2017年9月に訪ねた北中南米の旅を綴っています。
*******************************************
翌朝、ナンシーとの待ち合わせまで朝食とホテル周り散歩。
さあ、ナンシーとの待ち合わせ時間になりました。
ホテルのロビーへ行くと、既に待機していた彼女は浮かない顔。そりゃそうだよな。申し訳ない。
早速、声をかけました。
「おはようナンシー!」
「今日、銀行へ行かなくても良さそうよ。」
「現金できた!」
「昨日、アトランティスで勝ったんだよ~!」
「え?え?何?」
彼女は状況を把握できず、眉間に皺を寄せている。昨日撮ったアトランティス・カジノのキャッシュアウトチケット99ドルの写真を見せながら現金を見せ、
「昨日、アトランティスのカジノへ行って、あの10$をスロットに賭けたら勝ったんだよー。」
彼女の面食らったような顔を今でも思い出す。
「oh! boy!!」「unbelievable!」「are you serious ?」
彼女も興奮気味で、その後は質問攻め。笑
因みに「Are you serious ?」は、「10ドルしか現金なかったのに、それを賭けたんかいっ!!」という感じだったね。嬉しそうだったけど。笑
今でも彼女(ナンシー)の名刺、大事に持っています。
よく考えてみたら、訪ねた国にて乗ったタクシーでビジネスカードもらうなど、ヨルダン以来かも?笑
復路も彼女にお願いし、空港往復80ドルのところ90ドル渡しました。銀行をいくつも回ってもらい、私を信じて送ってくれたし。
そうそう!それどころじゃなかったので往路は写真も撮ってないですが、ナンシーの車はこれ。
私、こんな長いリムジン初めて乗ったわ。笑 向こうに立ってるのがナンシーです。もう結構お歳も行かれてるのではないかなぁ。こんなスゴイ車を乗り回してるのですよ!
普通の乗用車タクシーでも、このリムジンでも空港送迎は40US$(2017現在)と決まっていますので、もしナッソーへ行かれることがございましたら、ぜひナンシーにお声がけください。笑
それにしてもあのとき、ホテルの部屋が本来予約していた海側に案内されていたらアトランティスホテルの存在など知ることもなかったですし、カジノに辿り着くこともなかった。そもそもナンシーが声をかけてくれなかったら、私はどうしていたんだ?
ちょっとしたキッカケで運命は大きく変わるものですね。そして運は人が担いでくる。私達の人生は、ある意味ギャンブルのように見えることもありますが、その中味はいかなる偶然も存在せず、良いことも悪いことも全て私たち自身が引き寄せるものだと思います。