3年前の夏旅を綴っています。ドイツ→ルクセンブルグ→スイス→リヒテンシュタイン→フランス→モナコ→スペイン→アンドラ→チュニジア。

 

 

 

 

 

バルセロナで散々食い倒れた後、アフリカ大陸チュニジアへ飛びました。

 

 
チュニジアの首都はチュニスという都市です。
 
 
サハラ砂漠の北側に位置する北アフリカの国々は、チュニジア含む全ての国がイスラム教。
 
 
ここまでのヨーロッパとは雰囲気がガラリと変わりますよね!
 
 
人種は所謂アフリカ人ではなく、中東などに多いセム系です。
 
 
チュニジアは、厳格なイスラム法を敷いていませんので、地元女性はヒジャブをしている人もいれば、していない人も。
 
 
また、ローマ帝国やフランスなどに支配されてきているので、キリスト教徒も少なくなく、教会もちらほら点在します。ここはチュニスメインとなるハビブ通りのチュニス大聖堂。
 
 
私の訪ねたときは入場制限をしていて、何故か国を聞かれました。
 
 
日本から来たというと、入っていいよと言われました。断られている観光客グループもいて、不可思議。次の日、理由が分かります。
 
 
ここから西へ向かってすぐのところに、チュニスのメディナ(旧市街)があります。
 
 
密です。
 
 
店の並ぶ道は人混みが多く、自分のペースでは歩けないところも。
 
 
裏道へ抜けると静かで人もいないので、裏を駆使して進みます。
 
 
裏道で見かける一般家庭のドアが可愛くてですね。
 
 
色もさながら、この楔が特徴ですよね。
 
 
モロッコでも、こんな街があったような気がしますが、数は少なかった。
 
 
チュニスのメディナは各家庭、当たり前のようにこのドアです。中東系ムスリムはその昔、玄関のこのドアで家柄や身分を表していたことがあるので、現代に至ってもこだわりが強いのかもしれませんね。
 
 
自分ちのドアの前で店を開く人も。
 
 
メディナで最も古い、オスマン帝国時代に建てられたYoussefモスクです。
 
 
メディナは広いですが、モロッコの迷路のようなものではなく、初めて来てもどこに自分がいるのか把握しやすいメディナです。
 
 
モロッコのハッサンモスクっぽいミナレットがありました。オリーブモスク。メディナでは最大です。
 
 
先ほどから「モロッコっぽい」「モロッコのような」との例えが多いですが、私はモロッコへここより先に訪れているので、モロッコ基準。笑
 
 
 
 
 
 
でももしかしたら、モロッコの方が「チュニジアっぽい」のかも。笑
実際は、先史時代のベルベル人から、紀元前のフェニキア人侵入まで、おおよそ同じような歴史を辿ってます。
 
 
 
 
メディナを抜けると、政府関係の建物が建ち並ぶ広場に出ました。
 
 
国旗がいくつも掲げられていますね。
 
 
よく、こういったシーンを海外で見ますが、日本はこのように国旗を高々といくつも掲揚している場面を見ませんよね。それどころか祭日のみ掲揚し、それ以外の日は降ろしていたり。もっと堂々と毎日これくらい掲揚している場所があってもいいように思いますよ。
 
 
さて、メディナの外周をぐるーりとかなり歩いてメトロ駅に着きました。
 
 
どこからどう見てもトラムなのですが、チュニジアでは「メトロ」と言うそうです。メトロと聞いて私はてっきり地下鉄だと思い込み、すれ違う人に何人も聞きながら、もんのすごい時間を使って地下鉄駅への入り口を探しました。この駅を横目に見ながら。笑
 
 
トラムの最寄り駅からも大分歩いてやっと到着。バルド国立博物館です。
 
 
この美術館の目玉は、世界随一といっても過言ではない、カルタゴ時代のモザイク画。
 
 
この美術館はかなり広いのですが、モザイク画がところ狭しと展示されてます。
 
 
 一般の展示室だけでは飽き足らず、
 
 
広く場所を取れる廊下や階段の壁にまで展示されています。
 
 
ローマ帝国時代の彫刻もチラホラ展示されていますが、やはりここの目玉はカルタゴ時代のモザイク画。
 
 
圧巻です。そして、よくぞこの時代まで遺っていてくれたなという感じ。
 
 
ここはチュニスに来たら外せない美術館です。尚、作品の写真を撮ることができますが、カメラ持ち込みは別料金がかかります。
 
 
 
 
 
 
この美術館は私の訪ねた3年ほど前、過激派の襲撃に遭い、観光客が犠牲になりました。その中には日本人の方もいらっしゃいます。
 
 
かなりの時間をここで過ごしました。日が暮れそうなので、今日はホテルに戻ります。
 
 
 
 
 
 
私の泊まったチュニスのホテルは、レストランに日本語のメニューがありました。それを見て、スープを頼んだらこれが出てきた。あれ?私、グリーンスープを頼んだよね?日本語、読めてるよね?
 
 
アフリカの国の中には、ホテルレストランのメニューがフランス語しかなく、しかもウエイトレスなどもフランス語しか話せなくて、ロシアンルーレット的にオーダーして大失敗するときあります。
 
 
 
 
 
 
そしてはい、お決まりカルボ。たまには地元名物でも食べたらどうなの?
 
 
そうそう。イスラムを国教とする国へ来ると、ホテルの部屋の天井や壁には必ずこの矢印がありますよ。
 
 
聖地メッカがどの方向に位置するかを示しています。この方角に向かって、ムスリムは日に5回、お祈りを捧げます。
 
 
たまたまですが、イスラムの国らしくクレセントムーン。
 
 
さて、明日はチュニスから少しだけ離れた街へ行ってみます。ちょっとしたハプニングも!