2017〜2018年の年末年始に訪ねたアフリカの旅を綴ります。
マラウィからタンザニアへ飛びました。
タンザニアへ行く旅行者のほとんどが、アフリカ本土の「セレンゲティ国立公園」や「ンゴロンゴロ自然保護区」を目指しますが、私はタンザニアの東に浮かぶ島、ザンジバルへ直行。
セレンゲティやンゴロンゴロは多種多様、様々な野生動物が暮らす地上の楽園。この辺りへ旅行する観光客は、野生動物を見たいし探したい。広いサバンナでゆったりと生きるその生態を観察したいと興味津々、好奇心たっぷりで見に行くのですが、動物たちからしてみればホントいい迷惑。笑
殺されるのではないか、襲われるのではないか。飼われていない野生動物は常に緊張状態。それでなくとも草食動物は肉食動物を警戒して日々過ごしているのに、更に人間に四六時中探されて追い回された日にゃ、休まる暇がない。寿命縮むわ。
私はこの半年前の夏にスワジランド(現エスワティニ)の国立公園を自走サファリ、そしてボツワナのサファリツアーに参加して、もういいかなと。
あそこは動物たちの聖域ですのでね。
人の住むエリアに熊が出たら、ほらほら言って射殺しまくるのに、人間がそっちへ行くのはいいんかい?みたいなね。
別にサファリゲームをするなということではなくて、私だけでも行かずにいよう、と前回の旅でそういう気持ちに至りましたもので、
サファリは同じ地球上とは思えないすごく素敵な空間なのですが、この旅では見送りました。スワジやボツワナのサファリ旅はまた別の機会に!
そして着いたのがタンザニアの自治区、ザンジバル島。
「ザンジバル」というと、初代ガンダム世代はシャアの乗ってた巡洋艦「ザンジバル級」を思い出す方もいらっしゃるかも?あれは正にここからのネーミングです。
ザンジバルはタンザニアに所属する都市ですが、ちょっと特殊な自治区扱いです。ですので、タンザニアに入国済みでも、ここで再度イミグレを通過する必要があるのですよ。
この島は10世紀ごろから中東オマーンのアラブ商人が住み着き、後の19世紀にはオマーンの首都にもなりました。
その時の首都ストーンタウンは、オマーンのスルタンが街並みを造り上げたので、メディナのような迷路に建物もイスラミック。
ムスリムが多い。
アラブ諸国は、ここに限らず住居のドアで住んでる人の身分を表していました。
ストーンタウンは、その時のドアをまま使用していて、当時の面影を遺している家が連なります。
ここに住んでた人は偉そう。
「ストーンタウン」は世界遺産にも登録され、多くの観光客で賑わっていますよ。
描画中の青年。
鮮やかですよね。
もしストーンタウンの旧市街に泊まるなら、パークハイアットはオススメです。
ホテル近くに見つけたジェラート屋は、メチャクチャ美味しかった!これはストロベリーとアーモンド。
ザンジバルは、奴隷の鎖場として奴隷市場が置かれていた島でもあります。
博物館もあり、目を覆いたくなるようなヒドイ写真が並んでました。
ほんと、負の遺産ですよね。
ビーチへ行くと、男の子カワイイ。
夜は海岸沿いの公園に屋台が出没します。どれも美味しそう!私は「ピザ」と呼ばれるお好み焼きみたいなものを食べました。
私はこの旅で初めてマサイ族を見ました。タンザニア本土のマサイ族は屈強戦士が多いらしいですが、この島では大概、ショップやレストランの警備をしています。
彼らは普段から民族衣装を着て、彼らだけに許される剣や刀を腰につけています。マサイ以外が所持していたら銃刀法違反なのだそう。
このとき、前から歩いてきた3人のマサイ男性に私は少々興奮し、
「あなたたちはマサイですか?」
↑
まんま、どストライクの質問をいきなり投げかける
すると、照れながら「そうです」と。
そこで私、疑問に思っていたことを片っ端から投げかける。
「みなさん、この格好って決まってるんですか?」
「この腰に下げてるのはなんですか?」
「この容れ物はなんですか?」
「え?ナイフ?」
「こんなに長いの?」
「日本の武士みたい!!」
「走るの早いんですか?」
「30km先の動物を見分けられるって本当ですか?」
「普段はどんなものを食べるのですか?」
「どんなトレーニングしてるんですか?」
矢継ぎ早に質問し、マサイたちを困惑させる。笑
でも、マサイ人とても優しくて、1つ1つ質問に応えてくれるのですよ。
更に、
「一緒に写真を撮ってもいいですか?」
だから距離近いって。離れて離れて!
写真を撮るとマサイくんたち「あとでシェアして!」「SNS何を使ってる?」と。。
槍持ってサバンナをひたすら走り回るイメージのマサイ族がデジ化されてて笑った。
そしてFBで友達になりましたが、その後メッセで度々送られてくる写真のほとんどがこれ。
マサイは、とにかく高く飛べるメンズがモテるそうです。
・・・。
返信に困るんすけど。
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ザンジバル、まだまだ見所はありますが翌朝、次の目的地へ向け出発します。
フェリーで大陸へ向かいます。1等席と2等席が500円しか変わらないので一等。ガッツリ冷房入って思いのほか豪華でした。食事付き。
寒くなって、外の空気を吸おうと2等デッキに出たら芋洗い状態。通路にまで座ってて、なかなか前へ進めん。
こんなに乗船してたんか。
でもダル・エス・サラームに出る手段はこれしかないもんな。
そうこうしているうちに、ダル エスサラームの街が見えてきました。
何だか大勢の人が見える気がする。
ダル・エス・サラームはアフリカ大陸でも有数の凶悪犯罪都市とされ、一人でエイジアンが歩くのは危険といわれています。
なーんとなくやっぱちょっと治安良いって感じではないかな。兄さん、何で裸足なん?
少し緊張感持った方が良さそう。歩いていると「この道は入っていっちゃダメ」と、街行く住人が教えてくれます。
どうもこの都市はギャングが幅をきかせているようで、彼らの出入りするビルのある道は通るなってことのよう。良う分からんけど。
世界の犯罪都市と言われるところにも、私はこれまで訪ねましたが、そこでよく思うのが、治安が悪いとされる都市のほとんどの住人は優しく親切で、一部のほんの僅かな凶悪人が街のすべての治安を不安定にさせイメージを悪くしている。という印象です。
犯罪都市は、そこにいるすべての人が凶悪なわけではなく、一部の輩が度を越えて極悪なだけ。(中米の一部除く)
ダル・エス・サラームへ寄ったのは、次の国への直行便が出ていたためで、ザンジバルから行くと乗り継ぎ面倒なうえ高額だったことと、極悪都市がどんな感じか観たかった(こっちの方が理由としては強い)ので参りました。
本当に危険な都市など実は世界に殆ど無い。
おすすめスーツケース
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