2011年6月に訪ねた旅を綴っています。







トルコは、この旅の3ヶ月前に周遊しており、31ヵ国目と戻ります。







夜中の3amベイルート発イスタンブル5am着。

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そして、トランジット短め6amイスタンブル発、


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デニズリ7am着。こないだトルコに来たときに時間がなくて落としたパムッカレを目的に参りました。

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早い時間から動けることを見越してこのフライトを取りましたのに、

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Denizliに着いたのは私だけで、スーツケースは着いてなかった。泣








ターンテーブルから荷物が出てくるのを待っていたため、市内行きの無料空港シャトルバスは出てしまい、ロストの手続きをしている間にtaxiもいなくなった。つまり全く足がなくなり身動き取れない状態に。







この頃、この空港はトルコ航空がイスタンブルとの往復に一日二便、朝晩に発着するだけの寂しい空港で、朝の発着便が終わったら夜まで空港職員も居なくなり、空港施設自体、鍵を閉めると。

 

 

 

 

 

 

 

 

私はここで、足ないのにどうすりゃいいの?







途方に暮れていると、空港のチェックインカウンター職員が、
「僕らもこれが終わったら職員専用バスでDenizli市内まで行くから、もし時間が大丈夫だったらそれに一緒に乗って行きますか?」




 


助かった~



 



「お願いします。」
「何時に出るんですか?」







「乗客が完全に居なくなったらだから10時から11時くらいかな。」







今、まだ8時前なんすけど。
まあ、夜まで待つよりいいか。

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外に出ても何もないのでダラダラとここの椅子に座ったり歩いたり。辛うじて開いてたCAFEでNESCAFE(インスタントコーヒー)を8リラ(当時400円くらい)も出して飲んだり、結構な田舎なので空港カウンター以外の人は英語も話せず退屈すぎる!!


 




と半分死んでいた頃、






 
「行きますよ~。」



 




おおおお!まだ8:30amじゃん!!



 



「今日は乗客も少ないのでもう帰れるんだ。」





 
誰も居なくなった空港はガラーン。

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というわけで、8人の空港カウンター職員たちと専用バスに乗ってDenizliへ。

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空港職員、結構まだみんな若いようで話が盛り上がりました。

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一時間以上かかったでしょうか、デニズリに到着。

 

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そして、空港職員たちがわざわざパムッカレ行きのバスを探して乗せてくれたのですが、出発を待ってる途中、すごくトイレに行きたくなりましてね。






 
バスの出発する直前、隣に座ってたおじちゃんに、
「トイレに行きたいんだけど、どこか分かりますか?」







 
と聞きました。すると、







 
「着いてきなさい。」



 




と、そのおじちゃんもわざわざバスを降りて、近くにあったトイレまで連れてってくれたのです。



 




助かった~。





 

おじちゃんじゃなくて私より若いお兄さんだった。笑
パムッカレより先のどこかで土産物屋をやっているとのこと。さっき乗ってたバスは当然行ってしまい、私のせいで30分遅れのバスに乗らざるを得なくなってしまったこの兄さん、笑顔が素敵。

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とても物腰柔らかな感じの人でした。数日後、たまたまこの人のお土産物屋に入りバッタリ再会します。







次に乗ったバスのシートに日本語が。笑

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パムッカレに着きました。


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わりと安いホテルなのですが、まあまあです。


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しかし荷物がないので着替えられない。昨朝のバールベックからずーーーっと同じ服です。







しょうがない、取りあえず出かけよう!

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の前に腹ごしらえ!

 

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ネコ。

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このレストランから見た白山(パムッカレ)。これのどこらへんが世界遺産なんだろう?不可思議。

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食事を終えて、歩き始めます。それにしても暑い。歩いてると頭がフラフラしてくる暑さ。








パムッカレの麓まで行き、この白山の上を見やると、確かに観光客っぽい団体さんが小さく見えるのですが、それでなくても紫外線キツいのに、屋根もないうえ照り返しキツイ白い山上へ行く気も失せ、


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登らずに下の公園でブラブラ。


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ベイルート→イスタンブルで眠れず、イスタンブル→デニズリで一時間寝たくらいなので、ロングスリーパーな私は何しろ眠い。








特にあの白い光は、サングラスしていても眩しくて、気持ち悪ささえ感じたため、ヒエラポリスってこんな感じなのね?と確認し、ひとまずホテルに戻ることにしました。


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戻る途中、現地の旅行会社らしい建物の中にいた男性に呼び止められました。
「どこ行くの?」

 

 

 

 

 

 


「白い山へ登ろうと思ったのですが、暑いので一旦ホテルへ戻る。」







すると、







「行き方は分かる?」

「パムッカレはとても広い。」
「地図は持ってる?」






ないと言うと、一枚のヒエラポリスの地図を持ってきてくれました。







「いいかい。パムッカレはあの山の上の向こう側まで遺跡が広がってて、とにかく広い。」

 

 

 

 

 

 


ここで、白い山の上に遺跡があるということを初めて知ります。白い棚田だけだと思ってた。







「ローマ時代の遺跡があってとても広い。」
「ここの公園側から入ると、ずーっと登って行かなくてはならない。」
「なので僕は、この上の遺跡の入り口まで先ずバスで行って、棚田を下ってくるコースをお勧めするよ。」
「そのバスはここから出てる。2リラだ。」
「30分置きに来る。」







ありがとう。とお礼を言い、ホテルに戻って3時間の爆睡後、先ほど教えてもらったバス停へ。(スーツケースはまだ届いてないので、相変わらずバールベックから同じ服)







すると、さっきのお兄さんがまた建物から出てきて、 

「バス、今行ったばかりだよ。30分来ない。」
「紅茶かアップルティ飲む?」







そしてこの暑い中、熱いアップルティを頂きました。美味しいわ~。

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しばらくすると、兄さんが、 
「今日、僕は団体の観光客も抱えておらず、このとおり、とても暇なんだ。」
「もしよかったら僕があなたをヒエラポリスへ案内するよ。」
「もちろん、お金はいらないよ。」







バスがなかなか来ず、陽もだいぶ落ちてきたので、

「はい。それではおねがいします。」







 
と、この兄さん(Kさん)と世界遺産を巡ることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅は勘が大事。

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