着物の幽霊を見てから数年経ち小学5年生になった頃
あの廃屋に身重の猫が住み着きました
写真は廃屋のイメージです
にゃんこが大好きな私はたまにエサをあげに行ってました
エサといっても当時飼っていたわんこのドックフードなんじゃが…
廃屋の表側は老朽化が進み窓枠が壊れ土間の入り口のドアも開きっぱなし
動物が住み着くにはもってこいの条件
まもなく子猫たちが生まれていました
何度通ったかわかりませんがいつも親猫は土間横の和室の座布団の上で
子猫たちと一緒にいました
それから2週間くらいあけて様子を見に行ってみると
猫が出てきません
いつもは土間横の和室の床下から飛び出してくるのに
おかしいなと思い和室に入ってみると
異臭が漂い沢山の塊が転がっている
「なんだこれ… なんで…」
部屋を見渡すと無邪気に遊んでた子猫たちはいなく
首や手足がちぎれた子猫たちが部屋中に転がっている
部屋の隅っこに親猫の遺体があった
言葉にできない言葉が出ない
怖くもないでも何も理解できない
そんな複雑な感情が胸いっぱいこみ上げてきた
目に入った光景は命が一瞬で消えた光景
亡くなった猫たちはみんな泥の中に埋められたような色をしていた
不可解なのは部屋に赤い血の跡がない
まるでどこかで殺されて部屋に撒かれたよう
隠れる場所はいくらでもある
外に繋がる窓は枠ごと取り外されている
外にも床下にもどこへでも逃げれる
なのに解放された一部屋にすべての遺体が転がっている
イカレタ人間の仕業なのか、なんにせよバケモノじゃないとできない事だと思う
猫たちの御霊みんな一緒に素敵な場所で穏やかにいてほしいと願ってます
