姉の話からしばらくして私も初めて金縛りにあいました
その日は好きなラジオ番組があり少し夜更かしをしていました
夜中1時過ぎに寝ようと布団に入りました
コオロギや鈴虫の鳴き声が心地よく聞こえていました
なかなか寝付けなくてもぞもぞしていると
今まで聞こえていた虫たちの鳴き声がピタっと止みました
そのあとすぐに小さな耳鳴りがおこり
シーンと物凄い静寂がきました
全ての音が無くなった空間みたいに何も聞こえない
「なんだこれ?」
と思った時には体が動かなくなっていました
目は見えるのに動けないし声も出ない
周りを見渡すと自分の足元の方に何か暗闇よりも黒い何かが見えました
そして足元から冷たい冷気が漂ってきて
膝上くらいで止まりました
膝周辺が氷に触れてるみたいに冷たい
黒いモノが膝付近にいるのが感じ取れる
怖いというより何がいるのかって気持ちが大きかったです
しばらくもがいてると黒いモノの縁が少し白っぽいのに気づく
私は電気を真っ暗にして寝るので部屋はほぼ暗闇
しかし頭のところにラジカセがあり電源が入っているので薄っすら黒いモノが見える
その黒いモノは足元の方を向いているのがわかった
瞬きをした瞬間白い縁がこっちに振り返る
そこからは走馬灯のように時間が長く
振り返ったモノが人の顔のように見えた
膝の上に人の顔らしい白いモノが浮き出て浮いている
恐怖と体が動かない怒りでブチ切れた
「おどりゃーっ!」
と大声が出て勢いで布団ごとその白い顔のようなモノを蹴飛ばした
すぐに電気をつけ周りを見渡したが何もいない
翌朝、母に出来事を話すと石鎚の人に相談してみるといいました
この石鎚の方は石鎚山の密教の方で私の知る数少ない本物の霊能者です
この方の話は後日書きます
翌日の夜に石鎚の方に言われた通り部屋の四隅に盛り塩をしました
これで大丈夫と安心して寝ると
夜中に「ガリッ・・・ガリガリッ・・・。」
とガラスを爪で引っ搔く音が鳴りました
「うぉ・・・何か入ってこようとしとる」
電気をつけ窓を見るとカーテンが少し揺れてる
恐る恐るカーテンを開けると窓が10センチくらい空いている
カーテンを開けても窓がガリガリ鳴り止まない
慌てて窓を閉めカギをかけた
窓を閉める時にカーテンが勢いよく揺れ盛塩が崩れるのが見えた
カギをかけた時に窓の外側で
「ドンッ!」
と窓を叩く音がしました
すぐに窓のところに盛塩をしました
そのあとは怖くて眠れませんでした
時間が経ち気持ちが落ち着いたときにあることに気づきました
石鎚の方は
窓を開け、窓と反対側から盛塩をして塩を撒きながら霊を追い出すように窓に盛塩をしてください
窓にカギをしたまま盛塩しました・・・。
ということは
霊を部屋に閉じ込めた事になります
ガリガリと鳴ってたのは外から入ろうとしてたのではなく
中から外に出ようとしていたって事
それが実感できたのは部屋のガラス
こんな感じの彫刻ガラス
内側に彫刻がされていて外側はツルツルなガラスです
ガリガリと音の鳴るのは彫刻側
恐ろしい体験でした
盛塩やお札を貼ったら余計に怪奇現象が増えたとよく聞きます
私と同じような事してるかなとほっこりします
