私が幼いころは団地に住んでました。
100棟近くある団地群で隣には土手を挟んで大きな河(一級河川)が流れてました。
団地のイメージはこんな感じです。
ありふれた4階建ての団地
ここの右角の四階に住んでいました。
階段を挟んで左右に部屋がありそこに住む住人はみな友達や同僚で仲が良かったそうです
2階に住んでた方がとても親切でよく私と姉をあずけて子守をしてもらっていたそうです
ちょうど姉と同い年の女の子がいたためとても仲良かったそうです
ある時から2階の方が塞ぎ込み鬱になってしまいました
原因は旦那さんの浮気だそうです
離婚話までもつれ込みとうとう旦那さんは帰ってこなくなりました
それからしばらくして悲報が団地に訪れました
2階の母子が隣の河で入水自殺したそうです
すぐに遺体はあがり葬儀が行われました
それからしばらくしたある夜中にチャイムが鳴りました
午前0時過ぎ
まだ起きていた父親が玄関を開けると
濡れた女性が立っていました
女性は「水をいただけませんか?」
父親は水をさしあげたそうです
女性はお礼と一言「奥さんを大切にしてください」と言って去ったそうです
父はおかしいと感じ、すぐに階段のフェンスから下をしばらく見ていました
しかし階段の出入り口からは誰も出て来なかったそうです
1階と3階の方はまだ起きていたそうです
部屋に帰ると母が布団の中で震えていたそうです
「お父さん今日は49日」
それを聞いて父は青ざめたそうです
翌朝玄関を開けると踊り場に濡れた髪の毛が落ちていたそうです
それから数日後に母が寝ていると枕元に子供を連れた2階の方が座っていました
最後のお別れを言いに来られたそうで
故郷の九州に帰ると言っていたそうです
それからは何も不思議な事は無かったそうです
たまに私が2階のドアのポストを開けて覗いていたそうですが
そして私が5歳の時にその団地を引っ越しました
後日談
引っ越した後に河口に家族で釣りにいきました
普段はハゼしか釣れないのに母の竿に大きなアタリが来て
父が代り巻き上げると
なぜかカツラが釣れました
母曰く2階の方が鬱になったころからカツラをよくかぶっていたそうです
遺品を見せることによって「忘れないで」「見守ってます」などの
メッセージなのかと言ってました
※この記事は載せるか悩みましたが私の霊に対してのある基準になった出来事なので
書きました
上記の事から
・自ら命を絶ってもその場所に呪縛されることはない
・最後の地としてそこはただ特別な場所ではあるかもしれない
・御霊となり故郷や大切な人のそばに自由にいけると感じる
私にとって2階の方は第二の母でありとても大切な存在
娘の〇子ちゃんはお姉ちゃん
ずっとそう思っています。これからもずっと
