高校生の時の話です
その日は両親が島へ魚釣りに行き家には私だけでした
夜になり友達が遊びに来て部屋でわいわいしてました
当時はみんなバイクが好きで原付から400まで色んなバイクに乗ってました
お腹が減ったのでコンビニまで買いに行こうと友人が言い出したので
私は後ろに乗って荷物持つわと出かけました
すると友達が調子に乗ってスピードをあげました
次のカーブ曲がったらコンビニ
そのカーブにさしかかった時路面に砂が溜まっていました
そのまま滑ってブロック塀にガシャン
体をブロックに叩きつけられ物凄い激痛が走る
なんとか起き上がり友達の無事を確かめた時
「ブチッ」という音とともに
頭から血が噴き出しました
右半分血まみれになり後から来た友達のバイクに乗って近くの大きな病院へ
病院に着いてすぐに緊急オペ
CTとか色々とられて集中治療室へ
そこで意識を失いました
数時間して話し声が聞こえ目が覚めました
先生と両親が話してるのが聞こえました
「頭に影がある」
それを聞いて「あぁもうダメなんかな」ってまた意識を失いました
断片的ですが何度か目覚めた感じはあるんですがはっきりとはしませんでした
なんと表現すればいいかわかりませんが
それは突然訪れました
あたり一面が金色の世界
目の前には麦か稲かわかりませんが一面に広がった金色の草が揺れていました
心地いい風が吹き抜けその中をふわふわ浮いてる感じがしました
風に乗って金色の中を進むと金色に輝く人が立ってました
何を言うわけでもなくただ目の前に立ってる
その金色の人からは暖かい何かが伝わってきてました
ずっとその光景を見ていると
何か金色の人が言ったように思えました
目を瞑り穏やかな金色に包まれながら
ゆっくりと戻っていく?(表現がわかりません)
ただ身体がずっと何か優しい光に包まれてる感覚はありました
そして目覚めました
身体が重くあちこち痛い
頭には包帯がぐるぐる巻かれ腕には点滴が刺さってる
しかしここで緊急事態が発生
「おしっこしたい!」
身体は重く意識は朦朧
でも私は高校生
思春期まっさかりです
看護師さんにナニを見せるのはイヤだとバキバキの重い体と点滴を引きずって
途中何度も意識を失いそうになりながらトイレへ到着
もう立っている体力も気力も無く洋式の個室へ
「待たせたな。おしっこ!」
そう思った瞬間に意識を失いました
次に気が付いた時はまた集中治療室のベットでした
それから色々な検査をしました
なぜか頭の中にあった影が消えており数日後一般の部屋へ
巡回に来た先生に
「あんた神様に感謝せんといけんよ」
「それとトイレから運んでくれた勤務明けの看護師さんたちにお礼言っときなさいね」
その後ろで笑ってる看護師さん、ナースステーション通るたびに笑う看護師さん達
おまえらおまえら!
なんとも不思議な体験でした
天国ってきっとあんな世界なんだろうと思います
