2011/3に訪ねたトルコの旅を綴っています。
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トルコの旅、最後の都市は日本への直行便あるイスタンブルです。当初はスルーで帰ろうと思っていたのですが一泊することに。トルコへ初めて訪ね、イスタンブルに寄らない人などいないか!笑
NEVでフライトがディレイし、昨夜スルタンアフメトのホテルに入りました。
この頃は、先述のとおり1トルコリラ=50円近くしていましたので、イスタンブルでは狭い三ツ星でもやたら高く感じました。1トルコリラ=5円の今はどうなんだろね?リラ安でも超インフレなので、大して変わらんのかな?
さぁ、初めてのイスタンブルへ出かけます。朝陽をバックにミナレットが美しいです。
少し歩くと、美味しそうなスイーツが並んでる。このイスタンブルという街は、きっと男性がスイーツ好きに違いない。
朝が早いのですね。もう、レストランの用意を始めています。
イスタンブルといえばスルタンアフメト。この辺りは街全体が「イスタンブル歴史地域」として世界遺産に登録されています。その代表的な1つに数えられるピンクモスク、アヤ・ソフィアへ着きました。入ろうとしたら開いていませんでした。私の訪ねたときは博物館的位置づけでしたが、2020年に正式にモスクとなり入場はフリーになったそうですよ。
開いてないのでお向かいのブルーモスク(スルタンアフメト・モスク)へ。こちらも世界遺産の代表的なモスクです。名前の通り、スルタン(キング)のアフメト1世が1609年に命じて作らせ、1616年に完成したモスクです。
こちらもまだ開いていませんでしたが、外廊は入れたため見学。下の天上はこれ。
今となっては見慣れてしまいましたが、このころは一つ一つのこれらのデザインに感動していたなあ。
さらに歩いていくと、一人の若い男性に声をかけられました。
「Korean?」
日本人だと伝えると、その男性は日本語で話し始めました。
「どこへ行くの?一人?」
「ブルーモスクとピンクモスクへ行こうと思ったが、まだ開いていないのでブラブラしている。」「特にどこへ行こうかは決めていない。」
と伝えると、
「トプカプ宮殿ならもう開いてる。」「私はあの宮殿が大好きです。」「一緒に行きませんか?」と言われました。
「博物館は一人でじっくり見たいので」と断ると、「問題ない」「君のペースに合わせるよ」「私は午前中、時間があるので入り口まで一緒に行きましょう」
アンタルヤ考古学博物館のシツコイ男に懲りたので若干面倒でしたが、まあ入り口までならいいかと宮殿までの5分くらい一緒に歩きます。普通に会話でき宮殿内に相当詳しそうだったので、結局一緒に鑑賞することにしました。
トプカプ宮殿は、ピンク&ブルーモスクと併せてイスタンブルへ初めて訪れる人が必ず行く三点セットな宮殿博物館です。世界遺産歴史地区の中の一つ。私の訪ねたときは20トルコリラ、およそ1,000円でしたが、現在(2023/10)外国人は750トルコリラ、およそ4,000円のよう。リラ安対応とインフレですかね。
トプカプ宮殿は、コンスタンティノープルを征服したメフメト2世により建設され、1478年ごろに完成。オスマン帝国の歴代スルタンの居城と行政に使用されました。
トプカプの由来は、海峡に面した場所に大砲(トプ)を据えた門(カプ)があったためだそう。
写真では撮りきれませんが、外壁は全長約5㎞、敷地面積は約70万㎡と広大で、スルタンとその家族、そして最大約4,000人もの従者らが暮らしていたようです。
ここの目玉は何と言っても宝物殿。写真撮影は禁止のため画像がないのですが、歴代スルタンの収集した宝物が「これでもか!」と展示されており、何しろどこまでもエメラルドとルビーの世界。
剣にも盾にも椅子にも箱にも服にも何でも何しろ何処にでもエメラルドとルビー。
あれはスゴかった。部屋を渡るたびにいちいち溜め息が出ました。
オスマン帝国は西暦1299-1922と長期にわたり、最大領土は下図のとおりメソポタミア、コーカサス、トランシルバニアやギリシャもスッポリですので、
それにしても、細部に至るまでホント美しいです。
露サンクトペテルブルクのエカテリーナ宮殿やエルミタージュ美術館とどちらがスゴイかな?やっぱ断然あっちか。笑
でも宝物だけで比べたら張ってるかも。それくらいエメラルド&ルビーの数と大きさが印象的でした。壁の装飾も負けてない。夢のような宮殿でした。
さて次はどこへ行こう?
と、ここでYさんと不穏な空気。