2022年GWに訪ねたイラクの旅を綴っています。現地で書いたものに写真と文章を大幅に追加しています。
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再訪したバビロニア遺跡に4時間ほど滞在しました。オープン(8am)に入って気付けば午後に。
やっぱ一人じゃなきゃダメだ私。誰かと一緒にいると気が散ってしゃーない。改めて一人で来たら、前回来たときには気付かなかった様々な発見がありました。
このプレートはネブカドネザル二世宮殿の煉瓦プレートで、守衛曰く、これだけはオリジナルらしい。でも、そうは言ってないんだって、盗まれるから。笑
バビロニア遺跡滞在中に観光客を一人も見ませんで、この季節、日中は暑いからか、あまり人気がないのか、若しくはネブカドネザル二世が私のために一人時間を確保してくれたのか。。爆
本能に任せ、隅々細々と観察できましたし、フルートもアチコチで存分に吹きました。古代バビロニアキングのハンムラビ王やここで死去したマケドニア大王のアレクサンドロス三世、新バビロニアキングのネブカドネザル二世を始め、ここに住んでいたバビロニア人の方々にも届きましたでしょうか。
再訪して良かった。。バビロニア遺跡は自分なりに色々と発見があり、とても興味深く有意義に過ごせました。そして、数十年来の思いの叶った遺跡でした。
さて、次の街へ向かうためイシュタル門まで戻り、預かってもらっていたスーツケースを受け取ります。バビロニア遺跡は幹線道路から遠く奥まった場所にあり、車はほとんど通らない。どうしよっかなー。と立っていたところ、イシュタル門の守衛が、
「タクシー呼ぶ?」
ありがとうございます。イラク人は超絶親切なので、そう言ってくれると思っていました。何の憂いもありませんでした。全く疑いもしませんでした。笑
初日に出会ってここまで一緒に来たイタリアに住むイラク人Samirが、「イラク人の中でもバビロニア人はズバ抜けて良い人たち」と言っていた通り、オッチャンたちも親切。
「お願いします。」
オッチャンの一人が電話してくれて、一台のタクシーがすぐに来ました。
バビロニア遺跡とオッチャンたちに別れを告げ、タクシーに乗り込みます。
こちらの付箋紙に書いてあるメモは、今朝カルバラーを去るときにホテルのレセプショニストがアラビア語で書いてくれました。一番上は「ヒッラ」その下は「バビロニア遺跡」と書いてあります。ココまで来ると英語を話す人はガクンと減りますので、「これをタクシーに見せるといいよ」と渡してくれました。
なんとホテルは聖地の中、寺院のすぐ横にあったので車両は入っていけませんでした。タクシーを降りたらすぐにチェックポイントで、スーツケースの念入りなチェック。もちろん私の手荷物とボディチェックも。ここも、サーマッラー、カルバラー同様に寺院サイトへの入域は厳重です。
そして、聖地の中だけあって、部屋にはお祈りの際の敷布とモフル。礼拝の際、広げた敷布にモフルを置き、平伏時にオデコを当てますよ。カルバラーの土で作ったものが多いそうです。