3年前の夏旅を綴っています。ドイツ→ルクセンブルグ→スイス→リヒテンシュタイン→フランス→モナコ→スペイン→アンドラ→チュニジア→エジプト→ウガンダ。

 

 

 

 

地球最後の桃源郷、ウガンダへ飛びました。

 

 

距離があるのに小型機で、結構時間かかりました。青は空路、オレンジは陸路を表しています。

 
 
泊まったゲストハウスの部屋から見えるビクトリア湖と湿原。分刻みで変わっていく空の色相が豊かです。ウガンダは、ナイル川の源流ともなるアフリカ最大のヴィクトリア湖に面しています。
 
 
昨日までの喧騒が嘘のよう。赤道直下にも関わらず涼しいウガンダ。
 
 
砂の色だったエジプトと違い、この緑が沁みます。この旅で一番癒やされました。
 
 
幻想的な移り変わり。
 
 
上述のようにビクトリア湖はアフリカ大陸で一番大きく、面積でいうと北海道よりちょっと小さいくらい。
 
 
四国や九州は、余裕ですっぽり収まる広さです。
 
 
ほんと美しい湖だった。空の変化も美しい。
 
 
 
今回の宿は、首都のカンパラではなく、ビクトリア湖畔のエンテベに取りました。これ正解。エンテベは湖から離れてますので、この景色を部屋から見ることは叶わない。
 
 
 
国際空港もすぐですしね!
 
 
泊ったゲストハウス。
 
 
わりと最近書いた記事にも載せたのですが、ここのホストマザーがとても素敵な人でした。とても気さくで可愛らしい感じの女性でしてね。

 

 

 

 

 

 

空港まで車で迎えに来てくれて、ゲストハウスへ向かう道すがら、近くにATMないかと確認したところ、

 

 

 

 

 

 

「これから街のスーパーへ行くので、一緒に行きませんか。そこにATMもあるし、何でも売ってるので楽しいわよ」と。

 

 

 

 

 

 

一旦部屋に荷物を置いたあとに、日本で言う大型モールみたいなとこに車で一緒に向かったのですよね。

 

 

 

 

 

 

現地通貨を引き出したあと、「今夜の夕食は何が食べたい?」と聞かれ、一緒に魚や肉を物色。「このスナックは今すごく売れてるのよ」とか、「ウガンダのコーヒーは美味しいのよ」と、説明を受けながら二人でブラブラショッピング。

 

 

 

 

 

 

ほんの数十分前に会ったばかりなのに、まるで昔からの友人。こういうところがアフリカ人の素敵なところよね。

 

 

 

 

 

 

あと、ウガンダの人々は英語が公用語で、綺麗な発音、話し方をするので、すごく楽です。

 

 

 

 

 

 

 
というわけで、これ以外にも色んな人に色々と親切にしてもらい、私の中でウガンダは「Happyをもらえる国」というイメージですよ。
 
 
 
 
 
 
 
部屋に戻って、ひたすらビクトリア湖と変わりゆく空の色を眺めていました。さっきスーパーで買ったビールを飲みながら。
 
 
 
次の日、首都カンパラへ向かいます。
 
 
 
 
 
エンテベの中心部。中心というほど栄えてはおらず、いかにもアフリカの小さい街って感じですかね。
 
 
バスと呼ばれる大型バンが並んでいます。皆さん、それほど裕福ではなく、といいますか、どちらかというとかなり貧国のため、自分で車を持っている人は多くはなく、皆様、安価なバスを利用している感じです。
 
 
首都カンパラへのダイレクトパスが、ここから出るよう。カンパラまで30円です。
 
 
バンで隣りに座った地元ビジネスマンの男性が、あれこれを教えてくれました。オモロイおっちゃんでした。
 
 
首都カンパラに着きました。カオスです。ここ一応、一国の首都中心部の車道なのですけど。
 
 
 
若しくは、車道や歩道という概念はないのか?車道のど真ん中に駐車したり、売り物を並べたりしてるように見えるのは気のせいだろうか。笑
 
 
 
とにかく人が多くて、車もバイクも歩く人も入り乱れ、クラクションが響き渡ってスゴイ。笑
 
 
でも、人は優しくてですね。
 
 
人が多過ぎてぶつかりそうになると、みんなニコッと満面の笑みで優しく「気をつけて!」と声がけしてくれたり、喉乾いたなとキョロキョロしてると「何を探してるの?」と聞いてくれるのですよ。
 
 
 
「ミネラルウォーターが欲しい」と言うと「あそこのパラソルで売ってる」と指差して教えてくれたりとか、なんか親切。人の愛情深さをウガンダ人には感じる。笑顔が素敵で、思わず私も口角上がる。
 
 
ふと空を見上げたら、ちょっと日本では見たことないような大きな鳥が飛んでいて、唖然として口をポカーンと開けて観ていると、「あの鳥はXXっていうんだよ」と、すれ違った人が教えてくれたりですね。どこかノリがいいと言いますか、なんか親切。
 
 
 
 
 
ここに来たのは、次に行く国のビザを取る目的でした。次の国はアライバルでビザを取れないうえ、日本に大使館を置いていないのです。
 
 
 
 
 
申請に行きパスポートとビザ代を払うと、二時間後に戻ってきてと言われました。
 
 
 
 
 
こんなとこでも、おしゃれなカフェ発見。
 
 
ステーキ食べてます。ポテトはあんまり好きではないので、こんなにあるとツライ。
 
 
ここで一時間近く粘りましたが、まだ一時間ある。カフェ出て、クラクションの鳴り止まない街をまたブラブラ。やっとパスポートとビザをゲットしました。
 
 
 
 
 
 
エンテベのあのマッタリに慣れると、都会の喧騒は疲れる。エンテベへ戻りました。
 
 
ビクトリア湖の方へ歩いて行くと、国定公園がありました。
 
 
先ほどカンパラで見たのとはまた違う大きな鳥がいます。
 
 
こんなカラフルな鳥も。日本では見たことない。赤道に近いほど、鳥の色が原色になる気がする。パプアニューギニアやコスタリカ、エクアドルも濃い色の鳥が多かったように思う。
 
 
先ほどの鳥が飛びました。羽を広げると本当に大きくてプテラノドンかと思いました。
 
 
ワッサワッサと迫力ある。
 
 
しばらく散歩。地元の皆様はここまで車で入ってくるのね。あちこちでピクニック。
 
 
ビクトリア湖は海のよう。
 

 
潮の満ち引きこそないですが、わりと波が強いです。
 
 
静かな公園は、鳥のさえずりしか聞こえません。どれくらいいたかなぁ。しばらく森林浴して、
 
 
再びエンテベの中心部へ。道のど真ん中で肉を焼いてる。匂いは美味しそうです。
 
 
これは細かく切って串刺しにするようで、買って食べている人がいたので、「美味しいですか?」と聞いたら、私の分も買ってくれました。泣
 
 
 
レストランバーのような店もありましたが、クローズ。
 
 
ウガンダは完全野生のマウンテンゴリラもいる国で、ツアーなどが多く組まれています。私も当初は見に行きたいと思ってたのですが、
 
 
ウガンダに着いたら、何となく気が変わりましてね。人間の住むところに野生動物が現れたら捕獲するのに、逆は良いのか?
 
 
野生動物の生息しているところに、人間が踏み込むのもどうかと思い始めて、行くのやめました。
 
 
 
 
 
 
売地だ。いくらだろう。ここに家を建てて住むのもありだ。ウガンダは、アフリカ大陸の中で唯一「住めるかも(若干懐疑的)」な国となりました。
 
 
そういえば、こないだのオリンピックの時にウガンダ選手が一時、日本国内で行方不明になりましたね。選手として日本へやって来たにも関わらず、ランキングが変わってオリンピック出場資格がなくなり、自分だけ帰国しなくてはならなくなった。
 
 
 
 
 
ショックだったでしょう。
 
 
 
 
 
何らかの成績を残せば、それなりの賞金もあったでしょうが、その夢は出場さえ叶わず散りました。。そうなったら日本で働いて、母国の家族を助けたいという気持ちは分かります。やはり貧国ですから。
 
 
 
 
 
ウガンダはイギリスの植民地だったのですけどね。私はアフリカに来るたびに思うのですが、ここに限らずEU各国は、それぞれ植民地にしていたアフリカ各国のGDPがEU各国並みになるまで、インフラや雇用援助をあらゆる場面で積極的にする必要があると思いますね。
 
 
 
 
 
 
あと、強奪した物をアフリカ各国へ返す。
 
 
 
 
 
 
ホントとんでもないわEU諸国は。
 
 
 
 
 
 
っとっと、思わず本音が。笑
 
 
 
 
 
 

アフリカ大陸には今のところ55の国があり、私はアフリカの国を44ヶ国巡っています。

 

 

 

 

その中で、ウガンダは5指に入るお気に入りの国なのですよ。

 

 
 
 
 
 
 
さて、明日はまたフライト。残念なプチハプニング発生します。