3年前の夏旅を綴っています。ドイツ→ルクセンブルグ→スイス→リヒテンシュタイン→フランス→モナコ→スペイン→アンドラ

 

 

 

 

 

 

バルセロナよりバスで3時間、スペインとフランスの国境に位置する小国、アンドラ公国へ参りました。

 

 

アンドラを訪ねたことで、ヨーロッパすべての国、48ヵ国をコンプリートしました。未承認国家を入れると51ヵ国です。(アブハジア、トランスニストリア、ナゴルノ・カラバフ)

 

 

アンドラは、スペイン、フランスに比べて消費税がうんと低く、週末になると両国から買い物客がやってきます。

 

 
消費税は、フランス20%、スペインも軽減税率18~21で、アンドラおよそ5%です。

 

 
本国の消費税が高くとも、アンドラを抱えるスペインやフランス、リヒテンシュタインを抱えるスイスのように、車をちょっと走らせれば消費税1/4でお買い物ができる場所があるなど、日本では考えられないですよね。
 
 
そういえば日本も以前、消費税が5%という時代がありました。それどころか、お若い方はご存知ないかもしれませんが、日本もつい30年余り前まで消費税自体がなかったのですよ。
 
 
消費税導入当時の1989年。今後の少子高齢化を鑑み、社会保障制度の充実を名目に導入された当初が3%、その後、5%、8%、10%と上がってまいりました。
 
 
 
 
 
導入当初は日本もまだバブル絶頂期で、あの頃の勢いのままでしたら消費税も大したことなかったのだけれども、その後バブルが崩壊したにもかかわらず、消費税だけはコンスタントに上がっていった。
 
 
 
 
 
 
そして、消費税が上がるたびに日本のデフレは深刻さを増し、貧困層が増え格差も広がった。
 
 
 
 
 
 
消費税導入の名目となった社会保障は今現在、果たして充実しているのでしょうか。その政策は成功しているだろか。
 
 
 
 
 
 
北欧も税金が高いですが、社会保障の充実度が半端ないので、国民は納得して税金を払っています。日本人は納得してるかな?
 
 
この旅では、何ヶ国かのタックスヘイブンを巡りましたが、それ以前に私はカリブの島国も全てコンプリートしていましてですね。
 
 
 
 
 
 
カリブの島々というのは、独立如何に関わらずほとんどがタックスヘイブン(租税回避地)なのですよね。租税回避はもはや暗黙の了解です。

 
日本は税務署が世界の果てまで追っかけますが、欧米はそうではないのですかね。そして、カリブもそうですが、先日からのこういったヨーロッパのタックスヘイブンを見ていると、つくづくこの世界は欧米人のためにあるんだなと思います。
 
 
日本も、房総半島辺りに日本円そのままで運用できるタックスヘイブン&タックスフリーの国を作っても良いのでは?と思います。
 
 
 
 
 
 
 
でも、日本てそういうことしないのですよね。カジノ誘致くらいで右往左往するくらいですから。
 
 
 
 
 
世界的に見て、カジノを合法としていない国の方が少ないですが、日本でそれをしようとすると一大事になる。
 
 
 
 
 
 
しかも、もはやカジノで稼げないことは世界の共通認識とされるなかで、今更それを採用するか否か揉めるこの時代錯誤な日本の政治家を、私は総入れ替えした方がいいと思っています。
 
 
日本は、バブル崩壊後「失われた〇〇年」などと未だによく表現されていますが、失われているのは政治家の質やいつまでも頭が昭和の企業重鎮たちであって、日本はいくらでも飛躍できるのですよ、若者の頭脳を活かせば。今の日本の若い世代はホント頭いいですから。
 
 
あれ。ところで何だかこの風景、どこかで見たことある。群馬のどこか温泉地。上毛高原だったかな?笑
 
 
この日は珍しく途中、雨に降られました。私はこれまで海外旅行中に雨に降られることがなく、傘を日本から持って行ったことがありません。自分で言うのもおこがましいのですが、超晴れ女と思ってましたので、ちょっとガックリ。
 

さて、アンドラは買い物したい人には天国です。ブランド物から高級家電、アルコール、タバコに至るまで、大きな空港のtax freeを遥かに凌ぐ品揃えです。
 
 
 
 
 
しかし私は、病気なのかと思うくらい物欲なくてですね。そんな私にとってアンドラの印象は、御殿場プレミアムアウトレット。笑
 
 
滞在1時間くらいですが、特段見るとこもなくバルセロナへ戻ることにします。生ハム食べたいし。笑
 
 
このバスの中で隣りに座ったブラジル人と世間話をしていたときのこと、、
 
 
 
 
 
ん?
 
 
 
 
 
 
話そっちのけで彼の目に釘付けとなりました。
 
 
 
 
 
 
どうなってるの?
 
 
 
 
 
 
カラコンなのか?
 
 
 
 
 
 
片方はアドリア海のようなコバルトブルーで、もう片方はエメラルドグリーン。
 
 
 
 
 
よーく確かめる。
 
 
 
 
 
 
見過ぎ。笑
 
 
 
 
 
 
「あなたの目、、」
 
 
 
 
 
 
「あぁ、よく言われるんだ、珍しいでしょ?」
 
 
 
 
 
 
「こんな美しい目の人、初めて見ました」
 
 
 
 
 
 
と思わず口走るほど綺麗だった。
 
 
 
 
 
 
口走ったあと、私は一体何を言ってんだ?と照れ。口説き文句と思われたらどうしよ。笑 しかし、ホント純粋に美しかったですよ、引き込まれそうでした。
 
 
 
モンセラートが見えてきました。そろそろバルセロナに着きます。
 
 
ここまで、ヨーロッパを駆け足で巡りました。小国ばかり残っていたので、ヨーロッパコンプリートのために既訪の大国も久々の再訪でした。
 
 
 
 
 
 
ここまでの東、西、北、南ヨーロッパ、ロシア、コーカサスと上述した未承認3カ国を合わせた51ヵ国中、リタイア後に住んでみたい国はスロベニアとスペイン、アゼルバイジャンの3ヵ国です。これは、世界に範囲を広げてもこの三国なのですよ。
 
 
 
 
 
 
私の海外旅は、リタイアしたらどの国へ住むかを事前に言語、物価、インフラ、人種、住人の雰囲気、治安、自然環境等々すべての国を周って比較したいのと、投資できる国となりうるかを知ることも目的の一つです。
 
 
 
 
 
この旅はまだ続きます。ここからはスローペースでじっくり回ります。明日は次の国へフライト。それまで生ハム三昧です。笑