2019/7月にモンゴルへ訪ねた時の旅ログです。
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ホテルをチェックアウトし、ローカルバスに乗って長距離バスのターミナルへ。ここはドラゴン・バスターミナルといいます。ここから各都市へ向かうマイクロバスが出発します。
一応、国の首都にある代表的なバスターミナル。先進国なら長距離バスのチケットなどオンラインで買えるは最早一般的ですが、ここ、タイムスケジュールなどの載ったHPさえない。寂れ具合が分かりますでしょ?
そして、トイレのない長距離バス。
ウランバートルを抜けた途端、家屋などポツン、ポツン。この時、えっらい長い貨物車が通り抜けるのを、踏切前で30分以上にわたり待った覚えが。笑
そしてそこを抜けると、何もない平原が続きます。
ホント、何もないんですよ。アスファルトないところは皆、馬で移動。
建物がないことと電線がないことに純粋に驚く。こういう景色は久々に見たので、まるで異次元に来た感覚。
トイレ休憩で一度だけ停車。
レストハウスらしきところには、スナックと缶ジュースしかなかった。トイレも掘った穴に二本の板が掛けてあるだけ。土に浸み込んでいくだけ。もっすごい臭いがしていました。二度と無理。
建物のあるところにはさすがに電柱あるのね。そにれしても、こんなに広い空、もうあまり見る事がないように思います。地球って広いなーと、当たり前のことを沁み沁み感じる。
東京は平野に高いビルが建っいますし、それ以外は山がちですものね。北海道や九州へ行かないとないかな。
レンタカーして自分の運転で来ればよかった。すごい後悔。めちゃくちゃ気持ちよかっただろうな。
ウランバートルから車で6時間。予約していたカラコルムのゲストハウスに到着しました。上の湖はバイカル湖。以前は「日本人バイカル湖起源説」もありましたね。今となっては否定的な見方が多いようです。
私も違うと思う。どちらかというとカザフのバルハシ湖近辺だと思う。
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記事として長い!時間のある時に書き直します。人種に触れているのは最後の方
さて、カラコルムに戻って、この辺りは目ぼしいホテルもないので久々のゲストハウスです。
https://gayas-guesthouse.mystrikingly.com/
GAYA Guest Houseはエライ有名なようで、世界中からバックパッカーが集まります。リビングには常に誰かがいて、様々な国の人々が情報交換する国際交流の盛んな宿泊施設でした。
ゲルもある。欧米人はみんなゲルに泊まっていた。私は上の緑の建物に。
夕飯を食べにレストランへ行ってみると、宿泊者へ熱弁を奮ってる一人の女性がいました。
彼女は香港人。ちょうど第二次雨傘革命が起こり、ヒートアップしている頃でした。
因みに私は一度目の雨傘革命デモの時に、ちょうど香港にいました。抗議内容を付箋紙に書いてあらゆる場所へ貼り、ただただ座って抗議表明する静かな香港人を見て、なんて穏やかな人たちなのだろうと思ったものです。
しかし、二度目の革命は過激化した。
彼女は、日に日に切迫していく母国の情勢に業を煮やし、我慢ならないようでかなり弁にも熱がこもっていました。
「私は中国人じゃない。香港人だ。」
中国とは関係ない、どれだけ中共(中国共産党)が酷いか、理不尽なのかを世界中から集まった宿泊者に必死に解いていました。彼女の友人も何人も逮捕され、家族にも危険が及んでいる。常に連絡を取り合って安否を確認していると。現在の香港情勢をとにかく他国の人々に理解してもらいたいという思いが伝わりました。
今となってはもう、完全に中国になったのかな?一度目の雨傘革命以来、香港には訪ねていないので、どんな風になっているのか分かりませんが、あらゆる意味で時代は刻一刻と変化していきますね。
ウクライナが終わると次は台湾か?ねぇ、米国さん?