2014年のGWに訪ねた南米周遊の旅を綴っています。

 

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早朝4時。

 




なーーーんでこんな早く起きなきゃなんねーんだ。






4:30amにタクシーを手配していた私たちは、高所のため頭ガンガン心臓バクバクさせながら起きました。








私に限っては、「よく生きて起きれたな」「下手すりゃ死んでたかも」と、これまで体験したことない最大級な心臓の鼓動です。手首の脈打つ音さえ聞こえるほど。爆






身支度して部屋をあとにすると、まーーーーっ暗なレセプションは夜間停電で電気は付かず、外もまーーーーっ暗で、全てがまーーーーーっ暗。物音一つせず、鳥のさえずりも虫の羽音も猫や牛の鳴き声もない。光りも音もなく、もしかしたら私は死んでいて天国にいるのかと思うくらいの世界。






7amの飛行機に乗る前に、私たちは街まで出てお金をおろさなくてはならず、寒ーーーーいレセプションでタクシーを待ちます。







が、これまたタクシーが全然来ないんだ。






起きてきたレセプションに「タクシーはまだ?」と確認するも、「もう少しで来る」の一点張り。






「お前らの「もう少し」は一体何分なんだよ!」






停電して真っ暗、停電してなくともネットは繋がらない日本のどこよりも高い南米の天井で待つこと30分。







ようやく現れたオンボロタクシーは、このクソ寒いのに暖房が効かない。






それどころか、後部座席の窓は半開きで、それ以上どうやっても閉まらない。しかもこの寒い中、ドライバーはタバコを吸うためか運転席のサイドウィンドウ全開。空気薄いうえに零下の風がビュービュー吹く車内。







私と真逆で、暑さに強く寒さに弱いSが隣で異常にガタガタ震え始めた。私はドライバーに、






「Please close the window.」







すると運転手 「ah?」

 

 






「Please close the window」







運転手 「ha?」








「寒いっつってんだよ!窓閉めろや!」







Sが、「ちょっ、、、そんなに怒鳴らなくても、、、」







私は窓が開いていることにキレているのではなく、マチュピチュのスケジュールミスと、AMAZONASのディレイやキャンセル。一番楽しみにしていたウユニ塩湖にほとんど滞在できず、それなりのホテルなのにクレジット使えないわ、現金ないわ、空気薄いわ、頭痛いわ、タクシー遅いわ、ボロいわ、クッソ寒いわでこれまでのもろもろに対し怒りが込み上げ、この運ちゃんに八つ当たり。爆







タイトル通り、この頃の私はまだ訪問国が50カ国に満たず、欧米や観光立国(観光収入=歳入のような途上国)など簡単な国へしか行ったことない海外初心者。世界をまだよく知らなかった。自分自身が世界基準に見合っておらず、日本や欧米基準でしか物事を考えられない未熟者だったのです。
運ちゃん、早起きしてくれたのに怒ってスマン。






そして、やっと着いた街中のATMではどのクレジットカードを使ってもキャッシングできず、フライト時間が迫る中で焦りながら他のATMを転々と探し回りました。






まだ仄暗いウユニの街をATM求めてアチコチ試し、もはや最後の一台と思われたATMでやっと現地通貨をおろしてホテル代を託け、急ぎ空港へ向かってギリギリチェックイン。







ホッと一息ついた視線の先に見えたものは、






マジかよ。。






何度も聞いたよね?空港に国際クレジット対応のATMはないのか?と。






何で誰も知らねんだよ!





 
くっそーーーーーーー!!!





・・・



















飛行機から見下ろすとウユニ塩湖。東京都の4倍もの大きさなのですよ。
 

 
 
ここがその昔、海底だったなんてね。
 
  



はあ。。気持ちを入れ替えていこう。感情的になりすぎだ。






しかし、この後もこれでもかというくらいアクシデントは続き、度々爆発します。笑