2011/3に訪ねたトルコの旅を綴っています。

 

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Aさん家族と明日の夕飯の約束をして、散策に戻ります。カレイチを歩くと、そこここに遺跡が散見されます。石畳の小道などは中世当時からそのまま。Aさんのホテル同様、18世紀頃に建てられた民家も残るなど、古き良き街並みが広がっています。

 

   

トルコはその場所柄、特異な感じはしますね。ヨーロッパもアジアも取り入れ独自世界を築くイスラム教の国。

 

 

 

 

 

 

今になって振り返ると、13年も経つとだいぶ景色も変わっていることに気づきます。

 

 

 

 

 

トルコリラ

この頃のトルコは、急成長している中国を上回る経済成長率だったのですよ。トルコリラも2011年のこの時、対円50円もしていたのです。その4年前2007はおよそ100円!それが今現在は5円(2023/10)。

 

 

現在のトルコ経済の窮状(インフレや物価高、リラ安)など、この頃には想像もしていませんでした。どんどん成長していくものと思っていました。それくらい勢いを感じた。

 

 

 

 

 

 

これから行きますけど、イスタンブルなんて新市街にはタワマンボンボン建ち、私も投資用に一室買おうか真剣に悩んだくらいだったのです。

(※買わなかった)

 

 

 

 

 

 

Aさんも当時はイケイケどんどんで、以前にご紹介したようにイスタンブル所有のビルをホテルに改造する計画や、アンタルヤのホテル拡張、新たなホテル建設など、ビジネスを広げる施策を淡々と進めていました。

 

 

 

 

ちょうどこの頃、今に続くエルドアン大統領の選挙前後だったかな?次第にトルコリラは弱くなり歴史的な安値を更新し続けます。

 

 

 
今に続く通貨安とハイパーインフレはどこで留まるのか私には全く予想がつきませんが、コロナ禍以前からこの傾向は顕著。
 
 
 
 
 
 
そこへ来てコロナ禍になり、いよいよ観光客が来なくなった2年前(2021)、Aさんはイスタンブルのビルとアンタルヤのホテルを売ってしまいました。コロナ禍にならなかったら、今でもビジネスを広げていたでしょうに、コロナ騒動はマクロ・ミクロ経済の明暗を分けましたよね。Aさんの不動産は相当額で売れたので(しかもユーロで売った)、今のところ左団扇で生活している様子ですが。

 

 

 

WiFi

この頃、よっぽどでないとホテルにWiFiなど飛んでいなかった。もしかしたらWiFiという概念も広まってなかったかも。今やWiFiないホテルなどほぼないですものね。なのでネットが必要な場合、部屋に有線ネットの口があればラッキー(PCを持ってる場合)か、ホテルのビジネスルームのPCを借りるかでした。この日は、明日の各都市の天気を確認しフライトを予約しました。

 

roroのTranceWonderな日々

 

日本のコンプライアンス

今ではもう有り得ないのですが、この頃は世界中のどこからでも会社のアドレスに届くメールをwebで確認できていた。なので、アチコチの国のホテルにあるPCで仕事のメールをチェックできていたのです。今じゃ完全にコンプラ違反。そもそも会社支給のPCやスマホ以外からの閲覧などどうやっても不可能です。13年も経つと時代の変遷を感じますよね。

 

 

テレビのニュースを疑ってなかった

再び部屋に戻りテレビを付けると、どのニュースもTOPはリビアの戦争勃発。戦闘機が撃ち落とされる映像など生々しい。あの時は今のように真の情報を簡単にネットで得られるような時代ではなかったため、欧米の垂れ流すフェイクやプロパガンダを私は疑いもせず「リビアは独裁で悪いことをしている」と信じ込んでいた。


roroのTranceWonderな日々

 

今となっては、欧米支配(植民地主義)に異を唱え、真のアフリカ大陸独立を提唱し立ち上がろうとしたリビアのカダフィ大佐を、NATO一丸となって潰した最悪の侵略戦争だったと知っています。改めて真の情報を自分で調べる、現場へ行って見聞きすることの大切さを思い知りました。因みにこれイラクもそうです。

 

roroのTranceWonderな日々

 

この欧米による侵略のおかげで未だリビアは不安定です。こないだの洪水でも政府が機能してないことが良く分かりましたよね。

 

 

 

 

 

 

13年前にカダフィ大佐が見せしめになった形で、アフリカ各国の真の独立機運は萎んでしまいました。あれから13年経ち、漸く今夏ニジェールが立ち上がったくらいのもの。今後、アフリカ各国にはどんどん欧米を断ち切って真の独立を勝ち取って欲しいものです。日本も。

 

 

 

東日本大震災

そして、次にニュースは日本。地震と津波と原発です。しかし、もはや地震と津波の扱いは小さく、注目は何と言っても「チェルノブイリの二の舞になるのではないか」と目される福島第一原子力発電所の行方です。

 

 

 

 

 

 

 

「信じられないくらい場当たり的。」
「恐らくメルトダウンしているが、政府も東電もその事実を隠し続けている。」
 

 

 

 

 

と、トルコのローカルニュースはじめ世界主要メディアはその論調が専らです。日本ではどのように報道されていたのですかね。またプロパガンダ垂れ流しでしょうか。それともそこには触れず終いだったかな?

 

 

 

 

 

地震が起きてまだ一週間しか経っていません。街を歩いていると、客引きにどこから来たか聞かれて日本というと、物を売るよりTSUNAMIの状況を聞きたがる。

 

roroのTranceWonderな日々

 

あの映像は世界中に相当なインパクトをもたらしていました。店先でアップルティをご馳走になり、皆様同情の意で励ましてくれます。これもう、トルコに着いてからお決まりパターンになっています。私が被災したわけではないのですけどね。


roroのTranceWonderな日々

 

 

 

 

これは今だから思うことですが、日本の歴史的な円高(1$87円台)も東日本大震災も、たった3年の民主党政権で起きているのですよね。

 

 

 

 

 

311地震で福島第一原発が爆発する直前、警備会社がイスラエルのマグナBSPへ変わっていたのは不可解。まるであの地震と津波を事前に知っていたかのようなふるまい。

https://www.nra.go.jp/data/000227311.pdf

 

 

 

 

 

そういえば、911ワートレ爆破も半年前にユダヤ人へ所有権が移り「テロ保険」をかけ彼は大儲けしたわけですが、今のイスラエル/パレスティナを見ても、あれは完全にイスラエルによるパレスティナ人ジェノサイド。日本のテレビはどのように報道しているのでしょうか。








米国大統領がバイデンになってから、衝突がひっきりなし。トランプさん以外、これまでも世界はずっとこのような感じでした。