3年前の夏旅を綴ります。2018年の8月は3週間で13ヵ国(初訪問の国は10ヵ国)を巡っています。この旅で、国連加盟のヨーロッパの国、全てをコンプリートしました。

 

 

 

 

 

 

夏旅は、ドイツのデュッセルドルフから始めました。意外にもドイツは初訪問です。国土が広いので、まとまった休みに各都市を転々としたいと思い、後回しになっていました。

 

 

 

 

 

 

結局、まとまった休みが取れると国を転々とする旅にしてしまい、ちっともドイツへ行く気配がない。笑

 

 

 

 

 

なのでドイツは周遊を諦め、先ずは1都市のみ行くことにしました。

 

 

 

 

 

 

なぜ数ある都市からデュッセルドルフを選んだかといいますと、次の国へ列車で移動しやすい位置だったからです。それだけです。

 

 

 

 

 

 

あと、日本からのフライトが安かったかな。日本の出入はトルコ航空です。トルコを中心に広範囲かつ細かく主要都市を網羅しているので、個人的には非常に便利です。

 

 

 

 

 

 

 

トルコのイスタンブル経由でデュッセルドルフの国際空港に着いて、列車に乗りデュッセルドルフ中央駅へ向かいます。そして、ホテルまで歩く道すがら、

 

 

 

 

 

 

あぁ、西欧だな。

 

 
普通に西欧だな。
 
 
しかしなんでこう、、西欧はどこへ行っても風景が同じなんだろか?笑
 
 
私は20代の頃、ヨーロッパ好きでしたので何かと行ったことのない西欧の都市を転々としました。
 
 
 
 
 
 
しかしあるとき、ふと思ったのですよね。
 
 
 
 
 
 
なんか、、、、西欧ってどこへ行っても見た目、同じやな。
 
 
 
 
 
 
綺麗なのですよ?美しいのですけど、それからピタッと西欧旅が止まったのです(つまり飽きた。笑)
 
 
 
 
 
 
その後、中央アジア、東南アジアに目覚めました。
 
 
 
 
 
さて、ホテルに着き荷物を置いて、散歩へ出ます。
 
 
特段、これといってデュッセルドルフについて調べておらず、どこへ行くともなく歩いていると、日本語の看板が並ぶ地域に辿り着きました。一つの店の中を覗いてみると誰もいない。まだオープンしていないよう。
 
 
 
 
 
そこへ、ベビーカーを押した女性が、
 
 
 
 
 
 
「こんにちは!」
 
 
 
 
 
 
おっと、日本語だ。。
 
 
 
 
 
「今日は5時からopenなんですよ。」「今日、リニューアルオープンなんです。」
 
 
 
 
 
その女性はデュッセルドルフに住んでまだ5ヶ月なのだそう。脱サラした旦那さんに着いてきてこの店をリニューアルし、言葉も全然わからないまま、この子をこっちで産んだんです!と仰ってました。
 
 
 
 
 
 
「脱サラして、いきなりデュッセルドルフへ来たのですか?」「で、こっちで産んだの?」
 
 
 
 
 
と聞くと、
 
 
 
 
 
「旦那のお義父さんが50歳のときに、やはり脱サラし、縁もゆかりもないデュッセルドルフにいきなり来て、ここにラーメン店を構えたんです。」「その時、お義父さん、ラーメンを作るのも初めてだったらしいですよ、普通の会社員だったので。」「でもお義父さんも歳で、店じまいする話になって。。」
 
 
 
 
 
「そしたら私の夫が、日本の会社を辞めて継ぐことにしたんです!」「出産は不安でしたけど、デュッセルドルフは日本人が多いと聞いたので、思い切って来ました!」
 
 
 
 
 
なんかサラッと仰いますけどコレ、結構すごい話ですよね。
 
 
 
 
 
いろんな人がいますよね。
 
 
 
 
 
また後で来ますー!と言って更に歩きます。
 
 
教会。
 
 
シンプルビューティな感じでしょうか。ドイツの作り出すものは、どれを取っても機能的なイメージがあります。もちろんデザインも素敵なのですが余計なものがない。そこは日本と似てますよね。
 
 
更に歩くと、ライン川に行き着きました。そこに、ギター片手に歌うストリートミュージシャン。よく見るとAsian。よく聴くと、、、
 
 
日本語やないですか!笑
 
 
 
 
 
歌い終わったあと、声をかけました。
 
 
 
 
 
彼は、上海からずっと西へ陸路で旅して来たとのこと。
 
 
 
 
 
「アジアで歌を歌っても誰も相手にしてくれないし小銭も稼げないけど、西欧まで来ると皆、€を紙幣で投げ銭してくれる。」「やっぱお金持ちの国はいいですよねー。」「東南アジアやインド、中東は本当にツラかった。直ぐに抜けてきた。」と。。
 
 
私の勝手な思い込みで、東アジアからヨーロッパ目がけて陸路で旅するようなバックパッカーの日本人は、東南アジアや南アジアを好むイメージがあり、特にタイやインドで沈没するのは常かと思っていました。笑
 
 
私の唯一のバックパッカーの友人も、香港を出発し西へ向かい一年で世界一周するはずが、一年経ってもまだタイに居たと言っていました。
 
 
バックパッカーの方のブログを読んでいても、やはり日本からユーラシア大陸へ渡り旅を始めると、道中、タイやインドから抜けられない方が多いように思われ、東南アジアやインドがキツかった。というバックパッカーに初めて会いましたかね。笑
 
 
あ。ジェラート屋だ。笑
 
 
レモンとグレープフルーツの2種乗せ4€。
 
 
ドイツは、食事がイマイチなイメージですけど、パンは美味しそうです。
 
 
それにしても、とにかくあちこちで日本人を見かけます。観光客ではなく、住んでるだろうと思われる日本人ばかり。
 
 
 
帰国してから知ったのですが、デュッセルドルフはヨーロッパでパリ、ロンドンに継ぐ三番目に日本人在住者の多い都市なのですね。
 
 
戦後の発展とともに、日本企業が挙ってデュッセルドルフにヨーロッパ支社を置いたようで、駐在者が多く、その人たち向けに日本人の経営する店も増えたようですね。日本人村もあったようですよ。
 
 
 
 
 
 
もしかして、あの女性に出会ったあの辺りが日本人村だったのか?笑
 
 
 
 
 
 
さて、デュッセルドルフは一泊のみで、明日は列車で次の国へ移動です。