どんな条件だろうが、東洋大に行こうと決めていた」受付待機や電話対応、朝練前の準備など、選手として練習に励みつつ、マネジャーとしての雑務もこなし、駅伝の酒井俊幸監督の妻で、競歩コーチを務める瑞穂さんの指導を受け、自らの歩型を動画で毎日確認し、ちょっとしたズレを気にするようになったことで、フォームが安定して銀メダル獲得につながったわけです、

2位は卓球で、女子団体決勝で日本(伊藤美誠・石川佳純・平野美宇)は中国に敗れて銀メダルとなり、1971年の世界卓球名古屋大会で勝ったのを最後に、中国に対して50年未勝利が続いており、半世紀ぶりの勝利をめざした戦いでしたが悲願の勝利とはならず、伊藤は「最後の試合が終わったんですけど、やっぱり楽しくできたと思います、最後まで。もちろん、やっぱり勝ちたかったっていうのが一番ですけど。悔しい気持ちがすごくあります。でもやっぱり、楽しくできました」とコメントし。平野は「勝てなくてすごく悔しい。でもこの舞台に立ててすごく楽しかった。まず立てたことにいろんな方に感謝したい」とコメントし、石川は「悔しさは大きいですけど、中国の強さも感じましたし、この舞台で決勝で戦えたことはうれしい。たくさんのサポートに感謝したい」とコメントしたわけです。

1位はレスリングで、女子57キロ級決勝で川井梨紗子はイリーナ・クラチキナ(ベラルーシ)を下し、五輪2連覇。今大会は妹・友香子が62キロ級で初の金メダルを獲得。夏季五輪での同一大会での姉妹金メダリストは、日本史上初の快挙となりました。「本当に最後の1秒まで絶対相手から目をそらさないと決めて。友香子に昨日、あんな試合を見せられたらやるしかないと思っていたので良かったです」前回の2016年リオデジャネイロ大会は階級を上げ、63キロ級で金メダルを獲得しましたが、今大会は主戦場に復帰。58キロ級で五輪4連覇中だった伊調馨との代表争いでは2019年6月の全日本選抜、7月のプレーオフで連勝し、世界選手権57キロ級代表に選出し、同大会を制し、東京五輪代表を勝ち取りました。「プレッシャーもなかったといえばうそになるし、リオの時に比べると重みってすごい1試合1試合重く感じていて。ただ、そのプレッシャーはプレッシャーが応援になるって私は信じているんで、私はそれを抱えるだけの選手にならなきゃと思ったのでなんとか戦えました。こんないい日があっていいのか。このために長い間、いろんな思いを抱えて、それでもがんばってきて。本当にいい日です。今日は」と川井はコメントしたのでありました。