2019年のGWに訪ねたアフリカ旅を綴っています。
 
 

コートジボワールの海岸都市アビジャン


ナイジェリアのラゴスから、コートジボワールの海岸都市アビジャンへ飛びました。ここもフランス語圏。



実はまだ、スーツケースの中に段ボール一箱分の古着が残っていまして、これより先はもう、着る服なくて困るような感じの国もなさそうなので、古着を手荷物にして、バマコでしたように配り歩こうと思います。中心部までタクシー。



でもあまり、ギニアやリベリアで見たような貧困ぶりではないかも。



タクシー降りて歩き回り、子連れのママに「もし良かったら。。」と渡します。



皆さん、やっぱり喜んでくれるのですよね。



お父さんよりお母さんがいいみたい。最後の方、面倒くさくなって一気に十枚とか渡した。



やっと捌け終わりました。およそ300枚。バマコで「ちょっとやり過ぎかな」と思っていたのもあり、やめようと思いましたが、捨てるわけにも行かないし、まぁ、喜んでくれてるみたいだったので良かったかな。



でも多分もう二度とやらない。やっても自分で着たものをホテルのテーブルに置いてくるぐらいかな。



コートジボワールのアビジャンは、なかなかの都会です。



スーツ着たビジネスマンなんて、ここまで一度でも見たっけ?見てない見てない。



新聞を立ち読みする学生。こういう一面の貼り方いいですね。大体のことを一気に把握できる。



みんな、姿勢いいねぃ。



そして、旧フランス領であっても、イスラム教が浸透してるのよね。それが不思議なのよ。



 

カメルーン最大都市ドゥアラ

 

カメルーンのドゥアラへ飛びました。旧フランス領。公用語はフランス語と一部英語。



ここもトランジット宿泊です。



時間通りに到着したものの、またまたイミグレが混んだうえ、黄熱病ワクチンのことで揉め(未接種のため)、スーツケースを取って出たら辺りは真っ暗。


 

予めホテルにシャトルを頼んでいたのでドライバーを探します。かなり多くの迎者が、到着客の名前の書かれたボードを持って立ち並んでいます。






 

その中、ひときわ大きな声で私の名前を呼んでるアフリカ人がいました。






 

思わず「ブッ」と吹き出した。笑






 

エッライ威勢のよい背が高くて細っそくて若い男性が、私のフルネームのプレートを持って大声で怒鳴るように叫んでいました。






 

「こんにちは。○○です。」






 

と言って近付くと、すぐにスーツケースを持ってくれました。






 

この男、自分が歩く道筋にいる人々を威嚇し、「ドケドケドケーッ!」と大声で叫んで早足で進んでいきます。






 

ちょっと待て。






 

ホントにこの人でいいのか?






 

彼に大声で、「あなたは▲▲ホテルですか?」






 

そうだと言うし、車に着いたらバンのサイドにそのホテル名もデカデカと書いてある。






 

バンの助手席に座ると、リアに私のスーツケースを入れて戻ってくるその男(ドライバー)が、左右に停車中のドライバーへ何か文句を言い、一方の車から降りて出てきた男性と喧嘩になってる。

 

 

 

 

 

 

 

フランス語なので何を言ってるのか分からないけど、相手のドライバーが途中からドン引きし始めたので、きっと訳の分からないイチャモンでもつけてるのだろうと予想。






 

イチャモン終わり、男が運転席に乗り込んできて車を出そうとしたら直進車にぶつかりそうになる。

 

    

 

 

 

 

(え?今、左右を見てたよね?わざと?)






 

するとこの男、もう瞬間沸騰!また車から出て行って、その運転手と喧嘩を始めた。






 

おいおいおい、どう考えてもあなたが悪いでしょう!何なんだコイツは?






 

高速に乗ると超特急。追い越し車線に自分より遅い車が居ようものなら大音量でクラクション鳴らし続ける。






 

高速を降り、信号待ちで隣に車が並列しただけで、大声でそのドライバーに怒鳴りつける。

 

 

 

 

 

 

 

もはや狂気。






 

一般道路なのに信号が青に変わると猛スピード。そんなスピードを出してるにも関わらず、





 

「どこから来たの?」





 

「え?あ、日本です。」






 

「日本!?」





 

「・・・(こっち見ないでいいから前を向いて!苦笑)」





 

イミグレとワクチン揉めで、予定時間より大幅に遅れて出ていったので怒ってるのかな?と最初は思っていたのですが、どうも、そうでもないよう。





 

ホテルに着くと、この気狂い男がスーツケースを引いてくれて一緒にレセプションへ。






 

そしてスーツケースを私の横に置いてすぐに去ったので、チェックイン時、明朝の空港シャトルを頼みついでに、今のドライバーだけは避けてほしい旨を伝えました。爆 






 

まぁ、私には全く害ないし運転は上手いのですけど、またどっかで喧嘩になってフライトに乗り遅れると困りますのでね。笑






 

ふぅ。なんか疲れた。昨日も夕飯を食べてないのに今日もあんまり食べたくない。夏バテか?脱水症状か?






 

寝ます。






 

zzz...zzz...






 

朝。ホテルのブッフェに食べに行きました。






 

と、

 

 

またもや!!




毎回、TOP NEWSですよ。カメルーンでさえ?



説明がフランス語なので何を言ってるのか分からないのですが、昨日は天皇陛下の退位?今日は即位か?昨日とはまた様子の違う映像だ。



おおおおおお!雅子様が!!!ホント聡明な方ですよね、日本の誇りです。



まさか、アフリカ大陸のTOP NEWSに何度も繰り返し流れるとは思わなかった!誰もいなかったのでチャンネルを変えてみたのですが、どのニュースもTOPはコレばかりなのですよ。



どんだけ日本の天皇陛下が世界に影響力あるか?どれだけ尊敬されているか?ということを他大陸で知る。というか、他国にいないと分からないことと思う。



これまた、わざわざカメルーンのドゥアラまで日本のテレビを観に来たようなもんだよ、日本に住んでるのに。笑







さて。

 

 

 

 

 

 

チェックアウトしてお迎えシャトルを待っていると、







現れたドライバーは、






昨日の気狂いメン






この人はヤメテって昨日言うたやん。。コイツしか居らんの?






そこそこいいホテルなのに、何でこんなん雇うかなぁ?






まぁ、目の前にいるのに「ドライバー変えて」とも言えず、他にも宿泊客の同乗者が居たので一緒にバンに乗り込みます。私は昨夜同様、助手席に座りました。






そしてまた始まる怒号とハイスピード。彼のハイテンションは昨夜から更に増し、相変わらず近くにいる車へ訳の分からない喧嘩を売っています。薬やってんだろな、多分。






そして空港の駐車場に着いたら、既に停車して荷物をトランクから取り出し始めてる一般車に「そこは俺が停めるんだから、お前はあっちに停めろ!」みたいなことを言って喧嘩を売りだし、相手が一瞥くれると何と!その車にホテルのバンごと体当たり!







ちょっと!!






私、シートベルトしてなかったらフロントガラスに頭ぶつけてたけど!!!






完全に狂ってる。



 


「もう、ここでいいです。」「降りましょ。」と、後部座席の欧米人を促して降り、スーツケースを自分で取り出して空港建物へ向け歩き出そうとしたら警察がやってきた。笑






この男、しばらくブタ箱にブチ込んでおいてくれて結構ですんで!笑笑






私は建物に入りチェックインカウンターへ進みましたけど、荷物を預けたあと、その後どうなったか見に駐車場へ行きたい衝動にかられてました。笑







旧フランス領はたまにブッ飛んだ狂人に出会える。 

オススメスーツケース