日本を出発し、ドーハのホテルに着いたのは朝の4am。珍しく機内で眠れたので、到着後に少しだけ睡眠を取り、6:30amからの朝食ブッフェをいただいてすぐに出かけました。以前ドーハを訪ねた時に建設中だったカタール国立博物館です。




「National Museum」という地下鉄の駅まで出来ていて、この辺りも以前とは違い楽に来れるようになりました。




珍しい設計の建物です。面積もかなりの広さですよ。




早速入口から入場します。50QARですので、およそ2,000円。




ここカタールに限らず、新しい博物館というのは最新の設備を整え、最新のIT技術を使い、音や映像を駆使しつつ作品を効果的に展示していますので、迫力があったり煌びやかであったり、はたまた美麗であったりと興味は尽きません。




また、国立ともなると、幅広く多くの作品群の中から選び抜かれた秀逸な数点が展示され、より良い作品を簡潔に鑑賞することができます。




カタール含むアラビア半島は、30万年前に既に人の住んだ形跡があります。もうほぼ原型をとどめていないながら土器も展示されていました。30万年前かあ。。。




そして、この辺りといえば何と言っても主役はベドウィン、ノマドですね。こちらはラクダの上に乗せて座る椅子。




ラクダ用具一式。




ベドウィンは遊牧民(ノマド)ですので、家を持ちません。適当な場所にテントを張ってしばらくすると、また移動します。




こちらは砂漠に立てるテントに敷かれた絨毯。





これらもその先にある壁に、どのようにテントを張るか、どうやって絨毯を広げるかという映像が流れますので、視覚的にその様子を知ることができます。




絨毯模様が階段の壁一面に敷き詰められています。素敵だなあ。。




こちらは遊牧しないアラブ人の石造り壁デザイン。イスラムのセンスを如実に表していますね。素晴らしいです。




これらは昔のアラブ人たちの衣装。




素敵だわー。少し地位の高い人達かも知れない。よく読まなかった。




展示の仕方も良いと思います。観光客の皆さん、この前で写真を撮っていました。




上述のように、展示作品以外にもあちこちの壁に映す映像でアラブ人たちの生活の様子を伺い知れるため、




歴史や文化を効果的に知ることができるのですよね。




こちらは様々な大きさのパールです。湾岸はオイルが発掘されるまで真珠の養殖で生計を立てていたようなものですので、歴史としては重要な位置づけですよね。




展示作品は相当な数があり、見終わったら2時間ほど経っていました。




館内、観て回っていると、並行のはずの床が登りになったり下りになったりして、どうも起伏を持たせているよう。それも珍しいですね。




そして、冒頭に少しご紹介したこの博物館の建物がこれまた秀逸です。





この建物、汐留にある元電通本社ビルの設計を手掛けたフランス人建築家のジャン・ヌーヴェルさんのもの。




地上から見ても、すこぶる変わっていますが、




上空から見るとコレ。




まさに、砂漠の薔薇なのです。美しいですね。。




ドーハから空港へ戻る時に前を通ったので映しました。




この建物もとても壮麗でしたが、展示作品もかなりの充実ぶり。ドーハへ行かれたら是非、この博物館も訪問候補に入れてみてください。