以前から気になっていたゴッホのイベントへ行ってきました。場所は朝ジョグコースでもある天王洲の寺田倉庫一角。
平日の昼間にも関わらず、多くの人が来ていました。
(私はチョイ仕事サボり。笑)
入口の先に、ゴッホの生涯を描いた時代ごとの絵画を背景とともに説明。
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その先には彼の言。
『人を愛する異常に真の芸術的なことなどないと思う』
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『僕は悩める生き物だから、自分を超える大きな存在それこそが僕の命である創造力なしでは何もできない』
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『もし君が本当に自然を愛するなら、いたるところに美を見出すだろう』
『絵画における色彩とは、人生における熱狂だ』
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彼らしい文言が並びますね。お気持ち、よくわかります。
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そして、その先の黒いカーテンをくぐると、、
四方八方に貼られたスクリーンにゴッホの作品が映し出されていました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240210/14/roro107/0e/e2/j/o1080092515399680719.jpg?caw=800)
同系の絵画が、大きさや形の少しずつ異なる数十枚の大きなスクリーンに映し出されていきます。
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観客は、その場に立っていさえすれば、次々と移り変わるゴッホの作品を鑑賞することができます。
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ゴッホの作品をこれほど多く観られる美術館は、アムステルダムのゴッホ美術館くらいしか私は知りません。
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オリジナルでなくとも映像は細部まで美しく、また、パネルが大きいので迫力あります。
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映像がただ映し出されるだけではありません。絵画はクラシックの音楽に合わせて変わっていきます。その音楽は、それぞれの絵画に不思議なくらいマッチしており、まるでゴッホのこの絵のために作られた音楽のよう。
また、この映像のスゴイところは、画像自体が動くところ。例えば「星月夜」は雲の渦が実際にぐるぐる回ります。川も実際にさわさわ揺らめいている。
空を飛ぶ鳥は、実際に空を縦横無尽に飛び回り、
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桜はハラハラと散っていく。
ひまわりの花弁は風にそよぎ、やがて剥がれて舞っていく。
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この演出によって、時空を超えたゴッホの世界に引き込まれていきます。私も、どちらかというと内向的な人間ですので、自分の感情にリンクしそうな勢いです。
私は、ニューヨークのMOMAで初めてゴッホのオリジナル「星月夜」を観た時、そこから一時間くらい動けなかったのですよね。笑
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あまりにも感動して。
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ゴッホの偉大さや、その中にある精神世界を目の当たりにし、グッと引き込まれました。
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もし彼が生きていたら、ぜひ会話したい芸術家の一人です。
傷付けないように傷付けないように、そーっと話を聞いて引き出しを開けていかなくてはならんのだろうなと想像します。