2022年GWに訪ねたイラクの旅を綴っています。今日の記事は新物です。
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IST-BGW(バグダッド)の搭乗アナウンスが流れました。
ここでV接種証明の提示を求められたらゲームオーバー。この飛行機には乗れません。
悟られないよう、澄ました顔でパスポートとフライトチケットを見せました。そこでチケット係から思いがけない質問!
「イラクのビザは持っていますか?」
へ?
聞かれるのは接種証明とばかり思っていた私は、不意を突かれました。
「ビザ?」
「ビザはアライバルでもらえると聞いてますが。」
すると係員は私のパスポートを持ってどこかへ消えてしまいました。
あれだけ確認したのに、やっぱり事前にビザ要るの?
要るなら接種証明どころの話じゃない、全然ムリよ?ビザオンアライバルできないなら、さすがにこのフライトは見送り。スーツケースをどうやって返してもらえばいいんだ?
そして、しばらくして係員が戻ってきました。
彼はパスポートを私に返し、フライトチケットのバーコードを「ピッ」とやって通してくれました。
ホッ。。
ヤレヤレ。
驚かせるなよ。。
イラクのビザオンアライバルは対象国が限られているので、他国の地上係員がいちいち把握していないのですよね。なので確認しに行ったのでしょう。
第二関門突破!
飛行機に乗り込み、席に座って一息。そして、
(あぁ。とうとうバグダッドだ。)
(小さい頃から夢見たイラクが近付いている。)
(もう少しでメソポタミアの地に到着する。)
機内でウルウル。
真夜中のフライト。消灯して真っ暗なのにも関わらず興奮してるのかあまり眠れない。
昨夜の羽田からほとんど寝ていないのに眠れない。
そして3時間くらい経ったでしょうか。早朝5am、予定時刻どおりにバグダッド到着です。
とうとう着いた。着いてもーた。涙
いやいやちょっと待て。泣いてる場合じゃない。まだ最後の関門が。ここで、V接種証明の提示を求められたら本当にアウトだ。今乗って来たTKでISTへトンボ帰りせなあかん。
飛行機を降りて皆の向かう方向へ歩いて行くと、イミグレブース前に長蛇の列ができてる。
(ここに並べばいいの?ビザのお金はどこで払うの?)
辺りを見回しても特にそれらしきとこも案内もなく、見ていると皆、特段イミグレで支払いをしている風でもない。みんな事前にビザ取得済みか?
私の後ろに並んでいる女性に、「ビザ持っていますか?ここで支払いですか?」と聞くも、全然英語が通じない。
結構並びましたかね。私の番になりました。ブース前へ行きパスポートを渡すと、中の人(入管職員)が一言、、
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