着物の幽霊の話から一年ぐらい経ちあの時の記憶が薄れてきた頃
家の周りで友達4人で遊んでいました
写真は廃屋のイメージ
当時よく遊んでた警ドロって遊びで警察と泥棒に別れ鬼ごっことかくれんぼを足したような
とてもシンプルな遊び
私は泥棒チームで友達と二人廃屋の表側にある塀の後ろに隠れた
しばらくして警察チームが探しに来る廃屋と塀の間を通り
「おらんな、どこじゃろと」
廃屋の裏に回る
塀の後ろに隠れてた私たちは
「ここなら見つからんの」
とその場にじっと身を潜める
また警察チームがこっちに来る
今度は廃屋の表に1人、もう1人が裏に回る作戦らしい
1人が裏に回って「おったぞー!」と叫ぶ
慌てて表の子も裏に走って行った
「おかしいの?誰をみつけたんじゃろ?」
と塀の後ろで警察チームの動向を伺ってると
「きたねーぞ!家ん中入るなやー!」と叫んでる
はぁ?と思いながら廃屋裏の警察チームの所へ行くと
「さっきそこの部屋に隠れとったじゃろ!見たんじゃけーの」
ドアの横の小窓を指さす
「あの窓からこっち見とったじゃろ」
ありえない
私たちが隠れてた場所を教えずっとそこに居たと説明すると
「じゃあれ誰だったん?」と疑問が出た
確かめようと廃屋の表から中に入った
入ってすぐに土間があり中は暗い
奥に裏のドア(着物の幽霊が立ってたドア)の隙間から少し光が入ってる
奥のドアまで行き小窓の部屋へ入るドアを探す
そんなに大きくない家なのにドアが見つからない
すると友達が「この棚の裏にドアがあるぞ」と発見する
みんなで棚を退けてドアを開けると
そこは四畳半くらいの和室で
古い布団が敷いてあり枕元にコップや何かわからない紙袋などが置かれていた
水差しやコップの水は枯れたように跡が残っていた
枕に何か頭を押し付けたようなシミがあり
友達が布団をはぐると
人の形をしたシミがハッキリと見えた
枕から布団まで繋がる人のカタチのシミ
それを見たみんなは怖くなり外に出た
子供ながらに凄くヤバいモノを見た衝動と窓からこっちを見てる目を見た友達は泣き出した
とりあえず塞いでた棚を元に戻した
それから廃屋は幽霊屋敷と呼ばれるようになった
あのシミは何なのか、なぜその部屋は塞がれたのか
私の見た顔のない着物の幽霊はなんだったのか
それは次に起こる不可解な事件に繋がる
