その昔ある宅配便で週末にアルバイトしていました
時期は年末で時給もよく楽勝!
と思ってた愚かな私がいました
年末~正月は配達がダントツで多い時期
みかんやお米のぎっしり入った荷物がいっぱいです
荷物事故がもっとも起こりやすい
送り箱が壊れ中身が見えてる物なども見かけました
特にひどかったのがセ〇ールの下着
ぺらっぺらな箱に粘着の弱いテープで梱包されてるので箱が壊れ中から下着が出てる物も
ほんとに配達者泣かせな荷物でした
そんなある日不思議な事が起こりました
夕方の配達を終え帰ろうとするとセンター長が
「すまんけど1便走ってくれんかの?」
担当地区の配達車が集荷で荷物が載りきらないらしい
最後のトラックが出るまで1時間しかなくそれを逃せば翌日まで送れない
学生のアルバイトの子を乗せ集荷先のお店まで急ぐ
陽も落ち大きな道路は結構混んでるので裏道を行こうと
町中をなんとか出て農道へ
初めての道だけど配達の地図を何度も見てるので目的地付近までは行けることはわかっていました
1本道が1キロ以上近く続く道
対向車もいないのでかなりスピードを出していました
道の左右は畑で何もない
そんな道の横から突然白い車が現れました
ありえないスピードで前に出てきた車
隣のバイト君が「ぶつかる!と叫んでました」
少しブレーキを踏んで距離を開け挙動不審な車の文句を二人で言っていると
突然、白い車から紙吹雪が舞いました
前の車が見えなくなるくらいの紙吹雪
ブレーキを踏もうとした時その紙吹雪がある物だと気づく
バイト君が「1万円、お金だー」
ライトの中一面に一万円札が舞っている
視界がお札で見えないので急ブレーキを踏み停車した
「あれ、お金よな?」
「一万円です!拾いましょう!」
二人で車から降りました
辺りを見渡すと白い車はすでにいなくなってました
周りは左右はてしなく畑で右側には小さな川が流れていました
お金を探しましたが1枚も落ちていません
私もバイト君も意味が解らずポカーンとしてました
すると車から無線が鳴り我にかえりました
「とりあえず集荷急ごう」
車に乗り込みその道を少し進むといきなりT字路になっていました
遠くから見ると道が続いてるように見えますが
目の前まで来ないと道が無いのがわからない
こんな感じのT字路でした(写真はイメージです)
この光景を見た時にはお金とはどうでもよく
あのまま飛ばして直進してたらと思うと
二人とも声が出ませんでした
集荷を終え帰りにまたこの道を通ったんですが
やはり何も無くただの農道でした
配送センターに戻るとバイト君が喋りまくっていました
それを聞いた社員の方があそこは川に突っ込んで亡くなった方がいると言っていました
なんにせよ白い車に助けられました
それからちょこちょこその道を走るようになり
走るたびに「あの時はありがとう」
そう言うことにしました
私は過去に3回なにかの力によって救われています
気づいてないだけでもっと救われてるのかもしれません
そう思った日からいつも寝る前に
ご先祖様、いつもありがとう
欠かさずに毎日言うようになりました
