3年前の夏旅を綴っています。ドイツ→ルクセンブルグ→スイス→リヒテンシュタイン→フランス→モナコ→スペイン→アンドラ→チュニジア→エジプト。
 

 
 
チュニスからエジプトのカイロ経由で、アスワンへフライト。
 
 
チュニスからカイロへのエジプト航空が遅れに遅れましてですね。
 
 
 
 
 
 
 
当初予定では、カイロ2時間の余裕トランジットでしたのに、カイロで降機したらもう、アスワン行きの最終アナウンスが流れてた。
 
 
 
 
 
 
マズイ!!!
 
 
 
 
 
近くにいた現地係員に、アスワン行きのチケットを見せると「急いで!」空港構内を二人で猛ダッシュ。エジプトのアライバルVISAも取得せねばならず、別ブースで支払いもしなくてはならない。
 
 
 
 
 
 
その女性スタッフは、アスワン行きをクローズしないよう搭乗口の地上係員に無線で指示してくれたあと、VISAの支払い窓口に並んでいる大勢の人を押し退けて一番前に横入りさせてくれたうえ、その足でVISA発行窓口にも声がけして、支払いが済んだらすぐにVISAを取得できるよう手筈を整えてくれました。
 
 
 
 
 
そしてVISAをゲット後、二人で再び搭乗口まで猛ダッシュ。笑
 
 
 
 
 
 
いやホントありがたかったです。それにしても地上スタッフって、体力要りますよね。
 
 
 
 
 
 
 
そして無事、飛行機に乗れたのは良かったのですが、、、
 
 
 
 
 
 
ちょっと待てよ?
 
 
 
 
 
 
私たちがこんなに急いでも、もしかして預けてるスーツケース、このアスワン行きに乗ってないんじゃないの?この短時間で積み替えできるとは思えない。
 
 
 
 
 
 
機内で、「チュニジアからのフライトが遅れて急いでこの飛行機に乗ったが、スーツケースも乗ったか確認してもらえますか。」とCAに伝えたところ、
 
 
 
 
 
「No」
 
 
 
 
 
CAは、そんなことまで知りません。
 
 
 
 
 
 
という感じで、アスワン空港に着いたら案の定、ロストバゲッジ。
 
 
 
 
 
 
現時点で、どこにあるか分からないから、また夕方頃、電話して!と軽く言われました。
 
 
 
 
 
 
途上国に入った途端にこれだよ。先進国の旅はホント楽だ。
 
 
 
 
 
 
仕方ないので手ぶらでホテルへ。
 

 

WoW!!!

 

 

 

 

 

 

 

ナイル川。勝手な思い込みで茶色だと思っていました。美しい青色をしているではないですか。

 
 
綺麗だなぁ。。
 
 
 
 
 
そうだ!スーツケースの件をホテルのレセプションに伝えておかなくては。
 
 
 
 
 
 
てっきり私は、航空会社がスーツケースをホテルに届けてくれるもんだと思っていたので、レセプションに「ロストバゲッジしたのですが、このホテルの連絡先を告げてあるので、もし私が部屋にいなかったらスーツケースを部屋に入れておいて!」と伝えたところ、、
 
 
 
 
 
 
「多分、空港まで自分で取りに行かないとならないはずだ。」と。。。
 
 
 
 
 
 
え?マジすか?
 
 
 
 
 
これまで、ロストバゲッジは何度何度もしていましたが、その度に航空会社がホテルまで届けてくれていました。たまたまか?
 
 
 
 
 

レセプショニストに航空会社へ電話してもらったところ、やはり自分で取りに行かなくてはならず、しかも、今日の最終便にも乗らないことが分かった。
 
 
 
 
 
がっくり。
 
 
 
 
 
明日、朝一の便で届くので、空港まで取りに来てくれと。。。
 
 
 
 
 
 
私、明日朝一でアブシンベル神殿へ行こうと思っていたのだけど。
 
 
 
 
 
 
アブシンベルを周るにはまる一日かかる。朝もかなり早い。私は明後日、次の都市へ列車で行く予定なので、明日中にはスーツケースを手元に欲しい。しかしアブシンベルへ行ったら、明日中にスーツケースは取りに行けないだろう。
 
 
 
 
 
 
こりゃアカン。アブシンベル諦めよっ。(わりとすぐに諦める。笑)
 
 
 
 
 
 
次の日は、朝一空港へ。昨日は気付かなかったけど、アスワンハイダム。これのおかげで、エジプトの洪水被害が相当緩和されたのですよね。非常に大きいダムです。
 
 
空港でまた一悶着ありましたけど、無事スーツケースを引き取りホテルに戻りました。さて、今日はアスワンの街をくまなく散策しよう。まずはスーク。
 
 
よくアバヤ(ムスリム女性の宗教服)着てられるなぁ。この日の昼間、48℃。
 
 
でも、乾燥していますので、日陰に入ればいくらかマシですし、私も半袖で居るとじりじり焼けて更に熱いので、ユニクロのスウェットパーカ(長袖綿フード付き)を着てました。
 
 
馬さん、こんなに暑いのに大丈夫なの?ラクダに引かせたほうが良いのでは?
 
 
焼き立てパンが次から次へと運ばれます。
 
 
モスク。入り口がどこか分からなかった。
 
 
スークをあとにし、少し先へ歩いていきます。
 
 
 これはモスク?
 
 
シナゴーグ?
 
 
教会だった。笑
 
 
ミナレットを持ち、外観がシナゴーグで、中は教会。。なんだろな。
 
 
 
 
 
 
それにしても不思議ですね。乾燥しているので汗をかいたそばから蒸発していって、気温48℃の炎天下、日陰ないなかをひたすら歩いていても、あまり暑く感じないのです。東京の夏35℃の方がよっぽど暑いです。
 
 
街中から一時間くらい歩きましたかね?ヌピア博物館に行き着きましたので見学。
 
 
ミイラ。
私、思うのですが、いくら古くて珍しい埋葬方法だからといって、こんなに墓を荒らしていいのか?墓泥棒かつ盗掘だよね?
 
 
エジプトのミイラは、世界中の主な美術館で結構展示されていますが、私は疑問に思っている。ミイラは見世物ではないのではないか?と。
 

 
 
 
 
ここが美術館でしたよ。一見、そのようには見えませんよね。外の庭園も見事でしたよ。
 
 
また、ボチボチ歩いて街中へ戻ります。ファティーマ朝墓地。その向こう側には、未完成のオベリスクがありますよ。
 
 
歩いてスークへ戻ります。
焼き立てほやほやパンが、ここからどんどん出てくる。そして、みんな「そんなに食べれるの?」ってくらい大量に買い、片っ端から売れていく。ヨルダンでも見たなー、こんなとこ。
 
 
買いに来ていた親子。美味しいからと、大量にある中から一つ私にくれました。笑
 
 
焼き上がって30秒も経ってないバン。柔らかくて塩味がちょうどよかったな!
 
 
子供は写真、好きですよね。一眼を下げてるからか、次から次へと「撮って!撮って!」と集まってくる。
 
 
この笑顔、癒されます。歩き過ぎた疲れが一気に飛びます。
 

 
ホテルから見えた気になるモスクへ行ってみました。ミナレット二本。
 
 
サイドから。カッコ良すぎる。
 
 
中には数名の方がお祈りされていました。
 
 
中の人に「日本人ですか?」と聞かれたので、そうだと応えると、日本語で書かれたモスクの説明パンフと、イスラムの教えの書かれた冊子をくれました。
 
 
今や、世界人口の5分の1はイスラム教徒ですからね。モスク好きの私としては、少しイスラム教についても勉強しないとな、、と思っています。
 
 
さて、ホテルに戻ります。アスワンで泊まったホテルはMovenpick。ナイル川の中州にあり、ホテルと街やスークの行き来は必ず船。
 
 
ボートは24H営業で、乗客が集まらなくてもすぐ出してくれるので、不便を感じません。
 
 
3分も乗りませんが、ナイルをのんびり進む渡し船は風通しも良く気持ちいいですよ。
 
 
 
 
 
 
私は、中東やその周辺でのMovenpick宿泊率はとても高いです。日本にはまだ進出してないですよね?
 

 
それなりのホテルですのにリーズナブル。あと雰囲気が好きです。アイスは有名ですよね、味もなかなか。ジェラートではないので、私はほとんど食べないのですが。笑
 
 
私はマリオット会員なので、辺鄙な国や治安が悪いとされる国では融通の効いて警備の屈強なマリオット系列に泊まりますが、Movenpickがあればこちらに泊まります。
 
 
 
 
 
 
一日が終わろうとしています。
 
 
 
夕景が美しいですね。ナイル川も、流れているとは思えないくらい静かです。
 
 
陽射しが強いので、昼間は泳ぐのを躊躇しますが、夕方にはプールでひと泳ぎ。日の入りとともにCloseです。
 
 
48℃の炎天下、今日は本当によく歩き回りました。Tシャツに塩がふいてる。明朝は早いので、明日のホテルで洗濯することにします。
 
 
先ほどのモスクがライトアップされています。花火の音も聞こえてました。ん?大輪が見えないけど、銃声じゃないよね?笑
 
 
 
 明日は列車で別の都市へ移動です。