今日は父の命日だったので、お墓参りにいきました。
10年が経ちました。
10年前の今日はジリジリとしたとても暑い日でした。
10年。
いろいろあったし、いろいろ感じた10年でした。
この10年は私にとって、とても濃い10年でした。
父は70歳で他界しましたが、それまで元気にしていて朝倒れていたところを発見されて、そのときには意識不明で、そのまま3日後に亡くなりました。脳出血でした。
なので、看病もしてないし、心の準備もないままでした。
父が意識不明だと知らせを聞いたとき、私は屋久島に旅行に行っていて、知らせを聞いて登山の格好のまま飛行機に飛び乗りました。
いつまで続くかわからない長期の看病も本当に大変でつらいこともあると思いますが、心の準備ができたり、きちんと看病したという残された者の気持ちはあると思います。
叔母を看取ったときには、家族で自宅介護をしました。もちろん大変でしたが、最後にきちんと過ごした、看病した、という気持ちはありました。
しかし、いきなり他界したら、体力的な大変さはないけれど、心が追いつきません。
どちらがいい悪いでもないし、人の最期は選べないから、こればかりはどちらであっても受け入れるしかないのですが、父の時は本当になかなか時間がかかりました。
でも、親がまあまあ早くに亡くなるって、全くもっていいことではないけれど、その悲しみを早くに知ったことによって、人の悲しみに少し寄り添える機会がありました。
親を亡くされても、なかなかそのことって改めて人には話さない人が多いと思います。
わたしもそうだったけど、どう話してよいかもわからないし、話したところで、、みたいなかんじと、話して人前で泣きたくもないし、みたいな。
でも、わたしのが先に親が他界してるのを知ってて、そのあとに同じ立場に立った人が、ポロリと悲しみについてとか親が亡くなったことについて私に話してくれることが、何回かありました。
やっぱり同じ経験をした人になら話したいとか、わかってもらえるかな、みたいな気持ちなんだと。
そんなとき、早かれ遅かれみんなが経験する悲しみを人より少し早く知ったことも、プラスになることもあるんだな、役にたつこともあるんだなと思いました。
ぜひご両親や大切な人が元気なうちに、感謝を伝えたり、少しはご馳走してあげたり、連絡したり、都度都度してくださいね💓😊
コロナでなかなかマメに直接会いづらくなっていると思いますが、メールだけでなく、たまに電話で声をきくとか。
それは親のためでもあるけれど、後々の自分のため、でもあるから😊