2019年3月に旅した北~西アフリカの旅を綴っています。








モーリタニアの南、同じく大西洋沿いのセネガル首都ダカールへ飛んで参りました。





ダカールといえばパリ〜ダカール・ラリーが有名ですよね。





その時期になると世界中から観光客が集まるので、流石に他の西アフリカ諸国に比べて都会です。





空港も近代的でした。





しかし今、ダカールラリーはここでは開催されていません。近年、コース途中でレースの車が過激派に襲われる事件が相次ぎ、開催地は2009年に南米、そして2020にサウジへ移されました。名前変えたら?笑








ダカールでは行ってみたい湖があったので、日本からレンタカーを予約していました。lac Roseと呼ばれるピンク色の湖が、ダカールからちょっと離れたところにあるのです。



(wikiより)





しかし入国後、空港のレンタカーブースに人はおらず、そこに備え付けの電話の受話器を上げたところ、








「今から行く」「1時間くらい待ってて」








・・・








何でこんないい加減なんだろう?米資本の超有名なレンタカー会社の看板を背負っているにも関わらず。

 

 

 





こんな奴の言ってる1時間は、有に2〜3時間は超えると思い、







「分かりました、待ってます。なるべく早く来てください。」







と言って電話を切り、出発間近の空港バスにスーツケース乗せて首都ダカールへ。





空港からの道すがら、バオバブの木が植わってるのが目に入りました。





マダガスカルで見てからというもの、バオバブ大好きに。





ほんとかわいい。





独特な存在感。





日本では見れないですからねー。





なんかこの、意思を持って立ってる姿が勇ましい。





首都ダカールに近づいてくると、数々の個性的なモスク。





小さいモスク、可愛らしいですよね。





ちょっとっつ設計デザイン違っていて、





色々と趣向を凝らしていて興味深いのですよ。これはモロッコ風ですね?





これとかホント珍しいミナレットですが、アフリカではチョイチョイ見ます。可愛いですよね。





ダカールのバスターミナルに着き、そこからタクシーでホテルへ向かいます。





空港から一時間ほどかかったかな。ホテルへ到着。





今、調べたらラディソンでしたが、依然は違う名前だった。



https://www.radissonhotels.com/en-us/hotels/radisson-blu-dakar-sea-plaza


セネガルも旧フランス領で公用語は基本フランス語。その他に土地の民族語と、ムスリムが大半でアラビア語も分かるようです。





とりあえず、スーツケースを置いて、





夕飯を食べにホテルのレストランへ。





赤飲んでるな。食事はなかなか美味だったように思う。





食べ終わり、ちょっとホテル周りを散歩。





そこで、スマホに何本も電話が入っていることに気付く。ショートメッセージもいくつか入ってる。





何かと思って見たところ、レンタカー会社から「空港に着いたがどこにいる?」






へ?








あ!そういえば私「待ってます」と言ったんだった。








ダカール国際空港に着いてから、ちょうど3時間経っていました。私の勘はドンピシャだったよう。笑








構わずシカト。








そこでずっと待ってろ。

たまに私、自分がサイコパスなのかな?と思うときある。爆








翌朝、かなり早い時間に朝食ブッフェへ





一番ノリ。





さすがにパリダカで世界中から人を集めただけあって、





西アフリカの国でもブッフェがとても充実していました。





先日も書きましたが、旧フランス領だった国のそれなりホテルは食事だけはイケル。





ホントそこだけですね。笑





このパンの充実ぶり。私は、普段まったくパンを食べないのですが、こういうとこ来るとクロワッサンだけ食べる。





この一か月後に、西アフリカをくまなく回りまして、





ほとんど旧フランス領でしたので、まあ、色々と酷いものでした。が、食事だけはまあ、悪くなかったのですよね。





ここのスモークサーモンも頗る美味しかったです。





今日は夕方フライトで、





行きたいところがありましたが、車を借りれなかった時点で諦め、





ホテル近くをブラブラします。





サハラ砂漠を境に、南側の所謂アフリカ人は身体能力が高くて、





持て余しているのか、トレーニングしているメンズ多いです。





砂浜サッカーは、ほとんどのアフリカ沿岸国で見るような気がしますし、上手なので思わず見入ってしまう。サッカーの試合をフリーで見せてもらってるようなものですよね。

 


 

 
こんな風に海岸線にトレーニング用器具が並んでるの見るとブラジルを思い出す。日本はフィットネスが乱立しているから(しかし私の住む最寄駅周辺は一つもない)、公園にこんなの置いても誰もやらないかもですが、私だったら毎日通う。笑





あちこちブラブラして歩き回り、暑くてホテルに戻りました。





ところで西アフリカ、その中でもフランス領だった国に来ると、色々なことに「は?」となること多い。





例えばこの時。ホテルに帰り、部屋に戻る前にレセプションへ寄って、2時間後の空港タクシーを頼もうと聞いたところ、「今、英語を話す人がいないので、後で来て。」と拙い英語で突っ返されたのです。





そういえば、昨夜のチェックイン時もそんなこと言ってたわ。





西アフリカ全般そうなのですが、旧フランス領だった国はなかなか英語が通じない。一般の人はもちろん、それが五ツ星ホテルであっても関係ないです。これ、この国だけじゃありませんでした。





昨夜、ホテルのレストランでオーダー取ってくれた男性スタッフも、ホント片言でした。ほかにこのレストランで英語を話す人はいないとも。





パリダカをここでやっていた時、世界中から観光客が来ていたはずで、そんななかフランス語やアラビア語を話す観光客ばかりではなかったはず。








フランス語の分からないゲストは日本人だけじゃないぞ?






ここでラリーをやらなくなって十数年、英語の需要がなくなったんか?





そして更に驚いたことが。





仕方ないので部屋に戻り、部屋にあったネスプレッソマシンでコーヒーを淹れようとしたところ、カプセル6個置いてあるのに、フリーなのは1個までと書いてある。





マジすか?








それ以上は1個につき5€と。








私、こんなホテル初めてで、メチャクチャ退いた。








ここまで宿泊した世界数百のホテルの中には、コーヒー飲んだあとに出掛けたら、いつの間にかカプセルが補充されていたことこそあっても、フリーは1個までなんて一度もなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
1泊250ユーロする五ツ星ホテルで?物価の高い国ならまだしもGDP100位以下のセネガルで?何このセコさ?





そして更に更に驚く出来事が。





コーヒーを一杯飲み、再度レセプションへ行って英語を話すスタッフに改めて空港までの足を依頼しようとしたところ、空港シャトルバスが1人260€、タクシーはもっとかかると言われたのです。








私は最初、26ユーロの聞き間違いかと思い、
 
 
 
 
 



はい?もう一回言って?








更に、近くにあったペンで紙に「260€?」と書いて二度目の確認。








ホテル所有の専用シャトルだよね?私、昨夜ここまで、空港バスとタクシー使って15ユーロで来たんだよ?








さっきホテルに戻ってきたとき、駐車場でタク運オッチャンたちが暇そうに屯ってるのを横目に見てたので、すぐさまそこから去り、駐車場へ向かいました。








「コンビアン、エセ、ラエアポール?」

私もこれくらいは覚えとる。








すると、30ユーロいうので、一時間半後の〇〇時にと伝え部屋に戻りました。
 
 
 
 



あのクソ女スタッフ。まさか差額ガメルつもりだったんじゃないでしょうね?私がフランス語を話せないから、高く吹っかけてもここで依頼せざるを得ないだろうとでも思った?
 
 
 
 
 
 
 
これが道端なら分かる。でもここ、5つ星ホテルのレセプションですよ?もしこれが正値なんだとしたら、このホテルを大いに疑うわ。








もうホント、呆れるというか何というか溜息ばかりでる。とにかくセコイこの根性。








これ、アフリカとカリブの旧フランス領ではホント多いです。この旅も初っ端からそうでしたもんね。








フランス人にセコセコ搾取され続けたからなのかなぁ?そのセコさが当地のアフリカ人にまで伝播しちゃった?








2019年3月にこの旅をし始めた頃から私、段々と海外旅行が面倒くさくなってきました。この旅は出鼻からムカついてましたし、これ意外にもまあ色々ありまして、この辺りから海外旅行を楽しめなくなってきます。








それでもこの後のGWに西アフリカをくまなく旅するのですけどね。そこでKOされました。とにかく旧フランス領へ行くのが苦痛以上の何ものでもない。この旅路では、まだはっきりと認識していないのですけどね。








あと、ここも一帯一路のすごい国でした。これらの箱物は全て中国。その他にもあちこちで中国語の工事現場を見ました。パリダカなくなって観光客激減すると、観光収入に頼っていたこのような国は一帯一路に走るのよね。





まあ、そりゃそうですよね。これらの国は大国にパラサイトしてないと、国としての体を成さないですから。
 
 
 
 
 
 
 
そして、以前も書きましたが日本の4兆円など何の足しにもなりません。ODAありきの支援など、利は極少ですので、日本の大手建設会社が積極的に手を挙げることもないでしょう。結局バラマくしかなく、アフリカ各国政治家の懐へ入ります。








あぁ、疲れた。ため息マジリで次の国へ。





しかし次の国では色々感動。







西アフリカは若いうちに旅するといいかも。

オススメスーツケース