2014年のGWに訪ねた南米周遊の旅を綴っています。
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ブエノスアイレスのホテルへ到着しました。
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ボリビアのサンタクルスか、アルゼンチンのブエノスアイレスか、どちらかは不明ですが、スーツケースのサブ財布の中からAUS100$とUS80$、空港関係者に盗まれた事にかなり腹立っていた私は、金額は大したことないですがその行為を許せず、それまでの他の諸々の怒りも相まってホテル近くにあった大きな警察署へ。
そしてすぐさま撃沈。爆爆
彼らは全く英語を話さない。一人も英語を話す警察などいませんでした。私はほとんどスペイン語を理解出来ないため、怒るも何も会話にならんのですわ。笑
私はここで、知る限りのスペイン語を使ってトラブルについて話しますが、彼らは、空港で起こった事件は空港警察へ行けと言ってるようです。
は?何でわざわざ空港まで行かなきゃなんねーんだよ。私は更に怒りを倍増させ、これまた近くにあった日本大使館へ。
海外で日本大使館へ行くことなど、よく考えたら初めてでした。
大使館の入ったビルのフロアへいくと、相談が多いのでしょうか。それとも大使館てこんなもの?昔の銀行のようにズラーっと窓口があり、日本人の大使館員がぞれぞれ対応しています。並んでいると、50代と思われる男性の座る窓口に呼ばれ、上記の内容を淡々と説明しました。すると、
「あー、それはサンタクルスではなく、ブエノスアイレスでやられてますねー。」
「またですかー。」
「こないだも空港職員が数十名が捕まったばかりなんですけどねー。」
は?
「EZE(ブエノスアイレスの国際空港)の空港職員による貴重品の抜き取りは日常茶飯事でしてね。」
「スーツケースの紙幣や宝石、高級腕時計など金品はX線ですぐ分かるので開けて盗むんですよ。」
「度々大勢捕まるのですが、あそこは上から下までグルですんで。」
「逮捕されるのは実行犯の下っ端ばかりで、命令してる上は捕まらず、トカゲの尻尾切りのようなもんで被害が絶えないんです。」
「何なら空港警察も共犯ですから。」やはりか。
「ホントにお恥ずかしい話ですが、アルゼンチンはそういう国ですんで。」
「とりあえず被害届けを警察に出してください。」
なるほど。
「先ほど警察へ行ったのですが、英語が通じないのでここに来ました。」と伝えると、
「それではスペイン語を話せる日本人をご紹介しますので、こちらに相談して一緒に行ってください。」
日本人の名前と電話番号など書かれたA4を一枚渡されました。20人くらいズラーッと一覧掲載されています。
(凄いな。。これ、個人情報ダダ洩れやん。)
廊下に出てそれを見ながら突っ立っていると、日本人男性に声をかけられました。話すと彼は家族でブラジルに住む駐在員。バカンスでブエノスアイレスへ来たところ、ケチャップ強盗に遭い家族全員のパスポート入りリュックを強奪されたとのこと。このため、明日ブラジルへ帰る予定が戻れなくなってしまったと。
アルゼンチン、、、ホントしょーもなくセコイ国なんやな。しょっちゅうデフォルトするのもそういうところかと。笑
大使館を出てホテルへ戻りました。
わりと近くに住んでいて在アルゼンチン日本大使館で長年勤務し、嘱託定年で退職された(そんな属性も一覧に書かれている。危)という一番上に書かれた男性の電話番号にホテルの部屋からかけました。すぐに出てくれた彼に事情を話すと、夕方に時間が空くとのことで待ち合わせをすることに。
夕方ならまだ時間はある。それまでにもう一つの仕事を進めておこう。書類を揃えて向かいます。
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