2016年のGWに訪ねた南米パタゴニアの旅を綴ります。

 

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アルゼンチンに着き、空港移動(国際線→国内線)とカラファテからホテルまでのタクシーで思ったより現金を使ってしまった私は、例のごとくアルゼンチン・ペソ(キャッシュ)が若干心許無い状態となりました。







このため、ロス・グレシアレス国立公園からカラファテへ戻り、ATMを探しすことにしました(またかよ!)。

 

 

 

 

 

 

しかし、途中でお腹が空いたためクレジットの使える町中のレストランに入ったとき、オモロイ出来事がありました。







先ずは腹ごしらえとオーダーをしたところ、直ぐに頭の上の方から日本語が聞こえるじゃないですか!

 

 

 

 

 

 

このレストランの席は、軽くプライバシーの保たれたボックス席で背もたれが高め。座っている分には前後のテーブルにどんな人が座っているかは分かりません。そして、私の背中側のテーブルから日本語が聞こえたため、「これはラッキー!」とATMの場所を聞こうとしたのです。

 

 

 

 

しかし彼ら、わりと込み入った話をしており話が尽きないので、会話が途切れた時点で声をかけようと、彼らの会話を何気に聞いていたのですよね。聞いていたと言うか聞こえてきた。

 

 

 

 

それがですね。まさかこんな南米の最果ての地で日本語など誰も分からないと思ったか、真後ろの席が日本人と思いもしていないのか、結構あからさまな話をしているのですよ。

 

 

 

 

彼ら日本人男性二人は30代で、御茶ノ水にある某大学病院某科の◯◯さん◯◯さんという医師。2人はブエノスアイレスで開かれた学会に参加するためアルゼンチンに来て、数日の有休を取りカラファテまで足を運んだよう。こんな個人情報ダダ漏れの話を公の場でペラペラ口走ってる時点で、コンプラ厳しい会社に勤める私は退きますのに、その内容がまさにドン引き。

 

 

 

 

彼らはそれぞれ結婚していて子供も2人ずついますが、専ら話は付き合ってる彼女の話。要は浮気。その不倫相手は両者が両者とも知っている女性(◯◯ちゃんなどお互いの彼女を名前で呼んでる)で独身。








仕事が忙しいと理由つけ、奥さんに家事子育て一切押し付け、せっせと彼女の家に通っている様子を赤裸々に話しています。彼ら曰く「家にはお金さえ入れていればOK」なのだそう。私はその話がいつ終わるのか待っていましたが、一向に終わる気配ないどころかどんどんエスカレート。ホントいろんな話をするのですが、最後の一撃、その医師の一人曰く、


 

 

 

 

 

 

「医者で不倫してねー奴なんていねーよな!」

 

 

 

 

 

 

なるほど。

 

 

 

 



 

その肩書だけで随分とオモテになるのですね、羨ましい限りですわ、このクズ男っ!

 

 

 

 

 



 

マジ気持ち悪いわっ!

 

 

 

 

 


ホント男ってバカですねー。笑






 

今ならコレ全て録音して、トランスクリプトかまし、数十秒で議事録作成。位置情報と音声データ添付して売り飛ばすなど容易いことです。個人情報が売れる時代です。一瞬で地位も名誉もお金も失います。私なんぞ彼らがカラファテのホテルへ帰り着く前に、売り捌くとこまで終わってるわ。笑







道徳心の欠片もないこいつらレベルでも「先生」と呼ばれてんだろ。こんな野郎はごく一部だと大概の人は思うのでしょうが、その限りでもないですよ。私の認識ではそれは逆で、人格者などごく一部です。お坊ちゃま育ちで世間知らず、偉そうに権威振りかざす勘違い天狗野郎(医者)はとにかく多いです。名医と呼ばれる医師など日本ではごく一部でしょ?








彼らは西洋医学を規定通りに学び、規定通りに薬を処方するだけの単なるツールです。コレもはや人間である必要ありません。今の時代、病院など行かずともネットで病名も原因もほぼ特定し処方まで分かるAI時代です。外科以外に医者は不要。もし病気になったら自分の習慣、食をしっかり振り返って鑑み、生活を正して病院でも薬でもなく自分の免疫と治癒力で治しましょう。








私は病院へ行かなくとも良いように体を鍛え、食事や睡眠に気を配っています。日本の医療(対症療法、姑息的療法)は信用していません。日本人は医者の言うことは絶対だと信じ、神格化して疑わない人が多いように思いますが、それはホント危険です。









一般サラリーマンでも、不道徳な行いは仕事に対する姿勢や態度、延いては実績に現れてくるものです。それを一般的な日本人が神格化し信じて疑わない医師なんぞ、その地位認識自体どうかと思いますのに、こんな話をオープンなレストランで声高に話すなど、私には到底考えられません。私、今でも二人の医師の名前はもちろん、病院名、専門も記憶していますからね。笑








さて、ステーキを食べ終わり店を出たいのですが、彼らの不倫話は途切れる様子がないので、私は自席での会計後にスクッと立ち上がり、くるりと180°回転して彼らの方を向き、話している彼らを遮って日本語でシレーっと、

 

 

 

 

 

 

「日本人の方ですか?」ニコッ「クレジットでアルゼンチン・ペソをおろしたいのですが、この近くでキャッシングできるATM知りません?」

 

 

 

 


 

と尋ねました。

 

 

 

 

 


この時の男二人の顔ときたら。爆

 

 

 

 

 

 

驚いたのか何なのか、強張った顔のまま言葉を発さないので「あれ??日本人、ですよね?日本語を話されていましたよね?(全部聞こえてたぞ!笑)」と追い討ち。爆爆

 

 

 

 


 

やっと一人が、「に、日本人の方ですか。こんなところに。。」「あ、僕らブエノスアイレスから来て日本円からキャッシュに変えたのでATMは。。。」

 

 


 

 


だろうな。

 




 

 

さて、レストランを出てATMを求め放浪。

 

 

 

 

アンデス山脈に点在する国立公園の景色はどこまでも雄大で、これは一生に一度は訪ねるに値する素晴らしい絶景です。そして、起点となるここカラファテも美しいのですよ。

 

 

 

 

翌朝も、空港へ行く前に近所散歩。この静謐さにはホント癒されますわ。

 

 

 

 

大自然の包容力、平静さ、安穏はもはや神ですね。もしご興味ある方は是非、体力あるうちに訪ねてみてください。

 

 

 

 

おいしい空気で深呼吸を何度もし、血中酸素まで新鮮な空気で満たしたあと、次の都市へ向かいます。

 

 

 

 

カラファテの空港で朝ビー。空気が美味しいとビールも旨い。

 

 

 

 

さて、カラファテからさらに南下します。