2001年のGWに2万円を握りしめてベネルクスを巡った旅を綴っています。爆

 

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アントワープを去り、ブルージュへ向かいます。

 


 

 

ベルギー国内の電車はかなり安く、確か4€(当時440円)くらいだったと思う。もう日本円で7,000円しかないけど。爆

 





ブルージュに着きました。この街、ネガ写真しかなく色褪せて説得力ないかも知れませんが、ほんっと美しかったです。建築物はどこまでも繊細で緑はキラキラしていました。







こちらはブルージュ市庁舎。1376年から1421年にかけて建設され、建築様式は「フランボワイヤン・ゴシック」というそうです。フランドル地方特有のゴシック建築の一種で、装飾が特徴的ですよね。





全体像を映した写真があったはずなのですが見当たらない。ネガはすべてデジ化したはずですのに、漏れちゃったのかなあ。。





EUは二度と行かないと言っておきながら、こうやって見直すと再訪したい気持ちが沸々。笑





この辺りは「ブルージュ歴史地区」といって、運河の美しい世界遺産なのですよ。絵を描いていらっしゃる方もよくお見掛けします。





その気持ち、よく分かります。ホント美しいですからね。




 
「水の都」「北のベネチア」「屋根のない美術館」など、様々な異名を持つ古都ブルージュは、観光客も大変多い。





どこもかしこも観光客で溢れてる。





縦横無尽に流れる運河でひときわ美しい場所があり、何枚も写真を撮ったはずなのですが、それもない。もし再訪したら、この記事を書き直しますね。笑





さて、ブルージュをサラーっと流したあと、海沿いの街「オステンデ」に来ました。 この頃、国内周遊券とかなかったのかなぁ?いちいち切符を購入していた覚え。ただ、前述のように安いうえ円高だったので、なんとか巡れていました。今現在だったらもう完全に無理でしょう。この時はブルージュから200円ほど。



 

 

オステンデは北海に面した街です。
 


 
 
駅を出たら海。クルーザーが停まっています。
 



 
海沿いリゾートなのですけど、ちょっとまだ寒い!





海沿い運河らしく、多少大きな船も通るのでしょうか。こんな風に道路がそのまま跳ね上がる様子は久々に見たかも。笑

 


 
オステンデでひときわ目立つのはこの教会。「Church of Saint Peter and Saint Paul」





パリのノートルダム教会を彷彿させますね。
 




さて、その後はゲント(Gent)という街へ。列車は300円ぐらい。





今日はここで泊まります。ホテルに荷物を置いて、この街では聖ニコラス教会、聖ヤコブ教会を目指しました。めちゃくちゃ寒いのでバスに乗りたかったのですが、お金ないので「これくらい歩こう」!と片道40分くらい坂を上り続けた記憶。写真も撮りましたのに、これもないのですよ。「写真ないなら載せるのやめよう」とも思ったのですが、わざわざ来てひたすら坂道を上りましたのに、スルーするのも何かなと思い、行ったことだけでも記録しようと思います。






この二つのどちらかの教会はその昔、地下で秘密裏にビールを醸造していたと聞いた気がします。フランスやオランダ、ベルギーの修道院で醸造されるトラピスト・ビールは、11世紀頃に私の最も好きなシメイ (ベルギー)が始まりとされており、現在は国際トラピスト会修道士協会(ITA)によって、基準を満たした商品のみ「Authentic Trappist Product」の文字の入った六角形ロゴマークを付けることを承認されています。





その基準は、
・トラピスト会修道院の修道士が自ら醸造するか、修道士の監督の元で醸造されたものであること。
・修道院の敷地内の醸造所で醸造されていること。
・販売は営利目的で行ってはならず、収益は修道院のメンテナンスや運営費用に充て、残額は慈善団体に寄付すること。
等。






シメイは3年くらい賞味期限があるのですよね。瓶の中でずーっと発酵し続けるのか、本当に深みのある美味しいビールと思います。私にとっては栄養ドリンクなので、疲れた時はよく飲みます。アルコール度数が高いので一本でも酔っ払い、結局のところ経済的なところも魅力。爆
 
 
 

そうそう、ご紹介がだいぶ遅れましたが、ベルギーは自国の言語はなくフランス語、オランダ語、ドイツ語が公用語です。割合は、オランダ語が6割、フランス語3割、ドイツが1割程度といわれています。歴史的に見ても、ほとんどの期間、この3か国の配下であったことが分かりますよね。尚、私の訪ねた動線に限っては、ほとんど英語が通じました。