2022年GWに訪ねたイラクの旅を綴っています。現地で書いたものに写真と文章を大幅に追加しています。



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歩いてホテルへ戻っています。ボロボロだな。でもこれ、新しい頃は相当素敵な雰囲気だったと想像する。

 

 

 ホテルが見えてきました。

 

 

ホテルのすぐ先で出店をしている英語を話せる男の子。毎日、通る度に挨拶してくれて少し立ち話。日本でいうと小学生の彼は毎日、お父さんの手伝いで店先に立ちます。てか、この子しか見たことない。実質、彼が切り盛っているのでは。

 
 

さらに、ホテルの横っちょには毎朝夕、家の前に椅子を出して座っているお婆ちゃんがいらっしゃいます。今日は陽が高いにも関わらずいらしたので挨拶してみました。お決まりの「どこから来たの」と聞かれたので「ヤバン」。

 

 

 

 

 

 


そこへ、家の中からお孫さんが出てきました。英語を話すその女性と三人でここでもしばらく立ち話。長くここに住んでおり、お孫さんにあたるその女性にも子供がいる4世帯家族。「リアルの日本人女性を初めて見ました。」と少し興奮気味です。そりゃそうだよね、もしかしたら、仕事でもなんでもなく単独で普通に旅行に来る日本人女性など、イラク戦後初めてなのでは?

 

 

 

 

 

 

そして、「ちょっと待ってて」と部屋に戻っていった彼女は、出てきたと思ったら本日のイフタールなのかな?グリルチキンとご飯とサラダをプラ容器に入れて持ってきてくれたのです。涙

 

 

 

 

 

 

ホントに親切というかなんというか。。見知らぬ外国人にこうやって夕飯お裾分けしてくれたり、クッキーくれたりバス代を払ってくれたり。困ってると電話までして確認してくれたりなど必ず助けてくれるこんな人々のいる国あります?私はこれまで184ヶ国を巡りましたが、ここまでで最良と思っていたイラン人よりズバ抜けて親切ですよ。

 

 

 

 

 

 

ところで日本が「おもてなし」の国って本当ですか?一体どこらへんが?喧伝する人たちは「おもてなし」の意味が分かってますかね?サービス業など仕事と混同してません?笑 日本人自身、「日本がおもてなしの文化」などと思っていないのでは?

 

 

 

 

 

 

飽くまでも個人レベルで見て、日本人ほど閉鎖的・排他的で人に無関心な人間性は世界でも珍しく、その割には集団心理に疑義を持たず迎合する様は不可思議。損得・利害抜きに手放しの思いやりがあるようには到底思えませんが、改めて「おもてなし」ってどこらへんが?笑

 

 

 

 

 

 


ラマダン中でオープンしてるレストランが限られるため、差し入れはとても助かりました、ホテルに帰ってすぐに食べました。(写真撮るの忘れた) 

 

 

 

 

 

 

そうそう、彼女らにもアクセを忘れずお渡ししております、二人分。おばあちゃんの分も。購入したばかりのベリー系も半分くらいお裾分け。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

そしてとうとう、明日の夜中のフライトでイラクを去ります。もう少し長く居れたのに、ラマダン後の休暇前に発ったほうが良いのでは?と早めの切り上げるスケジュールにしてしまっていた。かなり名残惜しいです。

 

 

 

 

 

 

と、この時は思っていましたが、この日に去ることは結果的には絶妙なタイミングだったよう。