2018〜2019年の年末年始に訪ねたカリブと米国の旅を綴っています。





昨日は、陽が高いのにホテルへ帰って寝ちゃったな。



今日はバミューダ島を端から端まで訪ねたいと思います。



と言っても、私の泊まっているホテルはバミューダの東端にあるので、西端に行ってみるだけ。



微生物を大まかに説明いたしますと、右の緑が私の泊まっているグロットベイ。その東側のセントジョージ島は国際空港があります。真ん中の白は昨日訪ねたハミルトン、西の青がホッグベイ、その北の薄紫がサマーセット・ビレッジのある西端です。




今日もバスで、美しいカリビアンブルーを眺めながら向かいます。



こんなに綺麗なのに泳ぐにはちょい寒いのですよね、朝の気温20℃。昨日よりは暖かい。



サマセット村へ入り、その先の島にあるバスの終点で降りると、直ぐに見えてくるこちらは「ロイヤル・ネイヴァル・ドックヤード」


わりと古い倉庫が立ち並びます。



それがエライオシャレに見える不思議。今は首都ハミルトンに移ってますが、以前サマセットはバミューダ島の重要な港でした。

 

今は、個人所有のクルーザーやプレジャーボートが多く停泊するマリーナになっています。



2017年にはヨットの世界大会「アメリカズ・カップ」がバミューダで開催され、ここから出発しましたよ。

 

こちらは「クロックタワー」


中はショッピングモールです。バミューダに因んだお土産物も数多く売っています。


バミューダの通貨は「バミューダ・ドル」といいます。昨日の記事の通り、米国ドルと等価制を取っているので、「1バニューダドル=1USドル」で物価も高いです。

 

この辺りは欧米人しか見ません。そして彼らさすが!バミューダパンツをはいています。笑

 

 

バミューダパンツとは、ヒザより短め(4~5分丈前後)で細身のパンツです。
 



こんな感じ。上品ですよね。ここバミューダ諸島で着用されていたことから、この名前がつきました。デザインから見ても正に英国紳士の履くリゾートファッションて感じ。

 



気温の高くないイギリスでは流行らなかったであろう、温暖なバミューダだから出来る英国ファッションという感じでしょうか。2015年頃からバミューダパンツは再注目され、日本でも一時期流行ったらしいですよ。知らんけど。

 



おっと、ビールがありそうな雰囲気の看板。

 

しかし、ビールをガブガブ飲みたい気候でもないんだよなー。ビールは気温25℃からだよね美味しいと感じるの。勝手な感覚だけれども。爆



サマーセットからバスに乗って、


ホックベイへ。さすがカリブ海、ホント綺麗ですよね。


ところで昨日、カリブ海の多くの島は西欧の旧植民地で、未だに領土の島が多いとお伝えしました。独立していても、バルバドスやアンティグアのようにイギリス連邦に属したままの国もあります。つまり植民地と変わらないのです。


そして、そのほとんどはタックスヘイブン(租税回避地)なので、意外にもGDPが高かったりするのですよ。


皆様エライお金持ちです。その中でもバミューダ諸島は特に裕福で、一人当たりのGDPはなんと!114,000US$(2021年時点)。日本は一人当たりのGDP40,000US$ですので、およそ3倍です。今や日本の一人あたりのGDPはG7最下位となり、国連がキプロスやチェコと同クラスの「上位中所得国」に指定。日本人はどんどん貧乏になっています、




一方、産業などほぼなく、お金を転がして税金を払わないだけでバミューダの人々のこの優雅っぷり。一体、世界はどうなってるんですかね?もちろん、富裕層は欧米からの移住者のみです。元々ここに住んでいるクレオール(植民地で生まれたアフリカの人々)60%はそんなことございません。欧米からの40%が超富裕なのです。



以前、パナマ文書が発覚しタックス・ヘイヴンが世界中で大問題になった際、米国の超大企業Appleや世界的著名人は、ここバミューダで税逃れしていたことが判明しました。その後の行方は追っていませんが、私はこうやってカリブへ来るたびに、いつかカリブに会社を作って脱税節税するぞ!と心に決めています。爆

 

※尚、ここバミューダに限っては日本と脱税防止協定を結んでいるため、ここに資産を置いても税軽減はありません。お気を付けを!笑



ところで、バミューダに住むクレオールの人々は、とにかくとても穏やかで温かいです。


バミューダではレンタカーらしきものを発見できず、街へ出るのに度々バスを使いました。バスに乗っているのはクレオールの方達ばかりです。彼ら彼女らは、前方から降りていく際に必ず乗客の方へ振り返って、


「Happy New Year!!」

「Happy New Year to everybody!!」

と言って降りていきます。



多分、みんなお互い知らない人ばかりなのだけど、乗客もそのたびに「You too!!」「Thank you!!」とそれぞれ応え、何だかほのぼの。


イギリス領やポルトガル領だった旧植民地は、カリブに限らず清潔で、人も温かみあり大らかで懐深い感じがします。



私もバスを降りるときに真似して「Happy New Year!」と大声で叫んでみました。反応マチマチ。爆



さて、ホテルへ戻ります。

 

 

 

 

 

 

バミューダのまとめ記事

https://tripnote.jp/m/bermuda-islands/stroll-at-hamilton-and-ireland-island