2017年GWに南米とカリブ海のアイランドホッピングをした旅を綴っています。記念すべき100ヵ国目です。






 

カリブの小アンティル諸島を離れ、再び南米大陸へ戻ってまいりました。







大陸北東部に位置するガイアナです。





この国での目的は、ロライマ山の滝を観にいくこと。



(Wikiより拝借)


ガイアナ、ベネズエラ、ブラジルなどに跨るギアナ高地のテーブルマウンテン(ロライマ山)には、エンジェル・フォールという世界一の高さを誇る滝があります。



(Wikiより拝借)

 

ベネズエラやブラジルから行くと時間&お金がかかりますが、なぜかガイアナから行くと至便で安く、ジョージタウンのすぐ先にある小さな空港からヘリでひとっ飛び!









 

が、到着後に確認したら、、

 

 

 

 

 

 

 

 

現地豪雨でテーブルマウンテン上に着陸不可

 

 

 

 

 

 

 

 

呆気なく中止となりました。。








 

私ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

大概、南米と相性悪いんすヨ。爆

 









 

仕方ないので、首都ジョージタウンをくまなく散策しすることにします。






ガイアナは南米にありますが、ここも奴隷が連れてこられ、




 

歩いてみた感じ、人種はアフリカ系クレオールがほとんどです。たまにインド系も。





 

この感じでいくと、やはり庶民は貧困なのだろうと容易に想像がつきますが、近年、領有権のある海底に油田を発見し、世界最大規模の沖合鉱床であることが分かったそうですよ。良かったですね。





 

資源の呪いにだけはご注意を!

 

 

 

 

 

 



ここは首都ジョージタウンの中心部となるステーブロエック・マーケット。




 

若者が広場でフットサルしてる。ホンっと、アフリカ系は身体能力高く、スタイルもバランスも抜群だよなぁ。。と見惚れていたところ、





 

小さな可愛い男の子に声をかけられました。歳はまだ10歳いってないくらい?






ただのジプシーかなと思い、少し話しながら歩いていたのですが、





ん?







 

「(この子、私のジーパンをちょろちょろ見てる?)」










と思った瞬間、







 

私のスマホをジーパンからスパッと抜こうとし、何かに引っかかり取れず、未遂で逃げた!









ゴラ!待てー!








ダッシュで追いかけますが、狭い通路をどんどんすり抜けて行く。





それでもしばらく追ったのですが、




 

「このまま追いかけた先でこの子の仲間のビッグなアフリカメンズがワンサカ出てきたら私この倍のスピードで走って逃げなアカンな。」

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やめよ。疲れる。笑





 

この手の国では基本的には手ぶらで散策します。お金は小額、裸でポケット。クレカも一枚だけ裸でポケット。スマホもポケット。カメラは首にぶら下げて完全手ぶら。なので、いつでも全力疾走できます。笑

 

 

 

 






 

だいぶ走ってきた先には、瀟洒な一軒家が立ち並ぶエリア。多分この辺りは高級住宅街で、富裕層が住んでいるのだと思う。空港からここに着くまでに見た一般の家とは少し違う。






富裕エリアなのに警備もなく、この壁の高さと窓の造りを見るに、だいぶ治安もいいのだろう。





オシャレやわー。





治安の悪い国は、各家庭の壁の高さがエライ高くて中が伺い知れず、それか、ほとんどの窓は鉄格子が嵌ってたり、窓が極端に少なかったりする。





それらは今後の国で、おいおいご紹介しますね!




 

ここは違う。なんか素敵じゃないです?上品さが漂うんだよなぁ。






英・仏・西のどこが占領してたかにも寄るのですよね。

 





さてここは、どこの植民地だったかというと?





英領。カリブにある現旧英領は、どこも建物が上品ですよ。昨日のトリニダッドやバルバドス、バミューダなんかもホント可愛らしいです。


ご参考 バミューダ

 









 

こちらは、セント・ジョージ教会。





ファサード素敵。





セント・アンドリュー教会。





こちらはシティホールです。





風景に馴染んでますし、洗練されてますよね。





国会議事堂。





ヒンドゥー教のクリシュナ寺院も。英領はトリニダッドと同じく、インド人も多く連れてこられてますのでね。





何か、どの建物も意外なほど上品。





一方、こちらはいかにも地元。ウマーナ・ヤーナというヤシのわらぶき屋根小屋です。今はカルチャーセンター。





ウマーナ・ヤーナは「人々の集う場所」という意味で、本来の原住民の集会所はこのような建物だったようです。何か、らしさがありますよね。





はぁ、久しぶりダッシュしたうえ相当歩きました。ホテル戻ろ。ホテルはガイアナマリオット。




 




確か、ガイアナ国内で一番高級とされてたように思う。大西洋沿いに建つ眺めのいいホテルです。





ここで驚いたのが、宿泊客のほとんどが中国人だったこと。しかもスーツビシッのビジネスマン。





何でこんな辺鄙な何もない国に、これほど多くの中国人ビジネスマンが?





と、この時は不思議に思っていたのですけどね。




 

上述の通り、この旅の3年後2020に油田発見ニュースが流れたのですよ。






もうホント「さすが」と思いましたね。




 

たまたま話した一人に名刺をもらっていて、彼らは正にその関係だったのですよ。既に入り込んでいたのですよね。こういうところでも日本は負けてるのですよ。この世紀の大油田事業に日本、全く絡んでいません。





 

ちょっと話はそれますが、先月かな?日本の総理大臣がアフリカに4兆円支援するとニュースになっていたのご存知ですか。





 

そのニュースに対する日本人のコメントは「4兆円?」と否定的な意見が多かったようです。しかし、私はあれを見たとき「たった4兆円?」と思いましたよ。






私はこれまで、アフリカ大陸44ヵ国訪問しているのですけど、この大陸には十年以上前から中国が一帯一路構想で進出し「こんなところにまで?」ってくらい辺鄙な地方都市まで、大きな箱モノ建設現場は中国語で溢れています。




 

中国は、日本がこれから投資しようとしている金額の数十倍以上を既に形にして残してきています。しかも未だ現在進行形。






日本は完全に遅きに失しています。アフリカに対してイニシアティブなどまず取れないですよ。あの大陸はもう中国傘下、インフラ握られてますから。




 

さらに、これからしばらく円安は続きますので、日本人の考える4兆円の価値は他国から見れば相対的に低い。昨日、財務省が為替介入し一時的に円高になりましたが無駄な努力。日本が低金利政策を堅持している間は、金利差ですぐ円安に戻るのは自明です。




 

 

そもそも、アフリカ投資するにしても具体的なターゲットがあるわけでもない。50カ国以上あるアフリカのどこに何をどのように配分するつもりで?

 

 

 

 

 

 

 

 

日本人の派遣もままならず、結局いつもどおりバラマくのみで、4兆円はアフリカ各国政治家の私的な懐に入るか、中国に使われて終わりと私は見ています。





 

隅々まで汲まなく入り込んだ彼らに対抗しようとしてるのでしょうが、それを覆す体力など今の日本にはもうない。





 

各国在任の日本大使館員て、然るべき仕事してるのだろか?自分たちがなんのために派遣されてるか理解してるんかいな?まさか家と大使館の往復だけで事務処理ばかりしてるわけじゃないよね?疑

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のガイアナのような世界の大規模な地中資源調査、それに伴う事業などは、昔は日本の専売特許だったはずだ。それが今やお呼びもかからない。










はぁ。。なんで日本政府ってこんな無能ばっかなんだろ?いつまで経っても昭和時代の踏襲だ。嘆








まあいいや。








さっき、子供を追いかけるのに全力で走りましたが、改めて走りに来ました。爆。





シャワー入ったらお腹が空いたので、エグゼクティブラウンジ。





客は誰もいない。





スタッフにビールと、





軽食をお願いしました。





ラウンジにしては一品一品豪華なような。。全てフリーです。





夜、プールで泳ごうか迷いましたが、なんとなくやめといた。




 

この頃、ボンヴォイのプレミアム会員だったようで(意識してなかった)、朝食フリーや16時までのレイトチェックアウト、その他もろもろ美味しい滞在でした。






確かサンキッツでもマリオットに泊まったのに、レセプションは何も言ってくれなかったな。。ボソッ





夜、空港へ向かい次の国へ。







 

ここであの中国人と仲良くなってれば、今ごろ富豪婦人になってたかも。

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