2013年GWに訪ねた旅を綴っています。
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わりと早い時間でしたが、街を歩いているとレンタカー屋の兄さんが何台も車を車庫から出している。思わず、
「今日、車1台ありますか?」
と聞くと、
「いっぱいあるよ。」
お!
「車貸してください、一番安いの。」
「OKです。すぐに用意します。」
レンタカーする予定はありませんでしたが、たまたま日本の免許証は持ってきていた。
因みに私は海外、いろんな国で車を借りますが、国際免許証を一度も取得したことがありません。日本は海外での運転に「国際免許証は必携」としているようですが、日本の免許証とクレジットカードがあれば殆どの国で車を借りることができます。
※これまで借りることのできなかった国はニュージーランドのみ。尚、ニュージーランドでは国際免許証を即日発行できますので、結局借りることができました。
レンタカー屋の兄さんが、「どこへ行くの?」と聞いてくれたので、「日帰りで行ける良い観光スポットないか」聞いたところ、ポートダグラスやそこへ行く道すがらのビーチと渓谷を勧めて地図をくれました。そういえばCAの兄さんもそんなこと言ってたわ。
よし!早速ポートダグラスへ向けてGO!
車は少ないし天気もいい。ケアンズは熱帯雨林気候に属しており、緑も多くてキラキラしてる。しかも、秋も深まり湿度もない。最高だ!
しかしそこでまた、ハプニング。
思い起こせばSと以前ハワイ島へ行った時、スピード違反でパトカーに追いかけられ(てい)たことがありました。空港に向かって少々急ぎながら走行中、前後も対抗車線も全く車のない道がしばらく続き、音楽を大音量でかけながらかっ飛ばしていたもので、後方からずっと追いかけられてることに気付かず、結果的にパトをガン無視するカタチとなっていました。ようやく気づいてスピードを落とし停まったら、出てきた警察によもや撃たれそうになった私たち。
オーストラリアもスピード違反は厳しいとレンタカー屋の兄さんが教えてくれたので、私はかなり抑え目に運転していました。もちろん標識がkmかマイル表記かも確認済み。
ケアンズから北上すること数十分。対向車線にパトカー発見。しかもパトライトをクルクル回してウーウーサイレンを鳴らしてるじゃないですか。
「お!前の車、捕まっちゃった!?スピード違反か?」
Sと笑って話していると、なんと!そのパトカーがUターンして私たちの真後ろに着いたじゃないですか。
??
しかも、その警察がバックミラー越しに左へ寄るよう私に向かって指示。
へ?
私?
何で?
スピード出してないよね?それとも他に何かした?一時停止?信号無視?
停止線なんてあったっけ?信号もないよね?
???
取りあえず車を左に寄せて停め、ドアを空けて直ぐにパトカーまで歩いて行き、出てきた警察に、
「何か?」
と、先制攻撃。
「免許証をお願いします。」
「なんで?」
↑
なんで?とか聞く?普通。笑
「君はスピードを出しすぎていた。」
えええええ?
出してねーっちゅうの!!
免許証を取りに車へ戻り、Sに 「スピード違反だって。」
と告げると彼女も、
「えええええー?」
「ど、どこで?」
「わからない。」
「(スピード)出してなかったよね?私。」
「うん、ハワイとは雲泥の差。」
「あの時は怖かった。」
アハハ。
ハワイの時はね。そりゃ一般道路を160Km以上でぶっ飛ばしてましたので納得のスピード違反ですが、今回は標識を見つつ走っていたんですよ。
免許証(もちろん日本の)を持ってパトカーまで行き差し出しました。
漢字だらけの免許証。当然、何一つ個人情報を読み取れるはずもなく、目が点になる警察。
「身分証をお願いします。」
パスポートを見せました。
「観光客か。」
「いつまでここ(オーストラリア)に滞在予定ですか?」
「5日後に日本へ帰ります。」
「いつ来たの?」
「昨日の夕方です。」
「スピードを落として走ってください。」
「良い旅を!」
・・・
だから、スピード出してねーっつの!
冷やかしかよっ!
ったく、暇人め!
運転席に戻って、「Have a nice trip!だって。」
さぁ、気を取り直してポートダグラスへ向かいます。
道中、人が集まっていたので停車して降りてみると、